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新生児訪問等:専門職があなたの子育てをサポート


子どもの成長は、新しい家族の喜びとともに、時には不安や悩みも伴います。そんなとき、保健師や助産師などの専門職が家庭を訪問し、新生児や乳幼児の健康や成長に関する情報提供や養育指導を行う「新生児訪問等」の制度があります。この制度は、子育ての初期から専門家のサポートを受けることで、安心して子どもを育てることができるように支援しています。本記事では、新生児訪問等の制度概要や支援内容、利用までの流れについてご紹介します。

制度の概要

新生児訪問等とは、保健師や助産師などの専門職が子どものいる家庭を訪問し、必要な情報提供や養育指導などを行うサービスです。

支援の内容

以下の3つの支援があります

新生児訪問

生後28日までの新生児のいる家庭を訪問し、保健師や助産師が清潔・保温・感染予防、母乳栄養、早期の疾病発見と対応、療育の指導などの保健指導を行います。

乳幼児全戸訪問(こんにちは赤ちゃん訪問)

生後4か月までの乳児を育てる家庭を訪問し、保健師や助産師が育児に関する不安や悩みの相談や情報提供、発育環境の把握などを行います。

未熟児訪問

低出生体重で生まれた子どものいる家庭を訪問し、保健師や助産師が成長発達、清潔・保温・感染予防、母乳栄養、早期の疾病発見と対応、療育の指導などの保健指導を行います。
これらのサービスは、内容が似ているため、まとめて提供されることもあります。

利用までの流れ

子どもが生まれたら、出生通知書(戸籍の出生届とは別)を所在地の市区町村の保健担当窓口に提出します。低出生体重の場合は、低体重児出生届も提出します。これらの通知書は、通常、母子健康手帳と一緒に市区町村から交付されます。
通知書を提出すると、市区町村から訪問の日程調整などの連絡がありますので、日程を調整して訪問を受けます。

提出先

各市区町村の保健担当窓口又は子ども担当窓口

提出書類

  • 出生通知書

  • (未熟児の場合)低体重児出生届

添付書類

なし
関連法令等
提出先各市区町村の保健担当窓口又は子ども担当窓口提出書類・出生通知書
・(未熟児の場合)低体重児出生届添付書類無し関連法令等(新生児訪問)
母子保健11、母性、乳幼児に対する健康診査及び保健指導の実施について(平8・11・20児発934)
(乳幼児全戸訪問(こんにちは赤ちゃん事業)
児福6の3④・21の10の2、乳児家庭全戸訪問事業の実施について(平26・5・29層児発0529第32)
(未熟児訪問)
母子保健18・19、母性、乳幼児に対する健康診査及び保健指導の実施について(平8・11・20・児発934)

まとめ

新生児訪問等の制度は、子育ての初期段階で専門職のサポートを受けることができる貴重な制度です。保健師や助産師が家庭を訪問し、清潔・保温・感染予防、母乳栄養、発育状況のフォローアップなどの指導を行います。これにより、子どもの健康と安全を守りながら、親としての自信と知識も向上させることができます。新しい家族の一員として、専門職のサポートを受けながら子どもを育てる喜びを感じてください。


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