世界の人に聞いてみた

世界のいろんな国の人たちと会話して聞いた話をnoteにまとめておく。多様な文化の人たち…

世界の人に聞いてみた

世界のいろんな国の人たちと会話して聞いた話をnoteにまとめておく。多様な文化の人たちから話を聞いて、幅広い世界観を理解したい。そうすることで最終的には「自分がどういう人間か」を理解したい。最近まで8年間ドイツに在住、アラフィフ男性。使っている写真は全て自分で撮影したもの。

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ドイツの村の春

日本はすっかり春本番の季節になって、僕の家の近所でも新緑がまぶしく、色鮮やかな花が元気に存在を主張している。 そんな季節ということで、今回の投稿はむかしドイツに住んでいたときに、春を探しに山あいの村へ家族で行った時の写真を何枚か。 山あいの村の春この当時、冬の間はコロナがずっと猛威を振るっていた。そのため、お店やレストランは、スーパーとかの日用品を売るお店以外はずーっと閉鎖。その期間は半年間くらいだったかな。 その長くて暗い冬を経て、ようやく春になって気温が上昇。それと

    • 国民の心の根底にあるメンタリティーは?

      むかし、家族で冬休みにモロッコ旅行へ行った。モロッコは北アフリカに位置していて、サハラ砂漠の近くにある国。 その際に機会を見つけて現地の人と話をして、モロッコ人がどんなメンタリティーなのか聞いてみた。 旅行前からの僕の理解だと、モロッコ人はアラブ文化(砂漠の民の文化)がベースになっている。砂漠は生活環境がとても厳しく、どこの誰が行き交うか分からない土地柄だから、人々は一般的に外部の人や見知らぬ人に対して警戒心が強いとされている。一方で、仲間・味方にはとても情が厚い、とも。

      • あなたはどんな会話を好む人ですか?

        みなさん、日常で家族や職場の人などと、いろんな話題について会話しているでしょう。 その話題というものは、無限にある話題の中から、あなた自身が自分の意思をもって選び出しているもの。 ただし。「意思を持って話題を選び出している」とは言っても、現実に話題の選び方というものは、その人の育った文化によって大きく影響を受けるもの。 では具体的に、文化からどんな影響を受けているのか? 今回はそんな話題を。 ロシア人の違和感僕がドイツで働いていた当時、日ごろから仕事でとてもお世話に

        • ドイツの馬車

          今回も写真中心の簡単な投稿で。 日本だと観光地で人力車が観光案内しているのを見ることがある。例えば、京都。他にも東京都の浅草、神奈川県の鎌倉など。 僕がむかし住んでいたドイツでは、それに近い存在が「馬車」と言って差し支えないだろうか。 街の中心部には馬車ドイツの街は中心部に広場が配置されていることが多く、そんな広場ではよく馬車がみられる。 広場から馬車に乗って、人々はツアーで街を周遊する。 ドイツだけではなく、ヨーロッパでは全般に馬車が見られるのかな。オーストリアで

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        • 写真
          6本
        • 旅先で聞いた話
          23本
        • 社会派ネタの話
          27本
        • ほとばしる愛
          6本
        • いい感じの話
          34本
        • 〇〇文化のまとめ
          34本

        記事

          アンペルマンを知ってますか

          今回は写真中心の簡単な投稿。 さて、下の写真はエコバッグ。この真ん中にデザインされている緑色の歩いている人は「アンペルマン」と呼ばれるキャラクター。 このキャラクターをみなさんご存じでしょうか。 キャラクターという表現が適しているのか分からないけど・・・、この人は、今はもう存在していない社会主義国家の「東ドイツ」の中で使われていた歩行者用信号機で「青信号」を表すための表示だった。 信号機はこちら。 ↓ シルクハットのような帽子をかぶっていて、ちょっとふっくらしている

          アンペルマンを知ってますか

          フィンランド人に幸福度ランキングが高い理由を聞いてみた

          毎年調査されている世界幸福度ランキング。2024年度の結果が今週発表され、今年もフィンランドが1位に選ばれた。2018年以降はフィンランドがずっとトップを堅持しており、今年で7年連続らしい。 この「世界幸福度ランキング」には納得できない、という声も聞く。例えば、本当に幸福度を測るのに適した指標が選ばれているのか、という疑問が呈されたり、「日本人は謙虚な国民性だから『私は幸福です』なんて言わないもんだ」といった国民性の影響を指摘する意見があったり。 ・・・まあ、そんな議論や

          フィンランド人に幸福度ランキングが高い理由を聞いてみた

          ドイツ人と日本人の思考回路の違い

          日頃から僕のnoteの記事では、ドイツ人と日本人の文化の違いを切り口とした記事を書いている。この2つの国は、気候・風土や歴史・地理などが大きく違っていて、それゆえにそれぞれの国の文化が違ってくるのは当然のこと。 そして、思考回路も大きく違っている。 「思考回路が違う」と一言でいっても、果たしてどのように違うのか? 今回はそれを考えてみてみよう。 切り口はコロナへの政府の対応思考回路の違いを考える切り口として、コロナへの政府の初期対応を題材にしたい。特に、まだ世界中がコ

          ドイツ人と日本人の思考回路の違い

          大きな車が強いという文化

          むかしドイツに住んでいたときに、車を運転していると。日本とは違う交通の文化を感じることがあった。 何かというと、乗用車よりも、大きなトラックやバスなどの走行が優先されること。 例えば、大きな道路を走っていた時に、目の前で巨大トレーラーが止まってUターンを始めたことがあった。両側6車線の広い道路を完全に塞いでエンヤコラとUターンしている、その3~4分くらいの間・・・。両車線ともに沢山の車が完全に足止めを食らっていたけれども、どの車もクラクションを鳴らすことなく、ただひたすら

