ダイヤモンド・ペッパー

とうとう、シニア世代に突入の私の目を通し「本」「映画」「日常」を綴りたい〜ダイヤモンド…

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とうとう、シニア世代に突入の私の目を通し「本」「映画」「日常」を綴りたい〜ダイヤモンドの胡椒をふりかけて! そして、限られた時間の母の目を通した料理も記録していきたい。

最近の記事

詩心がなければ数学者にはなれない〜ソフィア・コワレフスカヤ (数学の教養の裏表紙より)

Prime number ~素数は 決して砕くことが出来ない。 あるがまま、孤高感漂ってかっこいい!とイメージしたり、 小川洋子著の「博士の愛した数式」でルート√ を感じたり 数字、数式の楽しみ方は計算だけではない。  「完全なる証明」は、ポアンカレ予想を証明した ロシアの数学者ペレルマンの人生が書かれてある。 フィールズ賞などを拒否し、数学界から消えたペレルマン。 とうとう森の中へと逃げてしまった変人に興味をそそられた。 数学者藤原正彦先生はYoutubeで 数学者の一

    • クレーの忘れっぽい天使 と共に 

      かなり時計が好きかもしれない。 コロナ禍、バッタもんのスマートウオッチが壊れ、 誕プレで、Apple Watchを買って貰った。実にいい。 ディスプレイはほぼ変えてないが、最近スケジュールを表示するタイプにした。 手帳、PC,スマホ、そして時計で、どうぞ忘れませんように。 「もう、予定はありません」  ちょっと切ない気もするが、今日はそのようだ。 詩人は特別だと思う。 谷川俊太郎さんは、漫画スヌーピー、 スヌーピーの人生案内などでお世話になった。 その後、しばしば、気が

      • 冬の物語(短編集)〜アフリカの日々、バベットの晩餐会の作家が書いた11の物語。

        20ページから40ページ超の11話で成り立つ一冊。 自然の描写が美しい。 決して簡単にスラスラ読めるわけではないが、 最後は投げ出さずに良かったと思える一冊。 ⭐︎ 少年水夫の話 自分のことは自分ですること。誰も助けてはくれない。 これが、少年シモンが今までの人生で学んだこと。 船のマストの先に絡まり必死にもがくハヤブサを助けたのは何故?  休暇の町で少女に恋をした。 会いたかっただけなのに人殺しをしたシモン。 ファンタジー? それとも現実? こんなことあったらいいな。

        • 「読書会という幸福」〜読書会に興味があったり、とにかく本好きの若い世代へ

          読書会を通して、広がっていく人生がいかに素敵なものか、 向井和美著「読書会という幸福」で感じて欲しい。推し本です。 実際に読書会を作るための手順 読書会についての形式、様々な作法をこの本から学ぶことが出来る。 ⭐︎ 読書会の形式は次の4つ。 1. おすすめの本を紹介し合う形式 2. 朗読を採り入れた読書会 3. 輪読形式の読書会 4. 同じ本を読んできて話し合う読書会  向井さんが経験した読書会は、 4.同じ本を読んできて話し合う読書会だ。 30年間、ほぼ欠かさず読書

        詩心がなければ数学者にはなれない〜ソフィア・コワレフスカヤ (数学の教養の裏表紙より)

          言いたいことも言えない世の中なのか、言いたいことが言える世の中なのか

          静岡県知事が新年度の挨拶で新人職員に発した言葉が不適切だとか、差別だとか、 自分の言いたいことを言うタイプの人なのでしょう。 真意は はて? 確かに、牛の世話をしたり、ものを売ったりという職種とは、全く違った仕事だ。 まあ、まあ、めくじらたてずに受け取ってあげれば良いのでは? 県職員になった新人たちへのエールとして、 皆さん、自分の力を最大限に発揮してください! では? 文読む月日の4月2日の言葉ですが、めちゃめちゃ心に染み入りました。 人には得て不得手がある。 得

