名残惜しいのは良いことだ。別れの傷や悲しみはそれだけの関係になれた証。
引っ越し前に最後かなと思いながら、何度も来たカフェへ。
先にいたお客さんがちょうど出られて貸し切りに。いつもお願いするメニューが今日もあって良かった。
「いつ引っ越しか決まったんですか」と聞いてくださって、再来週だから今日が来られる最後かも、とお伝えすると
お土産を持たせてくれたり、いつもより多くおしゃべりしたりして。
良い関係になれたんだなと思う。
このお店の、窓越しに季節の木々や花々が見えるこの景色がやっぱり良いなと思う。
次のお家で描いているイメージは、この景色を好きだと感じてきた影響なのかもしれない。そんなこともお伝えしてみた。
名残惜しいのは良いことだ。
別れの傷や悲しみはそれだけの関係になれた証。何も無いよりずっと良い。
最後は「良い時間をありがとうございました」と伝える。
思えばお互いの名前も知らないのに、通って挨拶やおしゃべりをして、時にはお土産を渡して、良い関係になれた。
こういうお店を次の場所で見つけられたら良いし、こういう関係を築けたら良い。
自分は「別れの作法」を身に着けてきたのだろう。
だから後悔をせず納得を重ねられてきている。
これからも大丈夫なのだろうな。どこでだって良い人がいて良い空がある。
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お読みいただきありがとうございます。
毎日の日記の中から一部を抜き出して、こちらに載せています。
明るい考えも暗い気分も、毎日なにかあって、日々とはすごいものですね。それをちゃんと受け取りたいなと思います。
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