          大きな車が強いという文化

          改めて、あるウクライナ人との交流について

          先日の2月24日で、ロシアがウクライナに侵攻を開始してから2年が経った。 この侵攻によって被害を被った人の心情は察するに余りあるが、仮に直接の影響を受けなかったとしても、自国が戦争状態にある人の心持ちとは、どのようなものだろうか。 戦争によって実際に影響を受けるのは、市井の人々。戦死者の数とか難民の数とか、数によって規模は表現できるものの、その数が伝えられることは非常に限られている。 たとえば、自分自身や大事な人の命や人生。これは数に置き換えると、一人当たりが「1」。で

          改めて、あるウクライナ人との交流について

          スピーチする時の頭の中を教えてください

          久しぶりに「人の頭の中」シリーズについて書いてみよう。 むかしドイツで働いていた時に、「スピーチする時に、人は事前に頭の中をどのように準備しておくか」について興味を持ったので、職場の同僚たちに聞いてみた。 この「スピーチ」とは、資料とかプレゼンなどの書き物を何も見ないで、ソラで喋る時のことを指している。 というのも、欧州の人たちは一般的に喋ることが得意な人が多く、人前で見事にペラペラと喋ることができる人たちを僕はたくさん見てきた。 もちろん中には「ペラペラとそれっぽい

          スピーチする時の頭の中を教えてください

          ドイツのスキー登山文化

          今回はドイツのスキー登山について、写真中心の投稿で。 むかしドイツに住んでいた時、僕は雪山は登るけれど、スキーは殆どしなかった。動的な運動はあまり得意な方ではなく、怪我をしそうで。 だから雪山登山では、歩いて下山するか、または登山道が整備されている山ではソリで下山するかのどちらか。 でもドイツ人は「スキーで登山」を楽しむ人たちが多かった。 って、日本でもそのスタイルは一般的なんだろうか。僕は日本での冬山の経験が少ないので、日本の事情はよく分からんが。 以下では、当時

          ドイツのスキー登山文化

          あなたを動かす「パルス」は何?

          みなさんは「組織開発」という言葉をご存じでしょうか。 これは企業などが行う人事関連の施策の一つで、従業員のチームとしての一体感を醸成したり、従業員同士の信頼関係を強くすることで、組織としての力を向上するための施策のこと。 日本の会社でいえば、過去から「飲みにケーション」とか「ファミリートレーニング」が一種の組織開発の役割を果たしてきたのかな。日本ではとりわけ飲み会が、従業員同士の関係構築や会社への帰属意識を高めてきた。みなさんの中にも飲み会に多大な時間を費やしてきた人もい

          あなたを動かす「パルス」は何?

          スノーシューを使ってドイツの雪山を登ってみた

          さてさて、今回は僕のテンションが上がる話題を!! 雪山を「かんじき」を履いて登山する話。 かんじきは「スノーシュー(雪の靴)」の呼び方で通じるのかな。でも、使った経験のある人はあまり多くないような気が。。。 さて、僕はドイツで住んでいた時にしょっちゅう登山をしていた。とりわけ好きだったのが、冬の雪山を登ること。それはそれは現実の世界と思えないほどの不思議な感覚を経験できる。 ただ、ドイツの雪山にもざっくりと2つの種類がある。1つ目は、多くの人たちが登っていて雪道が踏み

          スノーシューを使ってドイツの雪山を登ってみた

          モロッコで大家族制度について考えた

          今回は久しぶりに「旅先で聞いてみた」シリーズを。 舞台はモロッコ。ドイツに住んでいた当時に、家族旅行で行ってみた。 僕が一人旅をする時は、だいたい旅先で現地の人から話を聞くこと自体が目的。だから現地の人と話をする時間をガッツリ取る。でも家族旅行の場合は、それほど時間を取れるわけではない。 それでも機会があったら聞いてみようと思っていたテーマは、、、 モロッコの「大家族制度」について。 なぜこのテーマなのか? まず、モロッコは北アフリカに位置している国。 モロッコ

          モロッコで大家族制度について考えた

          フランス人と「権利を守る」という意識

          僕 「え”!あの借りていた機材が行方不明になったって!?」 という悪いニュースが飛び込んできたのは、ずっと前にドイツで働いていた当時のこと。 僕の働いていたドイツの会社が、ある会社から大事な機材を貸してもらった。その機材をうちのフランス支店で利用させて頂きたい、と。 こちらのお願いが受け入れられ、フランス支店で機材を利用させてもらって、無事に用件は終了。次に、その会社の指示に従って機材を返却するために、フランス支店からイギリスへ国際宅配便サービスで送ってもらうことになっ

          フランス人と「権利を守る」という意識

          もしも世界を2つに分類するならば

          インド人同僚 「私の考えでは、世界は大きく2つの種類に分類できると思うんですよ」 という彼の持論を聞いたのは、ずっと昔にドイツで働いていた当時のこと。その会社の同僚たちと出張に行って、出張先でみんなで夕食を食べている席の会話だった。 話している彼は、若くてお話し好きのインド人。他にもドイツ人やらロシア人やら多国籍な同僚メンバー。どういう会話の流れだったかは思い出せないけど、そんな多国籍な同僚たちとの会話の流れで、たぶんヨーロッパとアジアの違いについての話になったのだろう。

          もしも世界を2つに分類するならば