既視の海
ヨミタイモノ、ココニアリマス。
読んだ本について手紙を書く。本好きから本好きへと書く手紙。往復書簡。手書きの必要はありません。ここから始まった往復書簡がいくつもあります。あなたの手紙、待っています。
ひとりの本好きの紡ぐ言葉に憧れて始まった往復書簡です。読み方・伝え方を学び、作品から汲み取った思いや心に湧いた感情を、ほっとするような言葉で書いていきます。
好キナ映画、集メマシタ。
創作・エッセイ・書評など多方面で活躍するみらっち(https://note.com/mirach)と交わす手紙の数々。
はじめまして。 まだ名も知らぬあなたに、このような手紙を書く不躾さをお許しください。驚か…
「一年前、妻が癌になって初めて、そばにいてやりたいと思いました。しい子は3月28日に亡くな…
アントワーヌ・コンパニョン『寝るまえ5分のモンテーニュ 「エセー」入門』を読み終える。も…
ある詩集をもとめて、独立系書店をさまよっていた。書名とたたずまいに惹かれて手に取ったのが…
拝啓 やはらかに柳あをめる岸辺を歩きたい。そんな季節になりました。水面に映る青をみて、あ…
書けない苦しみ。溢れ出る驚き。 のちに偽詩人と呼ばれた吉本昭洋は、いずれも味わった。詩人…
『悪童日記』三部作を読み、著者アゴタ・クリストフが、母語ではないフランス語で書くことの意…
少し感傷的になりながら、アゴタ・クリストフ『第三の嘘』を読む。『悪童日記』『ふたりの証拠…
いてもたってもいられず、アゴタ・クリストフ『ふたりの証拠』を読む。『悪童日記』の続編であ…
読む本は、いつもゆくりなし。 先日来、「いま読書中」「一番の偏愛本かもしれない」という声…