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今の仕事は私の「適職」かもしれないが……

ライターは今までの人生で一番私に合っている「適職」かもしれない。

正社員、パート、アルバイトなどの仕事は、1つを除けばどこも人間関係が劣悪だった。そこにいる人が次々と病み、自殺者が出た職場さえあった。

しかし、この仕事を始めてからはそのような嫌なことがほとんどなく、やりがいや楽しさすら感じているのだから驚くしかない。

そんな仕事は生まれて初めてなので、最初は戸惑った。しかし、2年半続けていてもその状態が変わらないどころか、ますます面白みが増しているのだ。

それを鑑みると、多分ライターという仕事は自分の適職なんだろうと思い始めている。だから、本当はもっと仕事の幅を広げたい気持ちもあるが、一方で後述するいろいろな事情がそれを許さない状況もあり、色々なジレンマで悩ましい思いをしている。

もともとこの仕事は、一生必要となる持病の医療費を確保するために始めたものだ。そういう意味では必要に駆られて始めたことなのだが、自分でも意外なほどやりがいや楽しさを感じている。この年でそんな仕事に巡り合えるなんて夢のような話だ。

とはいえ、近いうちに高齢の親の面倒を見ることがほぼ決まっている中、仕事の幅を広げることは難しいのも事実だ。また、自分自身にも一生病院のお世話になる病気があるので、あまり無理はできない。

そんな状況で仕事を増やすのは危険だ。仕事を抱えすぎたあげく、「できませんでした」ではすまされない。そんなことをしたら信用を失い、せっかく頂いている仕事もなくなってしまう。そのような事態は絶対に避けたいところだ。

というわけで……この仕事を始めてからというもの、もっとステップアップしたいという気持ちと、自らの健康状態や自分を取り巻く環境とのバランスを取るのに苦慮している。

でも、どんなに楽しくやりがいがあっても、健康を蔑ろにすれば仕事どころではなくなる。それに、親が要介護になった時、おそらくこの仕事は私にとって最大の息抜きとなるだろう。そう考えると、今後も仕事量を抑えつつ、無理なく長くやっていく方を選んだ方がよさそうだ。まだ欲や迷いはあるけれど。


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