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歯肉炎と歯周炎の違いについて🦷歯磨きの大切さについても解説💡

歯肉炎、歯周炎の違いについて💡

歯肉炎”しにくえん と”歯周炎ししゅうえん"
似た言葉ですがどう違うのか知っていますか?

どちらも炎症が生じた病的な状態を言います。
僕は病気を予防するためには病気についてしっかりと知っておく必要があると思っています
是非知っておいて欲しいです🥺

お話ししていきますね👨‍⚕️

病的な状態のまえに
まずは健康な状態から!
健康な歯や歯の周りのイラストです↓

健康な歯ぐきは淡いピンク色をしています。
歯はしっかりと骨の中に埋まっており支えられています。
炎症はないので、もちろん痛みや出血などは認めません。

この様な健康な状態から
うまく歯を磨けていなかったり、唾液量が減ったりして
歯ぐき周辺の細菌が繁殖したり体の抵抗力低下する事で
炎症が徐々に生じてきてしまいます💦

すると


歯ぐきは赤黒くなり、歯を磨いた時に痛みや出血が生じるようになってきます。


そして今回のテーマである”歯肉炎と歯周炎の違い”をイラストにしました↓

簡単に言うと☝️
歯ぐきにのみ炎症→歯肉炎
歯ぐき以外の歯の周りの組織にも炎症→歯周炎
です。
骨が溶けてくると歯がグラグラと動揺してくる事も😿

歯ぐきの病気(歯周病)は
健康な状態→歯肉炎→歯周炎と進行していきます。
どんな病気も早くに発見して対処するべきです。
歯周炎になってしまってからよりも歯肉炎の時に治療した方が予後は良好ですし
なにより、健康な状態の時からケアをして予防しておくほうが結果として大切なあなたのお身体を守る事ができます!
金銭的にも治療費の負担が少なく済みますよ😊


予防には歯磨きが大切🪥

歯ぐきの炎症を防ぐためには歯磨きが大切です。
参考になる過去の研究があるのでご紹介します。

今から60年近く前の1965年に
ロー(Loe)先生が歯磨きと歯肉炎の実験をしました。

歯学部学生の協力を募り
「歯ブラシをはじめ口腔内を清潔にする行為を当分の間一切行わないように」という指示を出しました。

歯磨きをしないようにしてから10~21日後
学生たちの口の中を調べてみると
全員見事に歯肉炎を発症していたとの事です😱

歯肉炎を確認したのち歯磨きを再開したところ7日ほどで全員元の健康な歯肉に戻ったそうです。

この事から

・プラーク(歯垢)が歯肉炎の原因になっている
・歯磨きが歯肉炎予防に有効である事
・歯肉炎で腫れや軽度の痛みが出た人は汚れをしっかり除去してから1週間ほどで症状が落ち着いてくる

と読み取る事ができます🤔

しっかり歯磨きをする事が歯周病予防に役立つのです🪥

歯科医院での定期検診やクリーニングも大切✨

本日は歯肉炎、歯周炎の違いと
歯磨きの重要性についてお話しさせていただきました。

歯科についての投稿を毎週水曜日に行っています🦷

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