《普段利用しない人 - 実は当方も含まれます😅》には実感しにくい話ではありますが…

本稿で採り上げるこのような事例は
◆自動車交通🚘の話に留まらず
◆皆さんが日常的に関わっている”人”の往来においても適用され
◆”仕事”の交通整理／効率性にも思考転用される要素がある
かも知れません。

　大阪府北部から～山口県下関市を結ぶ大動脈である『中国自動車道』。その一部（東端の大阪府内）がリニューアル工事のため2週間以上に渡って《終日通行止め》となる旨、芦田愛菜さんが報せた一例です。

❖❖❖　本年度ではありません🙅🏻‍♂️　❖❖❖

　ここは元来、大阪都心発着の車両のみならず、東側の京都方面⇔西側の兵庫方面とを相互に行き来する「長距離通過交通」もが入ってくるため、大阪の中でも最も交通量の多い区域の一つです。そのような混雑要因をイメージできますか？

　従来であれば、このような「交通遮断」はあり得なかった（代替としては車線減少で長期化、のおそれ）のではないかと、素人ながらに推測しています🤔　でも今なら出来るのですね。
　図示されているように、『う回ルート』が近年確立されたからです。

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　という展開で説明していくと、「じゃあ、このような工事ができるようにと新たに道路を作ったの!?」と思ってしまう人がいるかもしれませんが、上記で説明した効用は言わば〔副産物〕だと言えそうです。

　前述と重複しますが、かつては、
『東方面の《京都や滋賀及びその先の東海地方》と西方面の《兵庫やその先の中国地方》とを発着地とする、大阪に用事の無い車』でも、ほとんどがここを通過することになるという状況であったため、良くも悪くも〔要衝〕であったわけです。

　ただ、〔混雑〕という要素は歓迎されませんので、その緩和・分散を大きな目論見が形となった代表例が下記でした。

　2018年（平成30年）3月に『新名神』の兵庫県内区間🚙が開通し、大阪府の都心寄りを通過せずに東西を結ぶルートが繋がったのです。関西の道路交通網として、歴史的な出来事の一つです😲
　特に吹田JCT（ジャンクション）や渋滞多発の宝塚トンネル等への集中を解消するという効用は多大なものです。
※橙に着色部分が今回の工事区間👷

　このようなファンクションから、『新名神高速道路』は大都市外環自動車道の一種と言えそうです。※明確な定義に基づいた説明ではありません🙇

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　関西の地理や道路網について多少詳しい方なら、引っ掛かるものがあったかもしれません。
　実はこの『中国自動車道』の工事該当部分自体が、大都市外環自動車道の一種だからです。
　大阪の都心部（市内）への流入せずに周囲を巡る形での、【中国（池田JCT～吹田JCT）～名神～近畿～阪和】が従来からある”外環道”としての役割を担っています。　

　つまり、大都市の場合には”環”が1つでは足りないことがあり、前述の近年整備された『新名神高速道路』の当該部分は、さらなる外側に作った”2つ目の環”と言えそうです💡

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　『新名神高速道路前全線開通』とのこのニュースの当時、他の地方にお住いの人はもとより、自動車🚙に乗らない人やその”内側”に住んでいれば特に、「関係が無い」「不要では？」と感じることが少なくありません。
　その理由について考えてみると、「便利になるのは、そうやって通過する立場の人だけでしょ？」という評価になるからなのだと思います🤧

本当にそうなのでしょうか？ --- 

　実際は、平時であっても、【大阪市内に用事の無い通過交通】を”逃がし”、中心部への集中・渋滞を回避することによって意外と大きなメリットを享受するのは、【その内側のエリアを生活圏としている（≒自らは利用する機会が少ない）人】なのであって、その立場の人にとっての不都合を抑えるためのデザインとして大変有意義なものとして重宝しているのです。

言わば【関係の無い人には進入させない回避策】はとても大切なのです☝

　これは、航空路線の構築における『ハブ＆スポーク（≒放射状）』とは対極的な概念ですね👍⇒いずれ採り上げたいです✈

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