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1人48時間テレビ 132kmライド

昨日は日本海の波の音と世界遺産の白神山地に抱かれてかなり熟睡することができた。(120km漕いだから疲れただけかもしれないが)

テントも素早くたためるようになった。荷物も素早く自転車に詰めるようになった。水も汲む。必ず走る前にはトイレに行くことも忘れない。だんだんとこの生活に順応してきてるなぁ。

わたしはトイレに行くことが嫌いだった。極力あの空間に行きたくない。だからトイレはギリギリまで行かないタイプだった。でも海外では行けるときに行っておかないと大変な目に遭うということを学んだ。旅はいろいろと自分を変えていくのに便利だ。

今日は秋田市まで行く。ここから132km。いままでで1番長い。不安とウキウキが入り混じる。よし、行こう。

まだ空が紫色を帯びている間に出発。少し肌寒いが走っている間に身体は温まるだろう。同じ服を着て5日目。そろそろ着替えたい。

最初にたどり着いたのは道の駅はちもり。湧き水が湧いている小さな道の駅だ。湧き水は柔らかくてクセがなく美味しい。

朝ごはんはここで食べることにした。お手洗いも済ませてそんなに長居せずに走ることにした。食べたら眠くなってしまうから。

今日はいつも以上に集中しなくてはならない。家にいると食べた後の眠気に勝てず寝てしまうが、自転車に乗り国道を走っていると眠気はすっとんでいってしまう。

どこまでも続くアップダウンアップダウン。坂を見るたびに心が砕かれるよう。それでも天気に追われているので足を止めるわけにはいかない。秋田県に入った。

次なる道の駅はみねはまポンポコ101。トマトが安かったのでふたりで食べた。少しだけ体力が回復したような。某ゲームで薬草を使ったような感じだろうか。初期には有効だがゲームが進むにつれてあまり使わなくなる。

だんだんと集中力がなくなってきていた。薬草は体力は回復させるが気力はしないらしい。ひたすら白い線を追う。

街が少し栄だした、能代市の市街地に入ったようだ。当初の予定ではここで雨待機のはずだった。だが、能代市には安く泊まれる宿泊施設がない。

集中力が切れ始めたのか工事のカラーコーン当たってしまった。一旦休憩を入れなくては。少し走るとザ・ビッグというわたしたちお気に入りのスーパーがあった。

そこでしばし休憩。「食べなきゃ」そう思ったのは人生で何回目だろうか。大半の時間を「食べないようにしなきゃ」に費やしてきたわたしだ。

三色アイスバーとクリームパンとレーズンパンでカロリーを入れた。いわばわたしたちのガソリン。食べた後には眠くなるので早々に退散。

さらに集中して漕ぐ。とにかく漕ぐ。お腹のなかでガソリンが徐々に減って行くのが分かるような気がした。

秋田市に近づくとまわりの風景が水田ばかりになった。さすがは米どころ。水田の奥には深い緑をした山々。あれは鳥海山だろうか。

もうすぐフィナーレ。頭の中ではサライが流れ始めていた。こんなに集中し、体力を使ったのはいつくらいだろうか。

汗を流すため銭湯に駆け込んだ。星乃湯という昔ながらの銭湯だ。大人360円。このあいだ行った銭湯よりも安かった。入り口から男女が別になっていた。

なかに入ると入り口側に番頭さんがいた。お金を払おうとしたら「2人?」と聞かれた。反対側にはちょうど旦那。2人分支払って入った。

目の前は脱衣所。おばあさん2人がこちらの言葉で話していた。上にある棚には常連客の荷物がびっしりと置かれている。置きお風呂セットだ。

イスとケロリン。なんだかほっとする。シャワーは固定でプッシュ式のお湯と水。ここも古き良き銭湯だった。

お湯は暑すぎてほぼ浸かれず。一瞬肩まで沈むだけでも皮膚が痛かった。荷物をまとめてぼーっとしてると番頭のおばあさんが「出ますよ」って。旦那が出たことを知らせてくれた。

公園へ行き、夜風で火照った身体を冷ましたのちネットカフェへ。今日もソフトクリーム三昧で眠りに落ちた。

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