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羊文学

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羊文学のライブレポート、ディスクレビュー
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羊文学『12hugs(like butterflies)』を聴いて。

羊文学『12hugs(like butterflies)』を聴いて。

とあるインタビューに目を通したとき、バンドの作詞作曲のほとんど(すべて)を担当しているVo&Gt 塩塚モエカ氏的には「産みの苦しみ」を今回のアルバム制作では味わった…ような感じがしたが、バンドを取り巻く状況が目まぐるしく変化しているなかで、こんなにも自然体で自分らしさを表現できるって、天才じゃないかと思う。

TVアニメ『呪術廻戦』のED曲「more than wards」の輝きはさることながら、

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2023年のマイベストソング

2023年のマイベストソング

2023年のマイベストソングは、昨年リリースされた曲だけではなく「昨年の印象的だった音楽トピックス」を軸に選曲した個人的なものです。
流行りの曲を追っかけることに一生懸命だった10代と比べ、音楽の聴き方はかなり変わりました。

・Ub(You bet on it) / GRAPEVINE
・more than words / 羊文学
・紫陽花 / 椿屋四重奏
・LOVE ROCKETS / The

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【12月の日記⑨】音楽レビュー:「生活」羊文学 を聴いて

【12月の日記⑨】音楽レビュー:「生活」羊文学 を聴いて

12月26日に配信リリースされた羊文学の新曲「生活」。

Vo&Gt 塩塚モエカ氏によると「20代のはじめごろ しばらく曲が書けない時期があって その後に完成した曲」とある。

この曲は、例えば「マヨイガ」や「光るとき」のような、ピカピカにかがやく強いメッセージが込められている曲ではない。完全なる心情吐露である。ただ、人間的に、まだまだ未熟なところがいっぱいある年代だからこそ書けた歌詞と儚いメロデ

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【日記】2021/12/4 羊文学「まほうがつかえる2021」Billboard Live YOKOHAMA(1st stage)

【日記】2021/12/4 羊文学「まほうがつかえる2021」Billboard Live YOKOHAMA(1st stage)

羊文学が持つ神聖さ。それはこのバンドの曲を聴くとき、そしてライブを観ているときに強く感じられる要素だと思うのですが、そういう意味では今回のビルボード公演「まほうがつかえる2021」は、”神聖さ”というバンドの本質的部分の深いところまで触れることができた、貴重なライブだったんじゃないかなと思いました。

会場がジャズクラブということもあって、普段ライブハウスでのライブとは趣を変え、セトリもかなり練ら

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【日記】2021/09/24 『羊文学Tour2021"Hidden Place"』(配信)

【日記】2021/09/24 『羊文学Tour2021"Hidden Place"』(配信)

9月24日、USEN STUDIO COASTで開催された『羊文学 Tour2021"Hidden Place"』のツアーファイナルを配信で観ました。

昨年8月のメジャーデビューし、同年12月に発売されたアルバム『POWERS』をひっさげた東名阪を回るツアーは、本来ならば今年の1月から2月にかけて開催される予定だったが、緊急事態宣言の発令により、約7ヶ月遅れでの開催に。しかし、ツアーが延期になっ

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