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矢印ばかりの信号機のデザイン +

 この画像に見られる形式は、貴方の地元でも散見されると思います。
--- あ…海外にお住まいの方、すみません😓

 でも、これのファンクションや適用ルールに関し、『充分的確に理解している』という人は意外と少ないようです。
なので、このページで提起する甲斐があります👍

 

 二日続けての【交通関連ネタ】となっており、ご興味が弱い方、すみません💧

《昨日はこちら👇でした》


◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 自動車の運転をしない人はあまり意識しないのかも知れませんが、街でよく見掛ける〔矢印式信号〕について、気になったことはないですか?

 

 この例は、下側の【矢印機】があるお陰で、

メインの色信号のうち青が全く点灯しない

のです。

◆基本の三色信号の役割があるはずなのに矢印ばかり活躍しすぎ!
◆数が多くてコスト高では?

という疑問が湧きますが、右折用のみに留まらないこの3基構成自体は今や珍しくなくなりました。

 〔← ↑〕点灯と〔→〕点灯とを分ける目的は『右折車の進行を分離するため』ですね☝

 

 さらに、このように矢印3つが同時点灯する場面があるタイプも散見され、

「つまり青でよいのでは?」

と思ったりしませんか?

 これの目論見や効用はどこにあるのでしょうか?交差点の形状としては【互いに対面通行】の普通の十字路です。

 

 〔単なる青〕よりも〔三方向矢印〕の方がより安全に通行できる、と捉えていれば、本質に近づけています。この方式で点灯することで「対面方向が赤である」という意味を含んでいるからです。
 通常の信号が赤になった後に点く『右折矢印信号』の場合と同じ理屈(=直進車を止めるから安全に右折できる)なわけです。

 

 続きがあります☝

◆ 〔三方向矢印〕が点いている時、
 同じ方向の歩行者信号はどうなっているのか ◆

 

 答えは「赤とは限らない」です。

 つまり、『右左折する場合には、対向車に関しては(制止されているので)安全だけれど、歩行者や自転車にはやはり注意が必要』なのです。
⇒〔歩行者信号は赤〕の意味を含む、というのは【歩車分離式信号】の場合に実現されています。

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

《副作用を補うためにさらに複雑化》

 〔← ↑〕点灯と〔→〕点灯とを分ける方式の所で、『左折車は/歩行者に注意』という文字表示も散見されるのですが、「何故わざわざ?」と思います🙄

 

 文字を出す動機は、
「”矢印だから”と自動車以外に対する注意を緩める運転手がいるから」
だと分析しますが、

そんなデメリットがあるなら
矢印式にしなけりゃいいのに、

と思います。

 

 そして、上記で
◆対向車が多くないのに右折したい時
及び
◆【歩車分離式信号】の場合

に共通して言えることとして、概して、待ち時間が長くなる(≒スムーズに青で通過できる可能性が落ちる)デメリットがありますね。
 私はせっかちではない方ですが、無駄に待たされる😞のはどうかと思います。

 

 何かの事故がきっかけとなり、安全を追求した設定に --- 、という経緯が多いのでしょう。だったら全ての交差点をその方式にしなきゃ!という話になりかねないわけです。
 でもごく一部のものだけにしか施されていない、という実状ですよね。

 

 副作用のある”良し悪し”な制御なら不要です🙅
 結局は、気を緩めず、他車や歩行者に充分気をつけて運転 が必要ですね😉

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

《補足》 --- とは言え本質思考には有意義な要件☝
◆〔三方向矢印〕式にするねらい/動機
対向側が発進する前に右折車をある程度流すという役割が多いようです。
つまり、「対向車に向けた信号が、赤になっていること」を認知させることが伴わないと、設定の意味が大きく低下します⤵
◆青の時ではなく〔→〕信号でUターンするのは違反です🚫


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