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働き方に大きな差あり!- 公務員と民間の比較!時間の使い方も自由度も全然違う!- ワクワクする自由な働き方!公務員と民間の違いとは?

国家公務員を退職してから早1年が経過したので、この1年間で感じた公務員と民間の違いについて、色々と書いてみようと思います。

僕は前職は某省庁で国家公務員として働いていましたけど、諸事情により公務員を退職し、現在はIT企業でバックオフィス系の仕事を行っています。

IT企業だからというのもあってか、国家公務員の働き方とは完全に真反対で、この1年間で感じたギャップは大きいです。
ちょうど1年前にも似たような記事を書いていたなと思い、前回何を書いたか確認したところ、公務員と民間の違いとして
1、倒産しない安心感
2、確実に給料が上がる環境
3、休みの取りやすさ

の3つを上げていました。

1年経過して振り返ってみても、この内容については、おおむね同意です。今回は、この3つ以外に感じた、公務員と民間IT会社との違いについて、書いていこうと思います。


4、紙と筆記用具を使わない環境

公務員の仕事は基本的にPCを使いますが、PC上で作成した書類を印刷して、内容を確認して、決裁に上げて、決裁後は、文書管理のためにファイリングをして、保存期間を確認してみたいな一連の提携業務があります。
この業務の流れの中で、紙も鉛筆も毎日のように使用していました。基本的に、書類の確認は、印刷後、紙を確認して行いますが、ミスがあった場合には、その紙をシュレッダーで破棄をして、修正したものを印刷して、確認を行うようになっていました。
もちろん、人によっては画面上で確認する人も多いと思いますが、僕の肌感覚として、7割強の人間は、印刷物で確認を行っていました。だから、何度も印刷をやり直している間に、1日に部署で大量の紙が毎日のように使われ廃棄されていっていました。
民間IT会社になると、まず、そもそもとして、紙も鉛筆も使いません。文書や確認事項はすべてパソコンで完結し、文書保存についても、Confluenceとかのwikiツールを使用していましたので、特に手続きを経ることなく、すべての起案文書が自動的に保存されていきました。
この1年間で紙とか鉛筆とかを業務で使用したのは、時間にして合計で1時間もありませんし、枚数にしてもA4用紙で10枚も使用していないと思います。
当初は、この違いに困惑して、画面上での書類確認に慣れなかったですが、今となっては、データを直接検索かけたり、ChatGPTで内容確認して貰ったりと、何かとデータの状態での確認が圧倒的に便利になってしまいました。
この効率性を味わうと、もう、元の働き方には戻れないでしょう。

5、責任と裁量

1年経過して、もっとも感じる違いが、この責任と裁量であります。公務員の仕事は良くも悪くも官僚化されており、何事も決裁が必要になります。
例えば、他部署に送付する内部文書や、他部署に何か確認するにも、その確認の必要性についての部署内決裁が必要といった具合です。
基本的に裁量で処理できるものは少なく、大から小まで決裁に基づいて業務が動いていきます。
それに対して、民間IT会社になると、何事も自分で考えて決定して業務を進めていくことになります。もちろん、自由勝手になんでも進めていいわけでは無く、部署内での「相談」や「確認」を行うことは多々あります。ただ、そこに「決裁」は存在しません。
部署内での相談や確認の結果、どう仕事を進めるのかは、完全に担当者の裁量であり、そこに責任が生じてきます。
当初は、この責任の重さがキツイなと感じたこともありますが、公務員のように何事も組織内での決裁にし、責任の所在を曖昧にするよりもわかりやすく、慣れてしまえば、だいぶ自由に仕事ができるようになり、やりがいと感じるようになっています。

6、広い裁量

この裁量についてですが、とても広いです。
公務員の場合、勤務時間が例えば朝9時から17時までと決まっており、この時間内は職務に専念しなければなりませんので、怠けることは許されません。
怠ける人も一定数存在しますが、基本的には真面目な人が集まっているので、怠ける人は少ないです。
この勤務時間内に次々とやってくる業務を「作業」として延々と処理していく、それが公務員の働き方です。
一方、民間のIT会社だと勤務時間は就業規則に基づいていますが、実際にはあまり関係ありません。
出社して、日々何をするのか自分で決めて進めることができるので、極端な話、業務が落ち着いており、順調に進んでいる時には、YouTubeを見ながら働いたり、半日中テレビを見て、1時間くらい働いて帰るということもあります。
在宅勤務がこの状況をさらに促進しているわけですが、勤務時間中に部屋の掃除や洗濯、食器洗い、自炊をすることもあります。
もちろん、業務が想定以上に順調に進んでいる前提ですが、上司からの監視がなく、自由に仕事を任されているため、時間の使い方は非常に自由です。そして、その分責任ももちろん重くなります。

7、飲み会業務からの解放

これは会社によって違うかもしれませんが、公務員の時と比べると、飲み会業務がなくなったのは大きいです。飲み会業務とは、年始の新年会から始まり、春の歓送迎会、夏の暑気払い、冬の忘年会など、四半期ごとに職場での飲み会が開催されることです。
この飲み会は「業務」ではありませんが、業務時間中や休憩時間に、日程の調整やお店の予約、席順の決定、当日の司会進行や空いたグラスの管理など、非常に手間のかかる作業をしなければなりません。
特に厄介なのは、飲み会の開催について部署内での決裁が行われることです。もちろん、正式な業務のようには多くの時間は要しませんが、何で公務員になったのに、こんな公務とは言えないことをしないといけないのか反吐を出しながら飲み会業務を行っていました。
民間のIT会社でも飲み会はありますが、簡単な日程調整と店の予約をすれば済みます。
飲み会当日の席順は早い者勝ちであり、グラスの管理は個々人で好きに飲んでいいという状況です。堅苦しい挨拶もなく、飲んで騒いで解散、非常に自由な雰囲気です。
もちろん、このような飲み会の開催に決裁などは必要ありません。担当者の裁量ですべてが進められます。ちょっと面倒なのが会社での清算手続きですが、慣れればそれほど大変ではなく、10分程度で終わります。
そうそう、清算手続きを思い出しましたが、公務員の飲み会は「業務」ではないため、費用は職員の自己負担です。
年功序列で負担額は変動し、若い人だと無料またはせいぜい1000円〜2000円程度です。その代わり、上の人が1万円程度支払うことになりますが、問題は、1万円ほどの支払いで大げさに偉ぶるところです。
一方、民間のIT会社では部署内の予算で飲み会をするため、個人の負担はありません。素晴らしいですね。

以上、一年を振り返って公務員と民間の違いを4つ紹介しましたが、今回書ききれなかった違いはまだまだあります。
次回にその続きを書こうと思います。

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