- ともだち -

晴れ渡った空が広がる休日
お天道さまが顔をのぞかせる 気持ちのいい日だ
今日はどこ行こっかなと 考えていたら
あ！おともだちのみさとちゃんに会いに行こ

そう思い立って お散歩へ出かけた
都会のど真ん中にある 憩いの場の近くだっけな
森の息吹を感じ 自然の移ろいゆく姿を見ながら
のんびり歩いてゆくと
線路沿いにある 小さいなお店にたどり着いた

「こんにちは 元気だった？」と声をかけると
思わず笑みがこぼれた だって久しぶりの再会なんだもん
お昼どきだからか 彩り豊かなお鍋がいっぱい
蓋を開けたら どんな食べ物が出てくるのかな

光が差し込む空間で
お野菜たっぷり食べられるなんて
嬉しいに決まっている

ほんわか気分で寛ぎ ちょっと落ち着いた頃
やっぱりお決まりの恋愛話になっちゃった
「ねえ 最近はどうなの？」と言われて
ちょっと恥ずかしかった
だってさ、恋することは楽しいんだけど

なんかうまくいっていない気がして
でもいいんだ これがほみかのまっすぐな恋だから
あの人がなんて想っているかわからないけど

自分の気持ちは変わらない つまり好きってことだよね
「ほみちゃん！大丈夫。きっと想いは伝わるよ」
そう伝えてくれるおともだちがいて
とても嬉しかった 心から励まされた

みさとちゃんにまた会いに来よう
今度はあの人と一緒に
お店でお野菜たっぷりの
お弁当を作ってもらって

仲良く公園の芝生で野遊びしたいな
うちらだけのお気に入りの場所を見つけて
かけがえのない時間を過ごしたい
あゝもっと寄り添えたいと願う とある休日の昼下がり

- 花飾り -

見るだけで一目惚れする 可憐で美しい花
咲き誇る姿に 思わず見とれてしまう
まるで愛おしく思う あの人のように

花って素敵だ こんなに心を奪われるなんて
でもその美しさは儚くて やがて枯れてしまう
もっと永く 華やかな装いが続けばいいのに
一途な恋で終わらせたくない

おともだちのひびきちゃんが言った
「咲く花も枯れゆく花も、輝く場所があるよ」
そう 綺麗な花だけが全てなんかじゃない
水々しさが失われても 色褪せてしまっても
ずっと心に咲いてるよ 自分だけの花が

生け花、切り花、花束
いろんな種類があるけれど
人のように 見た目も魅力も違う
それぞれの良さがある 輝ける場所がある

わたしには、どんな花がお似合いかなあ
見てるだけで 麗しさや清らかさを感じる
たとえ一輪の花でも きっと自分に勇気を与えてくれる
そんな花に出会いたい 人生に華を咲かせたい

想いを寄せる君に 贈るとしたら
どんな花がいいだろう
ちょっぴり渡すのは照れちゃうけど
恋を咲かせるにはぴったりなんだ

受け取ってほしい この気持ちを
振り向いてほしい さあこっち向いて
あゝなんて花って素敵なんだ
たとえ散ってしまっても
君への恋心は忘れない いつまでも
春夏秋冬の季節 旬の花は変わっても
君を見続けていたい 何度も何度も