暗部ちゃん/TVコラムニスト
記事一覧
NHKニュースクリップ(2024年5/5号)
新年度が始まって1ヶ月が経過するも、NHKの放送(特に報道)は誤りが多すぎてうんざりしています。
普通に放送を出すこともできない NHKニュースの崩壊「アナが何件読み違えるか毎日賭けをしている」という職員の声を以前お届けしましたが、ローカルではミスの度合いがますます酷くなっています。例えばこちら、山形と仙台を間違えたという前代未聞の訂正が入っています。
これが何を意味するか?出演者はもちろん、
【試写】NHKスペシャル「山口一郎 “うつ”と生きる〜サカナクション 復活への日々〜」
私の”協会人生”の中で、決して長い期間ではなかったが思い出深いのがNHKスペシャル(以下、Nスペ)だ。私が大型企画開発センターに在籍していた当時、センター長は事あるごとに「Nスペの要件は、スクープ・感動・チャレンジだ!」と檄を飛ばしていた。
私自身のNスペが十分に要件を満たしたとは今も思えないが(ただし数字は良かった)、部外者となった今もNスペを見る上での私の基準は「スクープ・感動・チャレンジ」
NHKニュースクリップ(2024年4/28号)
今週はNHKから経営関連の情報が示されました。特に、「四半期業務報告」は今後のNHKを見通す上で必須の資料なので、ぜひ新人の皆さんも熟読しておいてください。
一般企業ではありえない低水準の「四半期業務報告」読んでみればわかるんですが、「四半期業務報告」は公共放送としての役割を十分に果たしているとは到底言い難い内容です。
全体を通して、自らを客観的に評価する視座が欠如しており、自画自賛に終始して
【論評】NHK原理主義プロンプトの実験
特に私はNHKのWebコンテンツを問題視しています。理由としては、単純にクオリティが低いからです。映像で伝えるという本分を蔑ろにしている上に、表現がTVのコメントとスクリーンショットに依拠していて、テキストコンテンツとして成立していないからです。
恐らく、NHK内部でもWebコンテンツの質の低さは認識はされています。しかし、少しコンテンツ内容を指摘したらパワハラとか人格否定とか騒がれる時代ですの
【意見】NHKはSNSから撤退すべき
Xで私が発信した「SNS完全撤退論」に関して何件かご意見を頂戴しました。そこで、予々私が主張してきたことを改めて整理してお伝えします。
大前提としてですが、私も番組でSNSを使ってきた経験があります。多分、大方の協会職員よりは経験も豊富です。自分が主体的に為したことではないものの、「NHKで最も成功した(といわれる)SNS運用」に関わっていましたから。
【2024年度】NHK新採用者向けの話
もともとニュースクリップ内に書こうと思っていたのですが、別立て記事にします。色々込み入った大っぴらにしづらい話もありますので、メンバーシップの読み物にしておきます。興味があるけど登録はイヤという方は、誰かにシェアしてもらってくださいね。
あえて新人職員の皆さんへの文章を書く理由
NHKニュースクリップ(2024年4/21号)
この1週間はNHKの人事関連のニュースが色々とありました。内部向けの話題もあるので、人事についてはメンバーシップでまとめて書きます。
読売新聞のコメント捏造は他人事ではない私が個人的に注目したのは、読売新聞の捏造報道に関するニュースです。正直に言えば、「NHKでもよくあることだな」と思ったからです。
今回、読売新聞は最初の訂正記事では「確認が不十分でした」と説明していましたが、この訂正も不十分
NHKニュースクリップ(2024年4/14号)
この1週間でのNHK関連のビッグトピックといえば役員人事でしょう。率直に言って変な人事だな、という感想です。
こちらについては、込み入った内輪ネタや未確認情報も多いのでメンバーシップで扱います。
また、「新プロジェクトX」など注目番組への論評は別立て記事を作っているので、そちらをご参照ください(個人的には、かなり残念な内容でした)。
「おはよう日本」キャスターの諍いがオンエア4/11(木)の
【試写】新プロジェクトX「弱小タッグが世界を変えた ~カメラ付き携帯 反骨の逆転劇~」
「新プロジェクトX」については、私も注目していて、現代ビジネスさんで何度か言及の機会も頂戴しています。アクセスランキングでも比較的上位なので、世間的な注目度も高いかもしれません。
第1回の「スカイツリー」は正直83分見続けるのが苦痛でした。職員からも「途中で寝た」とか「そもそも見ていない」といった声が届きました。しかし、世帯視聴率はTBSのオールスター感謝祭と1位争いをしていたので、世間と私の感
【試写】Nスペ「ふるさと再建 見えてきた壁 〜能登半島地震 3か月〜」
これから、なるべく週1以上のペースでNHKの番組批評をしていくつもりです。基本的にはNHK職員や業界関係者だけがわかる内輪ネタと、番組制作に関してのちょっとした学びを提供することが目的なので、メンバーシップ記事として扱います。
番組総評「ふるさと再建 見えてきた壁 〜能登半島地震 3か月〜」
正確性:★★★★☆
速報性:★★☆☆☆
公平性:★★★☆☆
演出的工夫:★★☆☆☆
NHKらしさ:★★
NHKニュースクリップ(2024年4/7号)
新年度が始まり、NHKでも新番組が始まりました。ニュースを中心に、出演者やセットの刷新などリニューアルが行われた枠も多く、NHK公式アカウントによる浮かれた感じのSNS投稿も活発に行われています。
その一方、緊張感に欠けるからのか、実務力が無い職員が中枢にいるからなのか、ミスも相次いでいます。
一部報道によればチェック体制が機能していなかったとのことです。ニュースウオッチ9やクローズアップ現代
NHKニュースクリップ(2024年3/24号)
大谷選手の通訳、水原氏の一件であらためてNHKを初めとする日本のマスコミの弱さが浮き彫りになりました。
特にNHKは大谷頼みが露骨で、新年度から始まる「ニュースーン」でも対外的に猛烈なアピールをしていました。
そのせいもあってか、本来日本のマスコミがスクープすべきネタにも関わらず「後追い」や「コタツ記事」まがいのニュースばかりNHKも伝えています。
実際、NHK内に探りを入れてみると「国際部