          言いたいことも言えない世の中なのか、言いたいことが言える世の中なのか

          「はじめて買ったCD」〜戸惑うレコード世代は、人生のセカンドシーズンを考えた

          いつからレコードが巷から消えてしまった? CDへと移行が進む中、 家にあったLPレコードの処分に困ったことがある。 でかい円??? シャンプーハット形は、鍋敷きにも無理がありそう。 その頃、日本全国、他にも多くの困っている人たちがいたのか、 TVで、レコード盤の再生利用の特集があった。 これだ!  平面から立体へと形を変えていくLPレコード。 熱に弱い特性を逆手に取り、熱湯をかけて柔らかくしたら、こねこねする。 それなりの形をした植木鉢が出来上がった。 下手な横好きほ

          「はじめて買ったCD」〜戸惑うレコード世代は、人生のセカンドシーズンを考えた

           私の作品紹介「ホームグラウンド〜私の故郷」

          北陸特急サンダーバードが終着駅の大阪に着いた。 一番近いエスカレーターを探し、階上に位置する一番線を目指す。 そこは、大阪市内をぐるりと走る環状線の発着ホームだ。 エスカレーターは、実にゆっくりとした速度で、上っていくが、 せっかちの大阪人も先を急ぐわけでもなく、誰一人として列を乱さない。 その流れに、身を任せた。 中程まで進むと、水平走行の場所がある。 眺めていた時は、意味のない空間に思えたのに 何なんだろう、この心地よさって、ホッとする。踊り場の感覚だ。 のぼり切っ

           私の作品紹介「ホームグラウンド〜私の故郷」

          3月27日 創造〜仮想の都会noteで、エリック・ホッファーの波止場日記を思い出した。

          返報性(互恵性)の法則 というものがある。 人から何かをしてもらった時には、自分の心の中には、もらったものと 同じものを返さなければならないと思う心理が働きやすいことを指す。 日本人には、お返しの文化があることも否めないが、 数年前から、久しぶりにSNSを利用して、とても感じた。 あれ?あの人、最近どうしたんだろう? 比較的小さなSNSは、仮想の田舎の町、村のようだ。 会員同士の距離が近い。いいね!のような意思表示を貰えば、 手動でお礼のコメントを全ての人に入れる会員が多

          3月27日 創造〜仮想の都会noteで、エリック・ホッファーの波止場日記を思い出した。

          繋がるキーワード。Yes, I'm Changing♪ ♪ そしてADSL ありがとう! 

          今年からMacに切り替えた。どこを触っても自由で楽しいおもちゃ箱。 Apple MusicでBGMを選び、朝のルーチンに取り掛かる。 自分では到底、辿り着けないメロディがある。 日々、更新していく曲のリスト  「!」 ネット時代の恩恵を受け、世界が広がっていく。 ♪ Yes I'm Changing ♪ 〜 今の自分の気持ちにピッタリだ。 昨日、思わず、ネット広告に見入った。 22年間、ありがとう       日本のインターネットに変革をもたらした        Yah

          繋がるキーワード。Yes, I'm Changing♪ ♪ そしてADSL ありがとう! 

          3月25日、書き綴ること〜成熟スイッチと今年やりたい10のこと

          今年やりたい10のこと。春の連続投稿のテーマをじっと見る。 簡単そうで簡単じゃない。10個の壁が立ちはだかる。       一つめ noteを自分のお楽しみのアイテムに育てたい       二つめ 一日一善 毎年、仕事以外の目標を決めて、それを年賀状に書いて送る。 これは、大前研一氏の目標達成のやり方として、随分前に紹介されていた。 2024年の今となっては、年賀状の習慣自体が、曖昧な存在だが、 今年も形を変えて、わずかばかりの目標設定に取り入れている。 う〜ん、

          3月25日、書き綴ること〜成熟スイッチと今年やりたい10のこと

          推しの星読みライター ゆかり号行きます〜!

