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ひとりコンテンツ会議

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映画・ドラマ・演劇・小説などについて書いたnoteをまとめたマガジンです。
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#レビュー

King Gnuの新曲『カメレオン』の歌詞を考察してみたら、常田さんの懐の深さに頭を抱え…

『カメレオン』はまるで短編小説優れた歌詞は短編小説のようだと思う。King Gnuの新曲『カメレ…

私にとっての「生きるための抗体」は。 【KingGnuツアー『CEREMONY』ファイナル@幕張…

2020年12月6日、様々な制約のなかでリスクと闘いながら回ってきたKingGnuツアー『CEREMONY』の…

音楽と映像の総合芸術決定版を見た【KingGnu『三文小説』】

KingGnuの新曲『三文小説』、先行配信後にMVが公開された。 とんでもない愛の物語だった。 映…

ままならなさによって空いた穴を埋めてもらうことを、逃避とは呼びたくない。【宇佐見…

推しという存在は、代り映えしない日常にちょっとした潤いを与えてくれる。 SNSの更新に飛びつ…

わからないことを面白がる、という作品の味わい方【映画『走れ、絶望に追いつかれない…

※本noteでは映画『走れ、絶望に追いつかれない速さで』について書いていますが、ほぼネタバレ…

慈しみが連れて来る景色【映画『ロマンスドール』】

これは純愛の物話だ。 PG-12だろうがダッチワイフの話だろうが、関係ない。 誰が何と言おうと…

儚ければ儚いほどそれは完璧な青春だ。【映画『溺れるナイフ』】

ジョージ朝倉原作、小松菜奈・菅田将暉主演の映画『溺れるナイフ』は、「神さん」が棲むと言われ神聖化された海のそばの町「浮雲」を舞台に、十代の若者の剥き出しで危うい恋と衝動を描いた作品だ。 伝説的少女コミックの実写映画化、神がかっていると言われたキャスティング、これが商業長編映画デビューとなる新鋭・山戸結希監督の撮る映像美と、話題性には事欠かなかった本作を観て、私が一番に感じたのは「違和感」だった。何故なのか。このレビューでは私が感じた「違和感」の正体を紐解いて、違和感を感じな

大事なことを見落としてはならない。 【映画『永い言い訳』】

夫婦なんてもの、始まりから終わりまで、そのほとんどが日常のために存在する。 日常のなかで…