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アニメ感想/恋愛・青春

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ラブコメ、学園ものなどのアニメの感想です
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記事一覧

[アニメ感想] ハイキュー!!:ひたすら面白いバレーの試合を見ているようなアニメ

高校男子バレーボール部を舞台にした物語。 宮城県が主な舞台となる。 主人公の日向は自分と同じように小柄ながら、エースとして春高バレーで活躍する選手に憧れて、その人がいた烏野高校に入学する。 そこで、中学時代のライバル、孤高の天才セッター 影山と運命の再会をする…。 日向はバレーに対する情熱は人一倍持っている少年なんだけど、中学時代にはバレー部に恵まれず、ほぼ独学でやってきた中、一度だけ出場した公式試合で、当時から頭角を現していた影山を前に惨敗するという悔しい経験を持つ。

[アニメ感想] ようこそ実力至上主義の教室へ:表と裏がありまくりな高校生たちの潰し合い群像劇

≪ネタバレはありません≫ 超実力主義の架空の高校を舞台とした群像劇。 まず入学時に生徒たちは成績によってA~Dクラスまでにわけられて、様々な課題で常に競争をさせられ、条件を満たさなければ即退学、残ったもののみが卒業できる…という成績によるデスゲームみたいなことをしているお話である。 主人公の綾小路 清隆は入学時Dクラスに振り分けられる。 それは成績的には一番下のクラスで問題児の多いクラスである。 綾小路は終始やる気がない雰囲気で争いを好まず、一歩下がってクラスを観察し

[アニメ感想] その着せ替え人形は恋をする:コスプレしたいギャルと雛人形一筋の職人気質の真面目男が出会ったら?

雛人形店の息子 五条くんは、少年のころに雛人形の魅力に取りつかれて人形一筋で友達も作らず恋もせずで高校生になった。 そんなある日、家のミシンが壊れてしまったので、学校のミシンでこっそり雛人形の服を縫っていると、そこへクラスメイトの陽キャ ギャル喜多川 海夢が突然入って来る。 彼女は推しキャラのコスプレがどうしてもしたいのだけど、自分ではどうにも衣装が作れず、コソコソ家庭科室で試行錯誤をしていたのだ。 そんなこんなでミシンが使えるというだけで、五条くんは喜多川さんのコスプ

[アニメ感想] 色づく世界の明日から:高校生の祖母と自分を取り戻すヒントを探す

物語の始まりは2078年の日本。近未来なんだけども、少しの魔法が存在する私たちの世界とはちょっと違う世界である。 だから、SFってより、ファンタジーなのである。 主人公の月白 瞳美は、2078年で高校2年生。魔法使いの家系に生まれたが、魔法を嫌っている。 彼女は魔法使いとしてもひとりの女の子としてもいろいろ問題をかかえていて、それを解決するため、祖母によって60年前に送られる。 60年前、つまり 2018年に辿りついた瞳美は、その時代に高校生をしていた祖母の家を訪ねる。そ

[アニメ感想] おとなりに銀河:宇宙発のラブコメだけど家族の物語でもある

癒し系のラブコメなのかと思い気楽な気持ちで見始めたら、全く違うところにロックオンしてしまった…。 主人公の久我 一郎は、父親を亡くし、23歳で幼い妹と弟を育てている。母親はいない。 彼は漫画家であり、父の残したアパートのオーナーでもある。 そこへ漫画のアシスタントとして、五色 しおりがやってくる。彼女は腕がよく、しかも美女である…。 で、これだけで物語は成立しそうなんだけど、これはSFなのである。 詳しくは見てのお楽しみ…ということで、軽く説明すると、SF的な理由で久我

[アニメ感想] わたしの幸せな結婚:虐げられてきた私が幸せになっていいのでしょうか

ごく限られた人に異能が存在する世界。 舞台としては、日本の明治~大正時代という感じかな。 主人公の美世は異能者の家系に生まれたものの、異能を持たなかったために、まるで使用人のように扱われ虐待も受けて育った。 そんな彼女が年頃になった際、冷酷で無慈悲だと噂される名家 久堂に政略結婚のために婚約者候補になったと言われ家を追い出されてしまう。 恐る恐る久堂家に向かうが、思ってたの違って美世は優しく迎え入れれるのだった。 『異能』という設定がなくても充分に成立しそうな物語なん

[アニメ感想] 白聖女と黒牧師:むずがゆい…ほのぼのラブコメファンタジー

架空世界と言っても、たぶん18世紀くらいのヨーロッパの感じにちょこっと妖精や精霊などのファンタジー足した感じ。 とある田舎町の教会で暮す、聖女様と牧師様のお話。 聖女と言っても、彼女はセシリアという普通の女の子で、牧師ローレンスにぞっこんラブな可愛い女の子。 一方の牧師 ローレンスは真面目で真っすぐな青年なんだけど、超鈍感でセシリアの丸出しな気持ちになかなか気が付かない…という設定。 この超ド級の天然二人が繰り出すほのぼのエピソードに毎回悶絶するような気持ちで見るってや

