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心が疲れたときに読みたい写真集3選

仕事がうまくいかなかったり、人との関係に悩まされたり、心が疲れてしまうときは誰にだってあるものです。そんなとき、ふと私が読みたくなるのが自然や動物のフォトブックです。

今回は、これまで私が読んできたフォトブックのなかから、個人的に「これは心がほぐれたなあ」と感じた本を、3冊ご紹介したいと思います。

まずは風景もの。ナショナル ジオグラフィック編著『美しい光』と題した一冊です。

そのタイトルが表すように、「美しい光あふれる、世界の風景」を一冊にまとめたものです。光とはこんなにも多様かつ美しい姿で、私たちに降り注いでいるのだなと実感させてくれる本です。

紹介されているのは、世界の絶景としても有名なウユニ塩湖(ボリビア)の夜明けをはじめとした、全81景。

冬の朝に空を見上げると、雲ひとつない青い空に心を打たれることがあります。本書もまた、ながめているだけで自然浴をしているような気分になれる一冊です。

動物ものも一冊。平林美紀さんの「たのしいまきば」です

本書は、牧場での撮影をライフワークとする、まきば系カメラマンの平林さんが、15年にわたって撮影してきた写真のなかから〝動物達のかわいらしい姿や幸せそうな表情、美しい風景など「楽しい」と感じられるようなシーン〟を集めた本で、とにかく癒されます。

登場するのは、ヒツジ、ミニブタ、ロバ、ヤギ、ウサギ、アルパカ、アヒル、ウシ、モルモット、など。「よくぞこんな瞬間をとらえたなあ」という名ショットがたくさんあって、楽しめます。

最後にご紹介するのは、しあわせ動物写真家の福田幸広さんによる「うさぎ島」です。


この島、日本の瀬戸内海に実際にある島です。約700匹の野性うさぎが暮らしており、島の大きさは周囲約4キロ。本書ではじめて知ったのですが、国内外から年間10万人以上の人が訪れるうさぎファンの聖地だそうです。

「まったり」「いちゃいちゃ」「こうさぎデビュー」「かくれんぼ」など、ちょっとしたストーリー仕立てになっているのも、うさぎのキュートさを引き立てています。実際に会いに行けるというのも面白いですね。

このnoteを書きながら思ったのですが、本を読むことは、「自分の心に、休み時間」をあげることでもあるのではないでしょうか。

自分が携わる業界の本や、仕事に役立つ本を読むのは良いことです。でもときには、抱えている悩みをいったん棚に置いて、お気に入りの本でも読んで、頭をまっ白にしてみる。それだけで、心の疲れもほぐれやすくなるように思います。一週間、お疲れ様でした。良い週末をおすごしください。

2016年12月2日のアメーバブログからの再録記事です。

最後まで読んでくださりありがとうございました。


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