Croquetteギター機材研究

ギターを100本買うまでの記録です。 Amazonのアソシエイトとして、Croque…

Croquetteギター機材研究

ギターを100本買うまでの記録です。 Amazonのアソシエイトとして、Croquetteギター機材研究は適格販売により収入を得ています。

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ギター100本買ってみる

このnoteを書き始めてまもなく3年が経つので、改めてこのnoteを書きはじめたきっかけについて書きたい。 コロナ禍が始まる前、自分が持っていたギターは実家に置いてあるものも含めて10本に満たない程度だった。当時は何かと忙しく、ギターにはほとんど触れない生活を送っており、それ以上ギターを増やすことは考えていなかった。 一本目のギター購入2020年に入りコロナウィルスの蔓延で色々予定のキャンセルが続き、家で過ごす時間が増えてギターを弾くようになった。しばらくそのような生活が

    • 初めてのメルカリでのギター購入

      #メルカリでみつけたもの というテーマで募集が行われていたので、せっかくなので初めてメルカリでギターを購入した際のことを少し書きたい。 コロナ禍になって「とりあえずギターを100本買ってみよう」と思いついたものの、当時は気軽に楽器屋に足を運べるようなムードではなかった。それまでは実物を見ずに楽器を買うなど考えたこともなかったが、ステイホームの時間を早く充実させたいという気持ちからネットでギターを買うという意向を固め、楽器探しを始めた。 そのような状況で見つけたのが自分の生

      • 79年製Greco EG800 その2

        「美品」として売られていたGreco EG800だが、改めて分解してみると結構汚れている。ピックガードの下やブリッジ周辺など普段手入れがしにくい部分は特に汚れていた。 ポリ塗装の耐久性はすごく、ワックスでしばらく磨いたら何事もなかったかのように綺麗になった。汚れはすごかったが傷や打痕は少なく、そういう意味では確かに美品かもしれない。 ネックは調整されていたのか、全然問題のない状態だった。元のフレットの高さがどれくらいだったのかわからないが、凹凸が全然ないことを考えるとすり

        • メイプル指板ストラト探しの旅

          色々なストラトタイプのギターを弾いてきて、自分はメイプル指板が好きだということに気がついた。特にフロントピックアップにシングルコイルを搭載したギターのサウンドが好きだ。まだまだ自信を持って言えるほどではないが、以前に比べれば少しずつメイプル指板ストラトの美味しい部分を出すための音作り、弾き方がわかってきたような感覚もあり、メイプル指板ストラトに惹かれている。 少し前に「Suhr V63+(ML)を3つのストラトタイプのギターに載せてみて音を比較する」という実験をした。この実

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          ギターのハイ起きについて

          SNS上で「ハイ起き」がトレンドワードになっていた。 発端はギターバイヤー増田さんの方のポストのようだ。 ネックのハイフレット部分が起き上がるような形で反ってしまう「ハイ起き」は一般的にはネガティブに捉えられることが多いコンディションで、自分自身も多くのギターでこの現象に悩まされてきた。酷い場合は音の詰まりや演奏性の低下が生じてしまう。トラスロッドの調整だけで解消することが難しいので、すり合わせが必要になり今まで何本ものギターを擦り合わせに出したり自分で擦り合わせて調整し

          ギターのハイ起きについて

          最終的にフレットと指板の手入れはフレットバター+αがベターかもしれない

          フレット磨きと指板掃除は、見た目的にも機能的にも簡単で失敗のリスクが少なくそれでいて効果的なギターリペア作業の一つだ。自分もジャンクギター再生をする際にはほぼ必ずやっているし、ギターリペア/メンテナンスの第一歩としてまずおすすめしたい作業だ。 自分の場合は、まず指板をマスキングテープで覆ってコンパウンドを使ってフレットを磨いた後に、マスキングテープを取り除いて指板をオレンジオイル等で掃除・保湿する(ローズウッドの場合)という流れで作業している。それで大きな問題はないのだが、

          最終的にフレットと指板の手入れはフレットバター+αがベターかもしれない

          79年製Greco EG800 その1

          長年試したいと思っていたギターの一つ、70年代末のGrecoを購入した。 今まで色々な年代のGrecoを試してきたが、70年代末から80年代のGrecoは近年値段が高騰していてなかなか手を出せずにいた。今回購入したEG-800も安くはなかったのだが、コンディションは悪くなさそうだったので思い切って購入してみることにした。 説明では「美品」とのことだったが、実物をよく見てみると色々汚れており、ポット類も固着して回らないような状況だったので弾き始める前にメンテナンスをする必要

          79年製Greco EG800 その1

          ギターリペア初心者のジャンクギター再生 三年目

          二年目の記録はこちら 趣味のギター修理も四年目に突入した。この一年は生活環境の変化によってギターをいじれる時間が減ってしまったが、その中でも色々新しいチャレンジがあった。 初めてのリフレットこの一年で最も大きなチャレンジはリフレットだった。 元々リフレットに挑戦しようと思っていたわけではなかったが、オークションで購入して届いたギターのネックの反りがあまりにひどく、一年以上放置した上で重い腰を上げて指板修正とリフレットに挑戦した。 フレットの打ち込みはなかなか苦戦の連続

