意地っ張りクソガキ

口を開くとカドが立つ。素直になる練習と思って内面を公開中。気になった本の内容もメモ程度…

意地っ張りクソガキ

口を開くとカドが立つ。素直になる練習と思って内面を公開中。気になった本の内容もメモ程度にまとめたいと思っています。ジャンル:自然科学・心理学。

最近の記事

清水トークイベント〜岸〜

ゆらゆらしたものを提示する 現実がゆらゆらしている、多層性 俳句のズラシ感、多層性に共感 型、作法の存在がありつつ創作性は意識を飛ばしたところに向く 俳句の飛ばし感は清水が提示したかった現実からの逃げ道、異世界に飛べる光の窓に似ている 写真を見た人が自分の記憶、体験とつながる 俳句、短歌の引用表現や歌枕などの別のスクリーンを引き寄せる手法は親近感を感じる タイトルは見せたい人に向けて考える デザイナーの上西さん、初稿で堂々と見せたものが出来た。タイトルは言葉数少なく

    • 映画を見て~ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦~

      最高のスポ根から沢山エネルギーをいただきました。 皆様お疲れ様です。 僕はハイキュー!!はアニメで1~2年前に宮兄弟の稲荷崎高校との試合を見ていました。今日は久しぶりにその続きの音駒戦を映画館で見ることになりました。 安直な感想ですが、やっぱりスポーツ根性系作品は最高ですね。笑 屈折した魂が洗い流されてポジティブを詰めて貰ってきました。笑 ただ、ハイキュー!!は進行が濃密でバレーという競技の瞬間性を最大限に発揮している他のスポ根にはない良さを持っています。 選手の表情

      • 本棚の整理~23年度冬~

        去年の11月頃から集めてきた本達について、内容の相関や自分のなかでの解釈を整理したいので一度分類しようと思います。 書籍紹介 1.青の図鑑(2023 橋本道千代) 2.水彩画プロの裏技 (2002年 奥津国道) 3.ニッポン景観論 (2014年 アレックス・カー) 4.宮沢賢治選集 (1975年 宮沢賢治) 5.農民芸術概論綱要 (1975年 宮沢賢治) 6.メイドイントーキョー (2001年 貝島+黒田+塚本) 7.風景にさわる (2017年 長谷川浩己) 8.小さな風

        • 都市空間に生きることと人間の身体性の関係~養老孟司ReHacQ談義より

          最近養老孟司の話をyoutubeで聞くのにはまっています。RehacQというチャンネルで聞いた人間生活における身体性と都市生活についての養老先生のお話を半農半Xに絡めて紹介します。 非農業従事者=都市生活者です。 まず、都市生活とはってことですが対立概念の農業生活から考えると掴みやすいんです。農業生活とは生産活動に従事し必要があれば自力で食料にアクセスできる自給自足可能な生活のことです。 では都市生活はというと、例えば東京の人間は様々な職業に従事していますが食料の生産に関

        清水トークイベント〜岸〜

          12/19 建築学科レクチャー〜塚本由晴

          話 90年代 都市開発が始まる 上海 振る舞いは繰り返されるもの 日本の行事は四季の稲作行事に由来 今の暮らしのままじゃ駄目なんだから建築は人間の生活を変えないといけない 資源的人を産業的連関が人的資源に変えた 復興建築は東京に似た郊外の住宅 呪物連関としては被災したまま 古民家の茅葺き再生=茅場の再生=里山のメンテ ハイデガー 道具連関=道具はその関係物とともに考えられる 我思う、ゆえに我あり=連関から切り離された生活をする人間の存在定義 土中環境改善=高

          12/19 建築学科レクチャー〜塚本由晴

          服選びのsystemをつくってみる

          大学で普段友人に洋服を褒められることが多いのですが、「コーディネートしてよ!」と頼まれると意外と難しいなあと思い、、 似合うと感じたときのことを思い返して一度コーデの組み方や考え方をアウトプットしてみたいと思います。 洋服の目的 洋服のコーディネートは前提として本人の特徴により決定されるべきと思う。あくまで個人>服である。コーデの印象が個人=服や、個人<服となるようなものはあまり好ましくない。できるだけ本人の身体的特徴を活かし、人間性をにじませる衣服が理想とする。 以

          服選びのsystemをつくってみる

          11/28セミナー〜

          石川さん名言 1年目 無目的に歩く 2年目 デバイスに支配される 3年目 自分の振る舞いが描く地図の発見 5年目 やってることを振り返る 10年目 意味を見出す イサム・ノグチ 北海道 地形データ 国土地理院 JAXA デジタルサーフェスモデル 都市の人為都市と自然を接続するメディアとしての身体 ランドスケープとは 目に見えているものを何かの兆候だとみなす、敷地を成立させるより広域の環境を考える

          ハイラインの特集を読んで

          なんか気付いた話 昨日、海外のランドスケープ関連の特集を読み漁っていたときに、ふと、都会のオアシス的なニュアンスでランドスケープが紹介されている例が多い気がして違和感を感じました。NYや東京都内の屋外の緑地空間は日常生活における箸休め的な役割で、消費される存在な気がします。でも、それに嫌な感じを覚えたのは山と建物が一体の景観を作っている京都盆地の景色に憧れを感じていたからだと思います。関西に住んで居た頃は見渡せば遠くに必ず山が見えました。山をよく見て育った人と、建物と人に囲

