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脳トレ例題/巷のクイズの深堀⑦ - 壺と饅頭 +

トップ画像から連想されるのは…卒業式🌸
少し季節外れですが昨日のクイズシリーズ⑥に続きます。

まずは冒頭で、【卒業式の日に受け取って嬉しいものとは何ですか?】、という連想から。

 

みんなとの別れ
先生など学校関係者の方々への感謝

数々の思い出
証書とそれを収める筒  そして
”皮の表紙”のアルバム📷 ~悲しいことがなくても開きたい

 

 自分の時代には一度も経験しませんでしたが、【卒業アルバムがこの時季に受け取れない】という仕組みは、近年では定着したのでしょうか?
 理由は簡単で、「卒業式の様子までを収めたいから」。コンプリートに網羅されて数か月後にようやく手元に、という展開は、確かに工夫配慮に基づく良案ではありますが、その”先延ばし”感はなんとなく馴染めません🤕

 

 「受け取って嬉しいもの」は他にもありますね。

紅白まんじゅう🍵


 あんこ好きな者としては和スイーツ的なものも気になります。卒業式当日のうれしいおみやげです😋
 今春、召し上がりましたか?

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 表題にも出ているように、本稿は『卒業』がテーマじゃないんですね😂

 以前、NHK Eテレ『2355』でも出ていました。

の巻

 このタイプの設問では、丁寧な〔解法〕を示してくれていることに変わりはないのですが、そのほとんどが「行き当たりばったり」な雰囲気が感じられます。つまりは、場合分けを手あたり次第に🙉という作戦に寄っているようで、土台となる思考体力の鍛錬に繋がる要素が乏しく物足りなく感じます🤢
 「目星のつけ方」を考えたら早く正当に辿り着けるはず、と気付いているだろうに、それにこだわっていない…

 

 記述が前後してしまった感がありますが、《設問》の部分を📖

※『モンティ・ホール問題』のような難解さは無いですよ☝

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆


3つの壺に紅白まんじゅう、それぞれの壺には【赤赤】【赤白】【白白】の貼り紙。本来は壺の中身を示す貼り紙だったが、イタズラで中身と貼り紙の内容が合わないように付け替えられた、とのこと。

《問題》

どれかの壺から、まんじゅうを一つ取り出すだけで、全ての壺の中身がわかります。それは、どの壺?

 
 
👇 ☟ 👇 ☟ 👇



《解答》

 

 

真ん中の【赤白】の紙が貼られた壺

【赤白】紙の壺の中身は〔赤赤〕か〔白白〕のどちらかの組み合わせのみ。
出てきたのが白ならそれは〔白白〕に確定。
次に【赤赤】紙の壺の中身は〔赤白〕か〔白白〕のどちらかの組み合わせのみだが、既に〔白白〕は出ているのでこの時点で〔赤白〕に確定。
必然的に残りの壺の中身は〔赤赤〕に確定🎯💯

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 結局、〔答え〕のみ・・・😨

 番組に文句があるわけじゃないですよ。

「へぇ~」「なるほど」で終わるだけじゃもったいない

と思うのです。
 「どのような思考スタンスを保つように心掛ければこの手の〔問題〕への〔解決〕に向かえるか」が添えられない😷

 

 さらに以下へと読み進めて頂ければ分かるように、もちろん、言葉《文脈》で充分深く伝えるなんて、とても困難なんです。
 でも、受け手にとっての実質的効用をもたらすためには、〔解答〕+αの何かが欲しい。

 あるいは自分が回答者なら、それを自ら追求したい。それで一歩上のフェーズに行くような気がします⤴

 

・・・ 大きな口を叩いてしまいました💦
 反省して、思考ポイントの説明に努めます。ダメもとで😂

 【この手の問題を解いてしまう人の頭の中ではこんな展開?】と想像するような心持ちがよいかもしれません 。

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 最初の一手を出した時に、「論理的にそれ以外あり得ない」と言える要点に辿り着けるような大きな一歩/決定打として成り立つか、という点を押さえにかかりたいわけです。そこを追究するかどうか🤔

 

 どの壺?と問われる⇨3つは2系統に仕訳けられる ---
 すなわち、〔混在〕と〔同一〕。
 後者:似たもの同士の「赤赤」「白白」が、”唯一の”答えにはなれない、という【外堀埋め作戦】もあります。
☞「これは、シリーズ前稿:ディオファントスの一生 で当方が展開した解と類似した発想です。

 
 【可能性を広げる】のと【可能性を閉じ込めて拡張を断つ】のとでは逆の展開姿勢ですが、この手の問題では後者の方が求められます。
 「〔混在〕の方から手をかけるしかないでしょ?」と”狭める”ことで、手探り感を小さくできます👌

 

 《クイズへ回答》から少し逸れますが、仕事など《問題解決》の場面☝
 ある策で失敗したなど上手くいかない時に、【逆境を乗り越えて活路を見い出す】ような場面では、この手がダメなら別の手!と、次案を捻り出すような目論見が問題解決の糸口となっていくので、この場合には前者の【広げる】方ですね。
 目の前の橋が壊れて川を渡れないなら、手近な浅瀬を探して進むか次の橋を探すか --- 。

 多少の「行き当たりばったり」がやむを得ず、臨機応変さの深さでもって解決していく類の問題だと、前述とは逆の”広げる”展開が求められます。

 

 広げるのか狭めるのか、直面した難局のタイプによって思考スタイルを振り分けるのは、《患部を冷やすのか温めるのか》という、医学のようでもあり知恵袋のようでもある命題に似ているような気もします🏥

 

 私見の結論的には、
 内から湧いてくるような、あるい天から降ってくるような、そんなアイデアと似たインスピレーション風なもので、それを迎合できるようなモノゴトの捉え方/合理性の追究を普段からしているか否か、にかかっているように思うのです🤔

『知識』そのものは、多くの場合、たいして自慢できるものではありません。『発想力』『考えるチカラ』次第です👍

 なんだか纏まりのない不格好な言及になってしまいましたが、《算数が得意な文系脳の片鱗》について述べさせて頂きました。

 ここまで読んで頂きありがとうございました🙇


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