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知人の親戚の家に知人がいないにも関わらず泊まった

日本海夕日ラインをひたすら走る。 雨がどこからか流されてきているようだ。左頬を雨粒がほちほちと打つ。

市街地を抜けるとまるでディズニーランドのアトラクションのような岩場の下を通る。意外にアップダウンが激しい。かなりの角度の坂がいくつもある。

トンネルも多い。トンネルはできるだけ早く抜けたい。どこを走ってるのか分からなくなるような感覚にたまに陥るから危険だ。

雨がけっこう降ってきた。雨雲ごと流れてきてしまったようだ。トンネルの一段高くなった歩道に自転車をあげ雨足が弱まるまで待った。

完全に止んではいなかったが進むことにした。雨に焦らされるようにとにかくペダルを漕ぐ。風も向かい風。なかなか進まない。

寺泊に市場があった。知人が教えてくれた魚のアメ横だ。食べ歩けるように焼いたイカや魚がさしてある。急に食欲が湧いてきた。

番屋汁という聞いたことのない汁物をいただいた。大きめのプラ椀に入って200円と安い。いわゆるアラ汁だ。沁みる。

イカ焼きとイカネギさつま揚げも食べた。お腹が満たされて眠くなってきた。が、前に進む。今日は知人の親戚の家を訪問することになっているからだ。

次に寄ったのは道の駅天領の里。広い駐車場のわりには小さな売店とお食事処しかなかった。公園のようにもなっていたが先を急いだ。

親戚のおうちはここからすぐだった。国道を挟んだ海の目の前。景色の良いおうちだった。来ることがしっかりと伝えられていたためすぐに迎え入れていただけた。

ジュースとお菓子を出していただき、台風情報を見ながらたわいもない話をしていた。とても気さくな方々で話しやすい。

午後3時をまわった頃、そろそろお暇しないと柏崎に着く前に台風が来てしまう。「そろそろ…」と話を切り出すと「泊まっていけ」と間髪入れずに返された。

どうやら知人のお母様が昨日の時点で泊めてあげてと連絡していたらしい。今日もわざわざ連絡してくださっていた。

知人からも二回おじさんに電話を入れてくれていた。本当に頭の下がる思いだ。何かお手伝いをと土嚢作りを少しだけ手伝った。

「お風呂沸いてるので先に…」と控えめな奥様に言われるとなんだか旅館に宿泊しているような気になって来た。

旅館のようなお夕飯を用意していただいた。甘エビのお刺身にスズキの揚げ物。甘エビの頭が入った出汁のきいた汁物。デザートには自家製のイチジクといたれり尽せり。

お腹も心も満たされて旦那が眠くなると布団をひいて寝なさいと居間をあけてくださいました。

今夜は心から満たされた1日となりました。お布団が気持ちいい。

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