          ギターリペア初心者のジャンクギター再生 三年目

          [ギターレビュー]Ibanez AM93QM

          以前友人からGibsonのCS-356を借りたのをきっかけに、コンパクトなセミアコが欲しいと思うようになった。335は良いギターだが、少し重すぎるのに加えてボディが大きいため、長時間抱えて弾いていると身体が疲れてしまう。その点、356は軽くてコンパクトなので長時間弾いていても全然疲れないのが良かった。 色々悩んだ後、以前購入したAS93FMが良かったこともあってIbanezのAM93QMというセミアコを購入した。IbanezのセミアコにはASシリーズとAMシリーズがあり、A

          [ギターレビュー]Ibanez AM93QM

          PLAYTECH レスポールタイプのクリーニング

          メンテナンスの練習用に中古のPlayTechのレスポールタイプのギターを購入した。 PLAYTECHのギターは結構時期によってスペックが変わるようで、2024年3月現在発売されているレスポールタイプのモデルはデタッチャブルネックだが、おそらく10年程度前に販売されたと思われるこの個体はセットネックだった。 指板も、現行のモデルはローズウッドのようだが、このモデルはおそらくテックウッドが使われているように見える。少し前に借りていたSELDERの指板にとてもよく似ている。

          PLAYTECH レスポールタイプのクリーニング

          Ariaのレスポール用ハードケース CG-100LP

          オークションやフリマでギターを買うと、そこそこの値段のギターでもケースが付属していないことがそこそこある。自宅で管理する上では湿気のことを考えると、なるべくハードケースかセミハードケースで管理しておきたい。あと、なぜかギターはハードケースに入っていると二割くらいカッコよくて見える。 なので、良さそうなケースを見つけたら買って試す、というのを続けている。 最近入手したAriaのCG-100LPはAria Pro IIなどでお馴染みの荒井貿易が発売していたレスポール用のハード

          Ariaのレスポール用ハードケース CG-100LP

          ナットの削りすぎを防止するGrooBar

          一年前に初めてナット交換を行なって以来、かなり気軽にナットの溝の調整を行えるようになった。 いざとなれば交換できる、という自信ができたというのもあるが、それ以上に溝の削りすぎを防止するGrooBarに対する信頼が要因としては大きい。 GrooBarはただの金属の板で、ナットの溝を削る際にこの板をナットの横に置くことによって、狙った以上に溝を深く削ってしまうのを防ぐというシンプルなアイテムだ。シンプルだが効果は絶大で、正しい厚みの板を選ぶところだけは慎重にやる必要があるが、

          ナットの削りすぎを防止するGrooBar

          ギターの弦が切れにくくなるやつ

          ギターを弾いていて一番嫌な瞬間は弦が切れる瞬間だ。切れた弦が身体に当たると痛いし、ライブ中に切れてしまうのも困る。ある程度劣化が進み交換の時期に差し掛かった弦が切れるならまだ良いが、交換後そこまで劣化してない状態で弦が切れると損をしたような気分にもなる。 自分の場合、ピッキングフォームを修正してからは演奏中に弦が切れることはほとんどなくなった。弦が切れるのは専らチューニング時だ。調べてみると、ナットやブリッジの滑りが悪いとその摩擦で弦にストレスがかかり切れやすくなってしまう

          ギターの弦が切れにくくなるやつ

          Mooer Prime P2 3ヶ月レビュー

          昨年MooerのPrime P2を購入してから約3ヶ月が経った。何度かセッションに持ち出して使い勝手が見えてきたのでレビューしたい。 サウンドは満足Prime P2にはアンプシミュレーターやキャビネットシミュレーターの機能も用意されているが、自分がセッションで使う際にはこれらの機能はOFFにしてエフェクターの機能だけを使っている。 参加しているのは主にブルース系のセッションで、使っているのはコンプ・オーバードライブ・イコライザー・リバーブの4つだ。 サウンドにはとても満

          Mooer Prime P2 3ヶ月レビュー

          [ケースレビュー]Ibanez IGB541

          以前から頭を悩ませているギターケース探しの旅だが、セッション参加などのために家外にギターを持ち出す機会が増えたことで、より重要性が高まってきた。保護力は高いに越したことはないが、重かったり嵩張ったりすると邪魔だし疲れる。そして、気にしすぎかもしれないがハイエンドギターのロゴが入ったケースも、逆に盗難で狙われそうで怖い。そんなわけで都合の良いギグバッグを引き続き探している。 最近ギターの持ち運びではIbanezのIGB541というケースを使用している。部類としてはソフトケース

          [ケースレビュー]Ibanez IGB541

          アレによく似たTokai Love Rock

          ギターを始めたばかりの頃、GibsonからB'zの松本さんのシグネチャーモデルが発売されるというニュースに衝撃を受けたのを覚えている。最初のキャナリーイエローのシグネチャーモデルも印象的だったが、その次に発売されたキルテッドメイプルトップのTak Burstかなり印象に残るギターだった。 ところで、今までGrecoのギターをたくさん弾いてきたが、そろそろTokaiのLove Rockも試してみたいと思い、時々フリマアプリやオークションを覗いていた。そんな中で見つけたのがこの

          アレによく似たTokai Love Rock