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接地せず宙に浮いたタイヤのデザイン +

 駐車しているトラック🚚の足元を撮りました📷
 が、はたしてこれは、どういう状態でしょうか?

 皆さんの中で、【このような仕様/モードになっている大型貨物自動車を初めて見た👀】という方は、”地に足がついていない”浮ついた様子を見て「なんじゃこれ?」と思ったでしょうか🤣

 もちろん、事故で変形したとかではないですよ☝

◆何故このような設定/機能があるのか
◆こうする目的や効用は何か

について、推測してみましょう💡

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 早速【答え】的なことを明かしますと、この車、今現在は積荷が無く(ほとんど)カラの状態である、とみて間違いないでしょう(p_-)

 「駐車して休憩しているのだから、配達先で積荷を卸した後=仕事が終わった!」などといった憶測の話ではなくて、

◆リフトアクスル
--- 積載重量に応じて車輪のフォーメーションが切り替わる(車軸が上昇/下降する)機能
~”アクセル”でなければ”ASKUL”とも関係ないですよ😪

によって設定された結果(*1)がこれ、だからです。
※よくあるパターンが、(前後輪合わせて)4軸⇒3軸への減少~実際はより細かい区分要件があります✍

 

 大型トラックと言うよりトレーラー🚛の方のイメージです。
 重量物を搭載・運搬することができる車両には、より多くの車輪が付いている、というイメージは持っていますよね?それはもちろん「物理的に必要だから」で、安全運行に支障無いように負荷の数値計算もされて、相応な装備となっています。

 ただそれは【積載可能重量】として定められた最高値に近い場合などにはもちろん必要ですが、積荷が極端に軽量の場合には『過剰な装備』だと言えます。

 

 車体製造時に取り付けちゃったのだから、一時的に省くような細かなことは考えずに稼働させたらそれでよいのでは?と思うかもしれませんが、
・休眠させて摩耗を避ける
・接地面が減るので摩擦抵抗が下がる~速度の低下や燃費の悪化を低減する
・ブレーキパッドが消耗しにくい
・余計な振動や騒音を抑制する
等、大小さまざまな効果(*2)があるようです。

 可動式という特殊機能を施してまで・・・という点から、「総じて大きなメリットがあるのだ」という話になりますね🤔

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 さらに、【副次的であるのか、はたまた実はこちらがメインの要件/適用動機なのか】で議論されがちなのが、この機能により『車種の扱いが変わる』という点です。

 私達の自家用車は概ね〔普通車〕ですが、それ以外に、〔大型車〕や〔特大車〕という区分があることは何となくご存知かと思います。前述のように、「4軸から3軸に変わる」と扱いが〔特大車〕から〔大型車〕に格下げとなり、高速料金が40%も”お得”⤵だという要素も無視できません。
 どうやら、ETCレーンの地中に埋め込まれたセンサーで判定されるようです😲

 つまり、逆の見方をするならこうです。
 高速道路の通行料が、
◆車両走行により痛んだ道路をメンテナンスするための代金
的な捉え方をすれば、
◆〔積荷を含めた総重量が大きい車両〕の方がより多額の負担をする、
という話は理に適っていると言えそうでしょうか💡

 

 法令違反や安全保持義務に背くことはあってはならないことだ🚫とは言うまでもないですが、【無駄削減】【環境配慮】に注目した施しであるなら、素敵なデザインの一例と言えそうです👍

(*1)この機能は運転手がスイッチで自由にコントロールできるものだと想像してしまいますが、実際は自動とのこと

(*2)元々は、【空荷だとタイヤの接地圧が小さくなって運転が難しくなるからホイール数を減らすことで安定(圧を大きく)するための装置】という説明もあるようです📖 

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