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Cirの詩

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最近の自分の詩をまとめています。
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記事一覧

【詩】幼い頃に

【詩】幼い頃に

ベランダで
外を眺めながら
風を感じていた

いくつもの雲が
通り過ぎていた

さみしさも何度か
通り過ぎていた

あっ、ママー!
って手を振った

____

以下、この詩の背景となったエピソードと
工夫した点についてお話します😊

【詩】スーパーマン(過去作)

【詩】スーパーマン(過去作)

ぼくはただのおっさん
仕事から帰ると
華麗に変身する

息子を肩に乗せ
ジェットコースターに変身!
部屋中を飛び回る

息子
大爆笑

飛行機にも変身!
スーパーマンにも変身!

息子
大爆笑

からだはヘトヘト
でもその笑顔のためなら
空の果てまでひとっとびさ!

その時に見せた
君の目の輝き

いつか君は
こんな毎日の大騒ぎも
パパがスーパーマンだったことも
きれいさっぱり忘れるだろう

でも

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【詩】世界ってのは(過去作)

【詩】世界ってのは(過去作)

知識人やら、有識者やら

世界はとても複雑で

難しいって言うけどさ

俺に言わせりゃ

世界ってのは単純明快だよ

君と君以外しかないんだから

_______

* このページのタイトルの書き方と画像を変えました。

以下、この詩の背景となったエピソードと、工夫した点についてお話します。

【詩】恋心

【詩】恋心

空を見上げていたら

顔が浮かんだから

目を逸らした

【詩】めぐり合い

【詩】めぐり合い

風が運んで来たのだろうか

種をまいた覚えのない
美しい花々が
庭に咲いている

運命の巡り合わせだろうか

前触れもなく現れた
素敵なあなたと
共に暮らしている

【詩】集合場所で

【詩】集合場所で

こっちを見つけて
人目を気にせずに
大きく手を振る君

すごく嬉しいのに
少し恥ずかしくて
小さく手を振った

【詩】ブルー

【詩】ブルー

空が青すぎて
青みがかっている
白いはずの
開いたカーテン
白いはずの
部屋の壁
白いはずの
ベッドシーツ
それとも
そう見えるのは
君がいないからかな

【詩】異性の友達

【詩】異性の友達

本当はね

好きじゃないんだ

あの子のことを

君が嬉しそうに話すの

【詩】集めっこ

【詩】集めっこ

晴れた空から
はらはらと落ちる
桜の花びら
帰りの小学生らが
帽子でキャッチしようと
キャッキャと
はしゃぎ回っている

【詩】散桜

【詩】散桜

散りゆく桜の
花びらの細道を
静かに歩きながら
その先を眺めている
木の下で待っている
その上向いた横顔を

【詩】赤ちゃん(過去作)

【詩】赤ちゃん(過去作)

寝ているわが子の
やさしい顔

隣で寝そべって
頬に口づけすると
横顔に降り注ぐ星

夜明けの地平線が歪み
未来への異空間が開く

遠くで遊び回る獣
未来の裸足の子供
預言を追いかけ、踊れば

全てを滅する時間へと
散りばめられていく私たち

【詩】旅

【詩】旅

あなたへと
旅をしている
夜明けのような
その瞳に
見えた
開かれゆく
幾つもの宇宙の中
心たちが
芽生え、咲き誇り、
傷つき、癒えていった
私たちの
一千兆年の旅

【詩】負けた日

【詩】負けた日

リーダーとして
気丈に振舞っていたから
見せたくなかったのだろう
君は背を向けていたけど
斜めからは見えていたよ
顎から落ちていた
一粒の涙

【詩】もう一度

【詩】もう一度

バスに乗って
席についたとたん
結露を手で拭いた
さっきしたばかりだけど
君にもう一度
バイバイしたくて