人智学医療〜子どもが発熱した時

「人智学的医療の考え方」

お子さんが風邪などを引いて、高熱を出した時、
一晩や二晩くらいの高熱ならば、薬は飲ませず(命に関わる場合は別ですが)、子どもの汗を拭きとり、暖かくさせて、水分補給をし、ゆっくり寝させておきましょう。発熱というのは、免疫力がウィルスや菌など、身体に不要な物と戦っている証拠です。意味があって、発熱しているのです。解熱剤で熱を下げてしまうということは本来、とても不自然なことで子どもの免疫力を低下させてしまうばかりか、薬というのは常に副作用が伴います。

人間の免疫力は使ってこそ、なんぼです。
普段、子ども達が規則正しい生活をし、バランスの取れた食事と適度な運動をし、その季節に合わせたきちんとした服装をしているならば、ちゃんと私たちには免疫力というものが備わっているものなのです。
その免疫力を試す時が、外から侵入して来たウィルス菌と戦う時です。戦うことによって、免疫力はさらにアップします。シュタイナーは「免疫力をどんどん使いましょう!」と言っています。
子どもは、高熱を出して、それが引くと、精神的にも身体的にも成長します。高熱を乗り越えることで、精神的に一回り大きくなって帰って来ます。
ここでお約束ですが、
「1日発熱したら、その後、2日間身体を休ませる」
「2日間発熱したら、その後、4日間身体を休ませる」 
と発熱した期間の倍の期間を家で休養・回復させるというのが人智学的医療の考え方です。

現代の忙しい私たちの生活スタイルの中で、お子さん達に薬を飲ませないで休養させるというのはとても大変なことですが、このようなことを少しでも頭の隅っこに置いておいて下されば幸いです。



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