現場から見る家づくりの理想
“一般的に大工は家の完成を見れないらしい。最後の仕上げは他の業者がやるから。“
モノづくりが好きで大工になって、現場で1番汗水流して働いて、でも1番達成感を感じるであろう完成の瞬間はもうその現場にいない…。
そんな言葉をネットで見つけました。
でもそれは、いい家づくりの一つの目安でもあります。
完成間近にいろんな職人さんがごったがえす現場は管理にも問題があり、いろいろな手直しも当然発生しやすい。
綺麗な仕事をした職人さんは、ありがとうという時にはいなくなっている。
ちょっと寂しいけれども、職人さんのプライドが感じられる瞬間なんだと思います。
なので工事中はできるだけ差し入れついでに、声をおかけするのが良いですね。
職人さんも人なのでお施主さんの顔が見えるとやはり頑張ろうと思います。
建売りと注文住宅の違いってここにあります。作る人と使う人の繋がり。
家を買う、家を作る。その大きな違いは心の部分の有無ではないでしょうか?
姿は見えなくても、心は残る。そんな家づくりをしていきたいです。
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