          毎週、金曜日、18時30分、その時刻は必ず、きっかり、守られる。 石井ゆかりさんの星読みサイトの週刊占いが更新される日時だ。 その後、「ゆかりです!」「こんばんは、ゆかり号発車の週末です」 苗字も敬称も取っ払い、「ゆかり」エトセトラのタイトルで、 アップされた次週の占いをコピペして、お疲れ様と共に仕事帰りの娘に送る。 好きなこと、もの、人 それを「推し」と言い始めたのは、いつ頃から? 気がついたら、周りは、推し!推しモード。昭和の頃はなんて言ったけかな? 私のイチオシ、追

          推しの星読みライター ゆかり号行きます〜!

          3月23日、書き綴ること〜noteを楽しむために

          noteの使い方を少しずつ知っていく。 未開の土地を突き進む探検隊のように、試行錯誤で投稿を続け、 だいたいは、だいたいで、noteフィールドを突き進んでいる。 やるぞ〜!おー!と粋がって、図書館でnote活用本を借りたが、 自分の性格を知るべし!ほぼ読まない取説の如く、活用本も流し読みで終えた。 昨日、図書館に行くと、イーゼルにnote活用本が立て掛けられていた。 あれ? これ、新しくない?? パラパラとページを繰る。 新しい機能がどんどん増えているnoteなんだもん!借

          3月23日、書き綴ること〜noteを楽しむために

          3月22日 毎朝、糧にする言葉たち

          今朝も晴れた。束の間の晴れを楽しもう! 何か作ること、自分の表現する何かを見つけた時、楽しみな状況が増えてくる。 前へ、前へ、と進むばかりが、前進にあらず。  今年、振り返りの作業をし始めてから、新たな想像、創造が生まれている。 コロナに罹ってから、ブレインフォグか?昨日、すっかりルーチンの一つ 「文読む月日」を読むことを忘れていた。3月21日の言葉の中から、 確かに、そうだな〜。この世の生活しか知らないのだ。今の名前で生きるのは、初めての経験だ。毎日が初体験!だったら

          3月22日 毎朝、糧にする言葉たち

          3月21日、伴走してくれる言葉たち

          喉を切られたね。 私の家族は、「だまされたね」をこのように言う。 これは、ジュンパ・ラヒリの著書「思い出すこと」に書かれてあった。 どこの諺なんだろう。もう〜何度、喉を切られたことか。 人生は、ロールプレイングゲームでもあるまいし、そうそう、何度も人間は騙されるもんじゃない。ましてや、ゾンビでもないんだから。 さて、では?どこで?どう見分けることが出来るのか。 甘い言葉を鵜呑みにしてしまう心理とは? 先日、知人と久しぶりに食事をした。 彼女は、一回り年上で、40年以上同じ会

          3月21日、伴走してくれる言葉たち

          中之島美術館へ、福田平八郎展

          今年、雑誌「日経おとなのOFF2024年絶対見逃せない美術展」を買った。 今まで、ネットで情報を集めていたが、 紙の情報でゆったりと自分と美術との「間」を楽しむことにした。 専門家でも何でもないし、大した画家の名前も知らない。 けれど、Don’t think, feel! 超有名な言葉通り、 何となく、惹かれるものを大切にしたと思っている。 音声ナビも一度利用してやめた。 いかにも先入観になりそうな知識を頭に詰め込んでも私には意味がない。 この世で、いかに感性を磨くことが

          中之島美術館へ、福田平八郎展

          人は川のように絶えず流れている。

          「文読む月日」〜著者:トルストイ 訳者:北御門二郎 の 3月19日の言葉たちの中で、 「富者の満足は、貧者の涙によって得られる」が 一番短くて、一番考えさせられる。 富を得たもの、貧しい者、その違いは何なのだろう。 捉え方は、さまざま、そして、その捉え方こそ、 今、自分の置かれた立場を意識したものなのだろう。 三日ほど、家を空けていた。 ちょっとした非日常は、自分を客観的に見つめるチャンスになる。 電車の中から、見える風景は、別段変わったものでないが、 なぜ、街の真ん中に

          人は川のように絶えず流れている。