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小説『カエルの楽園』(著)百田尚樹 新潮社


 面白かったです〜!
情景などの表現は少ないですが、
ストーリーが面白くて
夢中になれます。





 もともとわたしはカエルが大好きなんです。



カエルを集めています


 カエルを『気持ち悪い!嫌い!』という方も多いですが、
わたしは、両生類(カエル)の
目と目が離れているお顔がなんとも愛らしい、
と思っております。



 主人もカエルに似ています。
カエルコレクションのひとつです。
あまり需要のないカエル顔です。
ライバル少なめです!
(いや、ライバルはほとんどいない・・・)




 付き合い始めたころに、
当時彼氏だった主人を
友人たちに会わせましたが
「かっこいい人だね!」
とは誰も言いませんでした笑
「どうしたの?」
言われたのを覚えています。
なんだ、このカエル顔・・・
と思っていたのかもしれません。
あれからうん十年たち、
月日が経ちましたが
主人のカエル顔は健在です。



①映画のような

 
 主人公はアマガエルソクラテスです。
弱肉強食という
当たり前だけど
当たり前ではない日常を冒険する
映画のようなストーリーです。
弱肉強食がどれだけ残酷で悲劇なのか、
思い知らされます。


 ある春の日に
平和だったアマガエルの国
凶悪なダルマガエルがやってきて、
ソクラテスの仲間たちが
毎日飲み込まれるようになって、
ストーリーは動き出します。


②人間にあてはまる


 読んでいて、
これはカエルの話なのか、
人間の話なのか、
分からなくなってくる時があります。
争う、ということ
疑う、ということ
戦う、ということ
純粋な気持ちをもつもの、
ずる賢いもの、
なぜ人は戦争を起こすのでしょうか?



③愚かさとは


 はたから冷静に見ていると、
なんと愚かな考えで
愚かなことをしているのだ

と思うところもあります。
でも、そんな愚かなことを
わたしたちはしていないのかな?
と、ふと自分にそして世の中に
置き換えられるようなところも
あります。


 カエルがたくさん登場しますが、
一匹一匹の個性がとっても面白いです。
いるいるそういうやつ、
と想像もしやすいですし、
夢中で読めてしまうと思います。




気になった方は是非読んでみてくださいね〜。

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