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人間ドックで要精密検査通知を受けて不安になったが、起こり得るシナリオの確率を調べたら落ち着いた話

1.はじめに

少し迷いましたが、誰かの参考になればと思い、この記事を書くことにしました。これはあくまで個人的な経験に基づいたものです。人間ドックで意外な結果を受けたことから、私がどのように健康管理に対する新たな試みを始めたかを書きます。運動習慣の確立、食生活の見直し、定期的な健康チェックに至るまで、私の経験が皆さんの役に立てば幸いです。

2.要精密検査・治療の通知を受け取る

毎年人間ドックを受けているのですが、今年は「要精密検査・治療」の通知をもらいました。甲状腺左葉に結節があるということで、その2日後に甲状腺関連が得意な病院を受診し、甲状腺に嚢胞(中に液体がたまった袋状のもの)がある事が分かりました。経過観察が必要との診断を受け、3ヶ月後に再び受診しました。その形状およびあまり大きくなっていないので大丈夫とのこと。もし大きくなれば、中の液体を吸引する必要があるかもしれません。

以前、原発事故があったときに少し甲状腺の事を調べたこともあり、最初はそんなに心配していませんでした。しかし、万が一の場合もあるので、段々と不安な気持ちになり、余命があと何年とか言われたらどうしようかなと思いましたが、それぞれのケースがどのくらいの確率で起こるかを知ると、このぐらいの確率のリスクなら、ということで変に安心した次第です。不安な気持ちになっても、私の場合、すすきので遊んで暮らそうとか、そういう気持ちにはならず、まさかの場合は研究のアイデアを書き残して、インターネット上に公開しておこうとかそういう事を考えました。仕事柄でしょうか、言葉であれこれ説明されるより、具体的な数字や、数字でなくても何か具体的な証拠を示されると、僕は納得できるのです。良い機会なので自分の健康について考え直すことにしました。仕事を理由にさぼりがちだった運動(特に有酸素運動)を必要経費とみなし、時間を確保して行うようにし、さらにはいつも指摘されるLDLコレステロール値の改善のために、栄養士の指導を受けることにしました。

3.運動習慣は必要経費

1週間の平均で1日当たり少なくとも1時間の運動を目標にしました。運動習慣を持たない人にとって、継続的な運動を始めるのは大変かもしれませんが、体を動かす事は好きなので、行う必要があれば、喜んでやります。逆に、例えばジョギングをやり過ぎて怪我をすることもあり得ます。上手くコントロールし、複数の種目(自転車、ハイキング、スキー、筋トレなど)を組み合わせ、なるべく同じ所に負担がかからないようにし、怪我を避けながらスポーツを楽しみたいと思っています。学生時代にやっていた柔道も再び始めたら良いのかもしれませんね。

4.栄養指導

さらに甲状腺を見てもらった病院で栄養士による栄養指導を受けました。目標はLDLコレステロールの削減。主治医から先々のことを考えれば対処しておいた方が良いでしょうと言われたので、はじめることにしました。そのために一番大事なのは飽和脂肪酸を減らすこと。だいたいシュークリーム、アイスクリームなど濃厚な味わいの食べ物が好きなので値が高くなるのは当たり前なので、ここをなんとかしなければなりません。3ヶ月後に「改善されていませんね」と言われるのは嫌だったので、1週間分の食事をアプリに記録し、タンパク質、脂質、炭水化物、ナトリウムを算出したものを印刷し持参しました。言われそうなこと、例えば、肉よりも魚を多く摂るようにし(少なくとも3食のうち2食は魚に)、乳脂肪を抑えるために低脂肪ヨーグルトや低脂肪乳に切り替えました。ついでに食事だけでなく筋トレよりも有酸素運動の頻度を増やす(HDLコレステロール値を増やすのが狙い)などの変更をし、さらに足りない点を指摘してもらうことにしました。

牛乳の代わりに豆乳を使用することについて聞かれましたが、私にとっては問題ありません。特に見落としていたのは、牛乳から作られるホエイプロテインに含まれる飽和脂肪酸でした。大豆プロテインはどうですかといわれたけど、筋肥大にはホエイプロテインのほうが効くというのは筋トレ界で知られた常識。私、毎日150g~200g近くタンパク質とっていて、そのうち60g~80gはプロテインパウダーからとっています。

しかし、飽和脂肪酸は減らすべきだし、どうしようかと思い、家に帰ってからいつも購入しているマイプロテインのサイトで各製品の栄養成分を比べたところ、少しだけ値段が高いけど、1食当たりの0.1g飽和脂肪酸(今飲んでいるものは1.3g)に抑えたプロテイン含有比率90%のピュアホエイプロテインがあったので、これを飲むことにしました。まあ、これで大丈夫でしょう。

5.現状の把握

定期的に自分の体の現状を把握するために、体組成計をメルカリで中古で購入しました。前通っていたジムにはInbody社の業務用体組成計があり、色々測定が出来て気に入っていました。家庭用は基本的項目だけ計測するけど、業務用と同じく、年齢、性別、人種による統計処理に依存しないで測定結果を出すので、平均から外れがちな私にとってはありがたい体組成計です。アプリと連携できるので、いちいち測定結果を入力する必要もないし、体重、体脂肪率、骨格筋量、BMI、内臓脂肪レベルを測定し、結果からグラフまで作ってくれます。この体組成計で測定したスタート時の体脂肪率は15.7%です。きつめの筋トレで骨格筋量の減少をなるべく抑え、体脂肪率をなるべく落として行くつもりです。あとは献血に行き血液の数値を確認するつもりです。

6.少し現れ始めた効果

このような生活を続けてから3週間が経ちました。久しぶりに会った方から痩せましたねと言われました。最近1週間は停滞していましたが、体脂肪率が再び徐々に減少し始めています。ジョギングするとき体が重たく感じる状態はもうやめにしたいと思っています。


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