          ハイラインの特集を読んで

          レクチャー231107〜津山さん〜

          名言集 黒いバンドがふと過ぎる 並ばせてるぞという主張 パスが環境になる マジョリティがマイノリティの集まりになった

          レクチャー231107〜津山さん〜

          ハロウィンゼミ

          レポート 基礎と上モノの対称性 めでられない部分と愛でられる部分 吹奏楽部。元は集まって意味をもったものは一人ひとり散らばって練習している姿においても意味を持つ 履歴を知ると興味をもつ 絵本という時制をもつ表現なら語れることが増える 海洋農業 遠洋漁業、海洋自衛隊で自給自足

          概要~シェア空間の設計手法~猪熊純

          シェアとはなにか 端的にゆうと、戦後の復興や高度経済成長の流れが生みだした核家族化という生活スタイルが近年では一般的になった。核家族化に伴って住宅の着工件数が最大化し、都心と郊外を鉄道でつなぐことは公共交通の利用機会を増やすという動きは私鉄やデベロッパーの投資を増やす仕組みとも言える。 地域ぐるみで行われていた冠婚葬祭は衰退し、核家族の居場所は図書館やホールといった公共施設とショッピングモールのような民間施設に回収された。生産の場としての都市、消費の場としての郊外、それを支

          概要~シェア空間の設計手法~猪熊純

          創造する背後感

          10月24日(火) 2号館4階レクチャー 大成優子さん 見えてない空間の機能を考える もりやま邱に住んだときに空間の捉え方が変わった 半径70センチ 人が入ることで周辺の空間が決まり始める 空間の統一感を揃える、幾何学的な配置 利用者は整列した動きをとる、→清潔感 一見ランダムな配置、3,4の椅子による小さなユニットを少しずつ重ね合わせる →利用者による応用を引き出したかった →初期からの変遷 会話の想像から場所の機能を考える 6 m道路の良さ 階段のステ

          講義メモ~全国総合開発計画(全総)が捉える日本の社会状況の変遷~

          日本の地域計画の歴史 □明治政府による近代化  ・琵琶湖疎水、利根運河、鉄道の敷設 □大戦景気  ・四大工業地帯 □戦後  ・復興国土計画要綱、国土総合開発法、TVAを手本とする開発計画、国民所得倍増計画  ・岩戸景気=工業化と都市化が予想以上に進む/大都市に人口と産業が集中/ 大都市以外との所得格差 □国土総合開発法→日本全国の開発計画を策定するよう定める法律*1 □全国総合開発計画(全総)=*1により1962の「一全総」を始めとし約10年ごとに開発計画をまとめ文書化し

          講義メモ~全国総合開発計画(全総)が捉える日本の社会状況の変遷~

          建築とは~タイの建築家久米さんからの学び~

          他学科からみた建築学科、 ふー。みなさま、お疲れさまです。 最近、趣味の建築雑誌集めが転じて建築学科の研究室に自由に出入りさせてもらっています。研究室に潜り込んでみると、建築学という学問の性質が自分の分子生物学という学問と根本的にスタンスが異なることをひしひしと感じます。(20:00に行っても誰かはいて自分もテキットーに作業手伝ったり勉強させてもらっている。一人暮らしの身には居場所が増えて嬉しい。) それはさておき、今日は研究室主催の聴講会の感想と考察を綴っておこうと思い

          建築とは~タイの建築家久米さんからの学び~

          書評~明日を拓く京都の実践~

          キーワード ・京都計画88 ・西山舛三(京都大学) ・片方信也(京都大学) ・木村万平 ・バブル期 ・まちこわし ・まちづくり憲章 ・まちづくりビジョン(石本幸良) ・町並み通信社 焦点 京都市における1980’s~の建設ラッシュに対して、市民と建築家・まちづくりプランナーたちの活動や議論の記録。住民運動のビジョンと各活動事例の紹介。 気になった点 □住民運動が活発すぎるが、そういった議論のコミュニティには仕事や家事で忙しい子育て世代を組み込めていたのか。<また、当

          書評~明日を拓く京都の実践~

          映画「言の葉の庭」~新海誠アンチを悔やむ~

          言の葉の庭に関して、新海誠アンチやめます 自室の机で見始めて、5分後に作者が気になって調べたら新海誠だった。 「ああああ新海誠アンチの風上にも置けない軽率な行動をとってしまった!!!」ナチュラルに素敵だと思って見始めた映画が新海誠であったことに敗北感を感じた。サムネイルからニュアンスを感じ取ってはいたが、風邪で引きこもっていた自分は美しい緑色のサムネイルに吸い込まれていた。 そもそも新海誠作品が面白くないなどと思ったことはない。ただ、「君の名は、」がもてはやされ過ぎたせい

          映画「言の葉の庭」~新海誠アンチを悔やむ~