見出し画像

【哲学思考ゼミ】2024年2月からテキストが変わります!

みなさま、こんにちは。ソトのガクエンの小林です。
ソトのガクエンでは、大学のゼミや読書会形式でテキストを読む「哲学思考ゼミ」を実施しています。現代の哲学や思想を学ぶ上で必要な知識(言語論、現象学、精神分析など)を学ぶ基礎ゼミ、哲学者の古典的な著作を一文ずつじっくり吟味して読解する古典ゼミでは、来月2月から下記をテキストに行うことになりました。

基礎ゼミ(毎週火曜日22時〜23時半)

野矢茂樹『言語哲学がはじまる』(岩波新書)

「語の意味とは何なのか」「語は何を指示しているのか」「なぜ言語と世界は対応するのか」etc... 哲学は常に「言語」の問いと切り離せません。野矢茂樹『言語哲学がはじまる』(岩波新書)は、とりわけ20世紀の言語哲学で問題となるトピックが明快な語り口で論じられています。現代哲学や言語哲学へ入門するはじめの一冊にふさわしい本ではないでしょうか。
基礎ゼミでは、担当者がレジュメを作り、それをもとに参加者の皆さんと一緒に議論しながら理解を深めていきます。テキストの内容理解に加え、レジュメ作成やプレゼンテーションの能力を身につけましょう。


古典ゼミ(毎週土曜日22時〜23時半)

ルソー『社会契約論/ジュネーヴ草稿』(光文社古典新訳文庫)

哲学思考ゼミでは先月まで『公共哲学入門』(NHK出版)を読んできました。社会の中で哲学がどのような役割を果たすのか。哲学という観点から、政治や法律、行政やジェンダーといった社会的な課題や問題にアプローチすることは、現代において何より必要とされていることだと言えます。今回は、民主主義や議会制の根幹となる古典である、ルソーの『社会契約論』を読み、私たちの社会構造を基礎的な部分から考えていきましょう。今回は、入手しやすさなどを重視し(またルソー全集でしか読めなかった「ジュネーヴ草稿」も入っているということで)光文社古典新訳文庫版をテキストに選定しましたが、従来の岩波文庫版も見比べながら、じっくり読み進めていきましょう。古典ゼミでは、一文ずつ音読し、内容を吟味する形で進めます。


哲学思考ゼミでは、他にも、ドゥルーズ『シネマ』を読むシネマ読書会(隔週木曜日)、ゼミの有志が集まりウィトゲンシュタイン『青色本』やデカルト『省察』を読む自主勉強会(毎週土曜・日曜)も実施されています。

また、2月からは、小論文やエッセイ、書評などの文章を書くスキルを学ぶ「表現スキル思考ゼミ」と、大学院進学を目指す社会人・学生の方を対象に、入試についての情報交換と試験の語学対策を行う「大学院進学情報&原書ゼミ」が新設予定です。新設ゼミについては、情報公開まで少々お待ちください。


哲学思考ゼミには、現在、10名ほどの方が参加されています。ぜひ哲学や思想に関心を持つ仲間と一緒に、いろいろな学びを体験してください。
詳細とお申し込みにつきましては、ホームページをご覧ください。
皆様のご参加、お待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?