[アニメ感想] ドメスティックな彼女:ありえない設定だけど人物描写がやたらとリアルなラブコメ

主人公(♂)の恋愛対象となる女性が、父親の再婚相手の娘で同居を始める系のやつです。 ちなみに、タイトルの「ドメスティック」は「家庭内の」という意味で、DVの話ではない。 「家庭内の彼女」と言っても、家の中に可愛い女の子が二人いてエロい事ばっかするようなお話とは違うんですよ。 思いのほかエグいのです。 結構なドロ沼劇なので、そういうのがお好きな人にはお勧めです。 このお話の感想を書くにあたって登場人物の立ち位置を書かないといけなくて、物語の初期設定をこの下に書きます。 設定

[アニメ感想] 通霊姫:古代中国で繰り広げられるすれ違い恋愛ありの心霊バトル…

中国宮廷が舞台の、ファンタジー要素満載なすれ違い恋愛もの…大好物です。 ヒロインの千雲兮(せんうき)は、宰相の娘でありながら、訳あって幼い頃から山奥で暮していた。 なのだが、朝廷の息子との政略結婚を拒んだ妹の身代わりとして、有無を言わさず宮廷に入ることになってしまう。 結婚相手の夜王もひねくれた性格で千雲兮を受け入れず、お互いいがみ合って関係は悪化する一方…。 ヒロインの千雲兮が山育ちで何やら修行などしていたようで、普通のお姫様とかなり違っているため、徐々に夜王も「な

[アニメ感想] 俺の心のヤバイやつ:ヤバめの主人公にかなり萌える…

主人公の市川くんは、陰キャで内向的な中学生。 同級生を殺害するという妄想をしちゃう中二病なのだ。 と言っても、サイコパスなフリしてるだけで、実際の彼は自分に自信がなくて対人恐怖症的なところのある、臆病で優しい少年だったりして。 そんな市川くんがかわいくてしょうがない…ってゆう物語… ……ではないのか?? ヒロインの山田杏奈はモデルをしてるくらいの長身の美少女でクラスの人気者マドンナ的な存在。 なんだけど、すごい天然で大雑把で大食い…という女の子。 そんな彼女は、学校の

[アニメ感想] 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない:女の子たちの抱える悩みが怪奇現象となって現れる

主人公の高校生 梓川咲太は、ある日、同じ高校の先輩で女優もしている桜島麻衣がバニーガールの恰好で図書館にいるのを目撃してしまう。 咲太以外の人に先輩の姿が見えていないことがわかり、彼はこれがとある症候群のせいなのでは…と考える。 思春期症候群。 思春期に「姿が見えなくなる」「人格が入れ替わる」「身体に傷ができる」などのオカルト現象に巻き込まれることを言う。 その現象は、発症している本人の精神的問題に由来することが多くて、それが解消されると改善される。 それらが咲太の

[アニメ感想] 虫かぶり姫:本にしか興味のない侯爵令嬢が初めて人に目を向け始めると…

物語の舞台は中世ヨーロッパ風の貴族階級。 架空の世界でファンタジーっぽいけど魔法とかは出て来ない。 主人公のエリアーナは本にしか興味のない令嬢で、かなりの変わり者。 ある日、王国の第一位継承者クリストファー王太子から、「王室図書館を自由に使っていい。本を読む時間を与えるから自分と婚約してほしい」と言われる。 どうせ婚約者を決める面倒から逃れるためのカモフラージュとして本にしか興味のない自分が選ばれたのだろう…と思うが、本が読める誘惑に勝てず、この婚約を受け入れる。 そ

[アニメ感想] 好きな子がめがねを忘れた:小村くんがヒーってなるたび、私もヒーってなる

中学生の小村くんは、隣の席の三重さんに恋をしている。 三重さんは極度に目が悪いのだけど、頻繁に眼鏡を忘れる天然のドジっ子で、その度に小村くんが世話を焼くことになり、二人は徐々に仲良しになっていく。 たぶん、普段の私なら見ない感じのアニメなんだけど、舞台が高円寺や吉祥寺ということで、猛烈に馴染みのある場所であるため見始めた。 そしたら意外とハマったよね。 高円寺が舞台ってもしかして原作にはないのかな。 このアニメーションを制作したGoHandsの東京スタジオが高円寺にある

[アニメ感想] ぼっち・ざ・ろっく:極度のコミュ障のぼっちちゃんがギターでヒーローになる!

極度の人見知り…いわゆるコミュ障の主人公 後藤ひとり(ぼっちちゃん)は陰キャでもギターでスターになれると知り、中学からギターを始める。 だが人前で演奏するのはおろか、バンドを組むための友人作りができずに、自宅でひとりギターのカバー演奏を動画サイトにアップしていた。 で、ギターヒーローという名で公開している動画がそれがそれなりに有名となっている。 そんな事情は周りには知られないままに彼女は高校生になるが、相変わらずの人見知りっぷりで、何とか向こうから声をかけてもらおうとギタ