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「CODA~あいのうた」手話でつづられる家族愛と青春の旅立ちの映画

耳が聴こえない親を持つ、聴こえる子どものことを「コーダ(CODA)」と呼びます。これは、Children of   Deaf   Adults   の頭文字をとった言葉であり、日本には2万2千人ほどいると推測されています。

この映画「CODA~あいのうた」は、アメリカの小さな海の町で、両親と兄の4人家族の中で、ひとりだけ耳が聞こえる高校生の女の子ルビーが主役の物語です。「歌手になりたい」というルビーの夢の行方は・・・家族愛と青春の旅立ちを爽やかに描いた映画だと感動的な映画です。

全編を流れる素敵な音楽と、手話をとおした巧みな感情表現を織り交ぜて、音のない世界というものを描き出し、見る人に愛と勇気を与えてくれます。

「わたしたち」とか「人」という意味か知らん。よくわからないけど。


この映画の、両親と兄役のキャストは3人とも、聴覚障害があるプロの俳優として活躍されており、演技も手話も本当に上手い。シアン・ヘダー監督自身も、耳の聴こえない人の役は耳の聴こえない俳優に演じてもらいたいと自らも手話を学んで演出したといいます。
そして、主役のを演じるエミリア・ジョーンズですが、彼女は健聴者ですがもう本当にびっくりするくらい手話が上手い。もちろん、歌も演技も上手いという、才能あふれる2002年生まれの20歳の女優さんです。


そんなこの映画にかける監督と俳優の本物のエナジー効果が、観客の心をとらえて離さない名作を生んだのだと思います。

実は、正直に言うと、この映画は、アメリカの映画なので、手話もアメリカ式で、日本式の手話を学んでいるものとしては、よく読み取れなかったのですが、でも、手話のスピードと間合いが絶妙で、思わず「なんで、そんなに上手いの!」と唸ってしまいました。

「社会福祉士」「行政書士」のダブルライセンスをうたっている奥脇行政書士事務所では、ご希望があれば、ご相談のときから手話通訳をつけて対応いたします。まだまだ、未熟な手話通訳ではありすが、エミリア・ジョーンズも言っているように、「手話は素敵なコミュニケーション手段、それに、とても美しい言語だと思います」

お役に立てたら、こんなに嬉しいことはありません。
どうぞ、お気軽にお問合せください。

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