スクリーンショット_2018-10-28_17

「食パン」のある生活

いくつもの講演で話すたび、ネットラジオを通して話すたび、いつも誰かの生活や今の時間が少しでもいいものになったらいいなと思い、「言葉」を伝えています。もちろん、少しだけ気持ちが穏やかになるだけでも。
「日常に溢れるもの」を改めて言葉にしながら、誰かの生活をコーディネートしていく提案型のエッセイです。

皆さんは、「お米」派ですか?「パン」派ですか?
私は米所で生まれ育ったせいか「一番好きな食べものは白米」と答えるほど、「お米」派です。
作りたてのお味噌汁と炊き上げた白米で迎えた朝は幸せな気持ちになります。
おかげさまで、身近では白米好きが広まり、会社内での部署異動や何か贈り物をいただくときは、お米であることが増えました。(笑)

なぜ、食パンなのか?

私は、「お米」派でありながら、パンの中で好きなのは「食パン」なのです。それは、食パンと白米って似てるなぁ…と思うからです。

■ 白米のお供:梅干し、ふりかけ、納豆、卵・・・
■ 食パンのお供:ジャム、バター、ピーナッツクリーム・・・
■ 白米で作られる代表的なもの:おにぎり(鮭・梅・こんぶ・・・)
■ 食パンで作られる代表的なもの:サンドウィッチ(BLT、チーズ、ジャム・・・)
■ 白米でアレンジされるもの:チャーハン、○○丼・・・
■ 食パンでアレンジされるもの:フレンチトースト、ピザトースト・・・

(上記は独断と偏見で整理したものですが)何が言いたいかというと、白米・食パンを基盤に考えたとき、それらを活かす「お供がいる」こと、また食する方法の「アレンジの起点になる」という価値・存在が似ていると思うのです。
白いキャンパスには何色でも乗せられるように【何にでも合わせられる】【何でも受け入れられる】という存在はとても貴重な存在で、だからこそ、原料や素材にこだわることで、どんどん良くなるし美味しくなる…職人魂が燃えるものだと勝手に感じたりしています。

「食パン」を堪能する

最近は「生食パン」などという言葉をよく耳にします。スーパーなどで食パンを数百円で買い朝ごはんで(急いで)頬張る!という食し方から(笑)、食パンを「堪能する」という時代になっているんだな、と感じるこの頃。
少しずつシンプルに生きていこうという風潮の中で「よいものをいただく」というライフスタイルがパンにも反映されているのかもしれません。
確かに、美味しい食パンを食べると感動するし、幸せな気持ちになります。
私が個人的に頂いた食パンで、感動したお店を少しご紹介。

■ 俺のBakery&Cafe 恵比寿
公式HP:http://www.oreno.co.jp/restaurant/bakery_cafe_ebisu/
■ Dans Dix ans | ダンディゾン
公式HP:http://www.dans10ans.net/
■ まるい食パン専門店
公式HP:http://tsuruyapan.jp/%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%84%E9%A3%9F%E3%83%91%E3%83%B3%E5%B0%82%E9%96%80%E5%BA%97.html

社会的に話題になった有名なお店から、都内・地方にあるお店をご紹介。
どれも美味しさに感動しましたが、特に「まるい食パン専門店」。
主人と滋賀県に旅行した際に訪れたお店。柔らかさと美味しさに感動して2日間連続で訪れ、朝ごはんとして頂きました。(笑)
もちろんお土産でも購入し、自分なりにアレンジしてみたのがこの記事の写真。やっぱりお店で食べる出来たてのフワフワ食パンには敵わない。

さいごに

個人的に、パン屋さんって本屋さんの次に長く居れる場所だな、と思ったり。(笑)
パン屋さんって、子供たちが大好きだし、お腹が空いてなくても何となくパンを眺めていたいし、空間が温かくて、なんかワクワクする。
そして、街の中に「パン屋さん」があると不思議と安心する。すごい場所。
お米もパンも、シンプルだからこそ極められていくものであり、受ける感動もより一層深い。そして、衣・住のスタイルまでも変えることができる力があるスーパーな食べ物だと思うのです。

カリッと焼き上げたトーストの上に溶かされたバターの香り。
明日から始まる1週間を、そんな香りで包まれた朝で迎えてみませんか。

※ 文中に出てくる企業・組織・番組名等は著者と関係ありません。
※ あくまで私見であり、個人的感想です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?