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何か書かねばと思いつつ腰が上がらないタイプ。事実婚。フリーランスでSNSの中の人という…

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何か書かねばと思いつつ腰が上がらないタイプ。事実婚。フリーランスでSNSの中の人という珍妙な仕事をしています。

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事実婚契約って実際何したの?手順とか費用まとめ

結婚しました。事実婚です。 令和2年3月4日、1年半ほどお付き合いをした年上の男性パートナーと、事実婚契約を結んできました。 事実婚という言葉について、ここでは「当事者間の主体的・意図的な選択によって、婚姻届を出さないまま同居し共同生活を営むこと」(wiki調べ)を指します。 要は、婚姻届を出していないけれど、事実上婚姻関係にある夫婦のことです。 国に婚姻届を提出する「法律婚」と、反対にある"結婚の概念"として用いられます。 他人と結婚する意思がなく、長いこと同棲して

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    • 夫婦別姓をえらばせてほしい女の話

      幼い頃より、「苗字」を意識して育たざるを得なかった。 私の生家は都心近郊で、百年あまり代々続く、地主の家系だ。長女として生まれ二十数年、3つ離れた妹がひとりいる。 当主だった祖父は数年前に突然亡くなり、祖母は認知症と要介護度が進んでいる。父はなんとかして相続税の工面をしてきたが、そのさなかに離婚して、新しい妻と入籍してしまった。妹はどこかで大学生をしているらしい。ついぞ跡取りとなる男子は生まれなかったので、もし今実父が亡くなれば、墓と不動産を管理する役割は、新妻か私へまわっ

      • 西武そごうの広告にがっかりして以来心象がすこぶる悪い話

        「そごう」へ行く時の祖母は、髪を整えて着飾って、「これからお買い物に行くのよ、アナタも一緒に行く?」なんて声を弾ませて、ワクワクしていて大好きだった。 小さい頃の「そごう」は、買い物ついでにおもちゃ売り場へ連れて行ってもらえる場所だった。試し遊びが無限に出来たし、おねだりが成功すれば、新しいおもちゃを買ってもらえたりもした。 広告に関連する仕事へ携わるようになって、業界の様々なお仕事に触れていく中、とても好ましかった広告は、「そごう」のものだった。 2016年末にローン

        • 自分を市場に売り出すのが怖いという話

          自分に見合った価値がわかってないんですよ。 たとえば、100円マックには本来150円の価値があるとして、だから100円で買えるのが有難いわけで(実際はどうだか知らんが)、もしも、もしも自分の価値が100円なのに200円とか詐称表記してたらどうしよう、てかそもそも100円で売る価値あんのか?売り出しても誰も買わねぇんじゃないか自分なんて、と感じるだけで市場に自分を並べることができない訳です。 とか言ってるけど自分の「価値」を売るだの売らないだの話に落とし込んでる時点で、何か

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        • 西武そごうの広告にがっかりして以来心象がすこぶる悪い話

        • 自分を市場に売り出すのが怖いという話

          年齢の話が世の中で一番嫌いだ

          はましゃかさんの投稿を読んだ。似たコンプレックスを持つ者として、書かずにはいられなくて、仕事中にnoteばっかり開いてしまっている。 ロリコンを内在化させてしまった女たちへ 若いほうがいい。そうやって自分に呪いをかけてきた 私たちは、みんな年をとるのがこわいのかもしれない。 若さを眺めているときは、自分の年齢を忘れられるから。 なるほど、そうなのか、と思った。 私は、年齢の話をするのが大嫌いだ。そして年齢について私は、同い年の彼女と、逆のコンプレックスに縛られている

          年齢の話が世の中で一番嫌いだ

          "平成最後の夏"なんて"エモい"に決まってる

          平成最後の夏、って誰が言い始めたんだろう。ただでさえ「夏」というエモさMAXのワードに「最後の」というキラーエモワードをつけてしまって、さらに「平成」という皆がなんとなく終わってほしくないエモまでつけてしまった。もうエモがエモすぎてエモーショナルが高まりまくってしまうワードだ。もしこれが「昭和最後の夏」だったらどうなんだろ………あ、これはこれで思ったよりエモいかもしれない。 最近、「エモい」という言葉について、Twitterでなんだかんだと言われたりしているが、私は若者なの

          "平成最後の夏"なんて"エモい"に決まってる

          若気へと至る選択をしよう

          1日でバイトを辞めた。駅までの道なりにまたいできた、泥水のようなミルクコーヒーに、ふと思い立って角砂糖を放り込む。半分も残っていないぬるまったそれは、一杯にちょうどよく作られた美しい立方体をじわじわと殺していく。コポ、コポとこんな死に方は望んでいないみたいに、あつい風呂へ飛び込む入浴剤みたいにいさぎよく死にたかった、と弱々しくつぶやくそれを、ティースプーンの代わりにと差し出された洒落た木べらでコツコツと叩いてやる。アリの巣に水を流し込んだ時と似ていた。 少しかき混ぜると均整

          若気へと至る選択をしよう