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「比べる」という幻想。

トップの花の画像は、胡瓜草(きゅうりぐさ)。noteのクリエイターでもいらっしゃる写真家、akihiroさんの作品です。
こちらを見上げる笑顔のような、小さな花に一目惚れ。akihiroさんの許可を得て、掲載させていただきました。
忘れな草に似た印象の花ですが、花のサイズはもっとずっと小さくて、咲いた状態で直径2ミリ程。米粒よりはるかに小さいサイズ……といえば、イメージができるでしょうか。

珍しい花というわけではないのですが、本当に小さい小さい花ですので、よほど道端の花に関心のある方でないと、目にとまる機会の少ない花です。春の花ですが、秋にも咲くことが報告されていて、akihiroさんは、その秋の小さな開花を素敵な写真におさめてくださった……というわけです(秋というよりは冬ですねえ。撮影日が12月14日ですから。静岡の温暖な地域にお住まいとはいえ、暖冬、ですね)。

写真におさめられたその開花に、もうちょこっと近づいてみました。

みえますか?青い花びらの真ん中に、小さな小さなニコちゃんマーク!

プロフィールにもあるように、わたしは小さな虫や花の世界が大好きです。
何かを好きであることに理屈などいりませんが、あえていうなら、この小さな花の笑顔が、それを代弁してくれるような氣持ちになりました。

人知れず、天を仰いでにっこり微笑むこの花をみて、「自分はこの花より優れている」とか「偉大である」と、思う人がいるのでしょうか。
もちろんどう感じるかは人それぞれ。「花より自分のほうが当然偉大である」と感じる方がいらしても、それはそれでよいのです。
でも、わたしにはこの花が、「優劣」とか「大小」とか──「比べることのできる価値観」が実は幻想に過ぎないことを、声にならない小さな声で伝えてくれている氣がするのです。

道端に、米粒よりももっと小さな青い花が咲いている。空を見上げて、微笑むように咲いている──。
それ以上でも、それ以下でもない静かな営みが、どんなに美しく、どんなに尊いか。
わたしも咲いている。空を見上げながらにっこりと咲いている。他の何かより優れているわけでもなく、他の何かより劣っているわけでもない。ただありのままに咲いている。

akihiroさん、その瞬間を切りとってくだり、ありがとう。
何かを切りとって人に伝えるのは、応援歌だとよく思います。
ひとりで抱えているだけでは、ときに不安になる……大切な価値観。誰かが切りとって届けてくれることで、それを再確認できる。確信できる。じゅわっと心に沁みて、大切なエネルギーになる。

akihiroさんのように素敵な写真を撮ることはできませんが、わたしはわたしの方法で、「わたしの胡瓜草」を……みなさんに届けられたら嬉しいと思っています。
比べるという価値観を、極力極力そぎ落とした言葉で。大きくも小さくもない、ただありのままの言葉で。
胡瓜草の笑顔のような、素直さに満ちた、幸せな言葉で……!


かわいいニコちゃんマークの胡瓜草の記事はこちら。お花の笑顔にあらためて会いたい方は、ぜひぽちっと訪れてみてください。↓↓↓

akihiroさんのクリエイターページです。温かい目線で自然をみつめた美しい写真と文章が、毎日のように届けられます。ぜひ訪問して、他のお花や風景もご堪能くださいね!↓↓↓


追記
こちらの記事に、二週連続でコングラボードが届きました。
スキをお届けくださったみなさま、そしてakihiroさん、本当にありがとうございました!↓↓↓


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