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移住したい場所かもしれない

さぁ出発。ザーッ。えええぇ!?いきなりの豪雨。自転車に荷物を積みながら内心をいをいをーいと思っていた。

幸い屋根があったので濡れはしなかった。これで出発していたらズブ濡れになっていただろう。間一髪。恐ろしい。

濡れると厄介なのは、滑ること、スピード出せないこと、荷物が悲惨な状態になること、洋服がびしょ濡れになり荷物になること&臭くなること。

特に靴は本当に悲惨。一回臭ってしまうと終わりだ。どんなにファブリーズをしてもダメだろう。もしかしたらコインランドリーの靴洗濯というのをやれば回復するかもしれないが。

雨は数十分で止み、ギリギリチェックアウトのタイミングに間に合った。路面はまだびしょびしょで水たまりになってる部分もあった。

旦那に近づき過ぎると後輪の水はねをくらうので、いつも以上に距離をあけなければならなかった。

海沿いの国道は景色が遠くまで見渡せる。一部どんよりとした雨雲の下が霞んでいた。その横では青空さえ覗いている。雲が雨を降らせているということを実感できる光景だった。

久しぶりに漕いだからか自分的に間違った漕ぎ方をしていたようで膝が痛くなりだした。一度痛くなりだすと痛み止めを飲むか貼るかしない限り痛みが引くことはない。

おまけに気圧のせいなのか、枕が合わなかったせいなのかはわからないがヒドイ頭痛。自転車が弾む度に頭に響いて吐き気さえ感じる。

気になっていた十六羅漢岩は国道からすぐだったのだが、今度バイクで来ることにした。あまり無理をしてのちに響いても困るからだ。

鳥海山はずーっと雲に隠れていた。膝の痛みもピークに達してきていた。そしてようやく酒田市に入った。

国道をおりて市街地へ向かう。だんだんと日が暮れてきていた。まわりが水田となり稲が少し黄色味を帯びてきているなぁと遠くまで目線をやるとそこには鳥海山が顔を出していた。

夕陽に染まりはじめ、青をほんのり残しながらもピンクのような紫のような柔らかな空に抱かれていた。パステル。なんて優しい。

道を挟んだ反対側では力強い夕陽が輝き、雲の隙間から漏れ出す光は一直線にわたしの心を貫いた。思わず足が止まってしまった。

この自転車旅で1番の風景だった。旦那もそう思ったらしい。もしかしたらわたしたちはこの酒田市に移住してしまうかもしれない。

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