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子供への虐待はなぜ起きる?

いつもはお金の事をテーマにしていますが、今回はテーマを変え、虐待について書いていこうと思います。
このテーマは前々から書こうと思っていましたが、とても難しい問題ですし、私自身もつい怒鳴ってしまったり、手を出してしまったこともあったので、人に発信するのに値する者なのか躊躇してきました。
しかし、虐待は身近に起きる可能性もあり、気がついたら手を上げていたり、感情に歯止めが効かない状態に陥る事は誰にでもあり得ると感じ、執筆に至りました。
専門家ではありませんので、あくまでも私自身の考えとなりますが、ご理解の上お読みいただければと思います。 



虐待をしてしまう人の心理

人を傷つけてしまう行為は許されることではありませんが、そういった行為に至るまでには、何らかのストレスや不安、プレッシャーがかかっているのではと思っています。

・初めての育児への不安やストレス
・パートナーへのストレス
・金銭面でのストレス
・生活環境でのストレス
・仕事でのストレス

他にも要因はあると思いますが、上記のようなストレスが重なって感情の行き場を失い、その矛先が1番弱い子供へと向かうのではないでしょうか。


育児への不安やストレス

育児と言うのは可愛いと言うだけではなく、自立できるようになるまで親の手が必要となります。
特に女性は子供と接している時間が長く、家事をしながらの育児は大変です。それに加え夫の食事の準備も加われば、更に自分の時間なんて無くなります。
どこに行くにも子供を連れて行かなければいけませんし、子供も徐々に意思表示をし始め、親の思うようには動いてくれません。その為、親の行動範囲や自由時間は奪われ、ストレスは徐々に積もっていきます。
シングルマザーの方なら、その負担やストレスは計り知れないでしょう。

また、初めての子育ての場合、ちゃんと育てなきゃ!と言う思いが強くなり、自分では正しいことを教えてあげているつもりでも、厳しさが増して
過度に接するようになってしまう事もあるのではないでしょうか。


パートナーへのストレス

子供が無事に生まれたものの、育児に非協力的な男性もいます。仕事で疲れている、面倒、どう接していいのか分からない等。
また、育児のみならず、苦手なのか面倒くさいのか家事もされない男性もおります。
いずれにしてもこう言ったパートナーを持つ女性の負担は大きくなり、家庭内の空気も悪くなりやすいです。
その結果、神経が過敏になり、子供の些細な言動でもキリキリ、イライラしてしまいます。

また、子供が前夫の子供と言う場合もあります。
この場合、他人の子供と言う事になりますので、愛情が湧きにくい、子供が好きではないと言う男性もいるかもしれません。
更に、女性が子供と接する時間が長くなる事で、男性側が嫉妬心を抱いて虐待してしまう事もあるようです。いつまでも女性に甘えていたいと言う男性もいると言う事です。


金銭面でのストレス  

金銭面でのストレスは言うまでもなく、お金に余裕がなくなれば、心に余裕がなくなるのは当然です。子供が生まれればそれなりに費用はかかります。
また、妻が育児休暇中は収入は夫に頼るしかありませんので、家計が苦しくなる事も物価高の今は尚更あるでしょう。
欲しい物が買えない、食べたい物が食べれないジレンマはストレスそのものです。
そんな中、子供が泣いてばかりいたらカッとなる
事は大いにあり得ます。

夫がお酒やギャンブル好きで金銭感覚が麻痺しているパートナーもトラブルの元になります。
夫婦間でのストレスが子供へ向かってしまうケースもあるはずです。


生活環境でのストレス

今は核家族化が進んでいますが、親と同居しているご家庭もあります。親とは言え、やはり気は使うもの。常に監視されていたり、嫁姑間がうまくいかない場合もあります。
夫が仲を取り持ってくれればまだ良いですが、そうではない場合、やはりストレス度は高くなる事でしょう。
その状態から虐待へ至る可能性は低そうではありますが、あまり良い環境とは言えません。
自分の家ではないので、子供の事でご近所に迷惑がかかれば、親にも迷惑をかけてしまう事になり、やはり気は使う事でしょう。


仕事でのストレス

仕事でのストレスは誰にでもあることでしょう。
しかし、時間やノルマに追われたり、深夜までの残業は疲労やストレスが溜まるもの。たまの休みもゆっくりしたいけれど、子供がいる事でゆっくり出来ない!なんて思っている男性も多いのではないでしょうか。

また、社内では良い人を演じ、言いたい事も控えてしまうタイプは自分の中に悩みを抱えがちです。そんな事するような人には見えなかったと、よくニュースで見ますが、大人しい方ほどストレスを溜め込んでいるものです。
自宅でしか素の自分を出せる場がないのでしょうが、ストレスが強ければ強いほど、妻や子供への当たりは強くなりがちです。
真面目で神経質、几帳面な方はこう言った状態に落ち入りやすいので、注意が必要です。


虐待は防止できるのか

虐待は、してしまっている、又はしそうになっている本人がブレーキをかけるか、パートナーを含む本人以外の人が止めるしかありません。
しかし、暴力や暴言などの怒りの矛先を向ける虐待は、警察以外は誰にも止められない事と思います。身の危険を感じたら児童相談所や警察にすぐ連絡した方が良いです。
また、強い立場の人間が弱い立場の人間にいたずらを犯す虐待も最近浮き彫りになっています。
周りに相談出来る環境作り、大人が見守れる社会作りが必要です。 
 
パートナーがいる場合は、日頃から良好な関係を作れるように出来るのがベストです。
長い間一緒にいると難しい場合もありますが、何でも相談出来る相手がいると言うのは、精神的に落ち着きます。
聞いてもらうだけで落ち着く友人や知人を頼りにするのも良いでしょう。

金銭面や仕事での悩みはすぐ解決出来るものではありません。でも、その辛い状況を1人で抱え込まず、人に話しをする事で心の負担が減る事もあります。まずは思いきって言葉に出してみましょう。

育児は自分とは違う人間と向き合っていくので、思い通りにいかないのは当然です。育児に正解はありませんし、性格は子供によって違います。
ありのままを受け入れると言うのは我が子でも難しい方もいらっしゃるかもしれませんが、その子にとって親は1人しかいません。
多忙に働き、心にゆとりを作りにくい現代社会で
常に子供と笑顔で向き合うのは困難です。
頑張り過ぎて自分の心をすり減らすより、頑張っている自分を受け入れてあげましょう。


最後に

一般人の私が長々と偉そうに書いてしまいましたが、虐待は100%大人の無責任な行動です。
子供の脳にも影響を与え、将来の可能性を奪ってしまう事もあります。
自分の都合で弱い子供に、自分の弱さをぶつけているように感じます。
とは言え、自分の感情をコントロールするのはとても難しいです。
一つ言える事は子供と同じように素直な心を忘れないようにする事でしょうか。
かっこつける必要はありません。ごめんなさいやありがとう!が素直に言え、泣いたり笑ったり出来る子供の頃と同じ自分をどこかに持っていれたら良いのではと思います。
ただただ子供は純粋なだけです。





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