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勝つため、パフォーマンスを向上させるために、食事をどうよくするか【DNSな人々その②~公認スポーツ栄養士・坂本美沙子】

サイエンスに基づき、正しい成分を用いたサプリメントをアスリートに提供する。

そんなDNSの考えを支える存在が、栄養士。彼ら彼女らの主な役割は、スポーツの現場に出向き、アスリートがパフォーマンスアップするために栄養面から食生活のアドバイスを行うことです。

DNSの管理栄養士の一人・坂本美沙子は公認スポーツ栄養士の資格を持ち、契約しているアスリートやチームの選手達のパフォーマンスを食事と栄養の面から支えるプロフェッショナル。

彼女はなぜこの仕事に就き、どんな魅力を感じて頑張っているのでしょう。

将来はスポーツ栄養士を目指したい。

坂本は佐賀県唐津市出身。もともと料理を作ること、食べることが好きだったことから、高校時代に栄養士の道を志します。

スポーツ栄養士の仕事に興味を持ったのは高校3年のころ、ある大学のオープンキャンパスに出かけた時のことでした。

大学の掲示板に、プロ野球のホークスのサポートをしているスポーツ栄養士の方が紹介されていて、存在を知ったことがきっかけでした。私も小学校からバスケをやっていて、スポーツが大好き。だから、スポーツにまつわる栄養サポートを仕事にしたいと考えるようになりました。

熊本県立大学の環境共生学部に進学。管理栄養士の資格取得を目指し、栄養学を学び始めました。しかし大学で「将来はスポーツ栄養士を目指したい」という話をしたところ「スポーツ栄養士ではなかなか食べていけないよ」と言われてしまいます。

じゃあ何になったらいいんだろう?

迷ったものの、コツコツと栄養学の勉強を続けました。

スポーツ栄養士がサポートするのは、一部のトップアスリートだけではありません。一般の人や子どもなども含めてスポーツを楽しむ人はたくさんおり、そういった人達のサポートを何かしらできれば、と考えました。そしてスポーツ栄養士になることを想定し、運動生理学の研究室に入りました。

大学卒業後は、熊本にある健康増進・介護予防分野の事業に取り組む企業に入社。栄養士として自治体の健康指導や企業での栄養指導を行うことに加え、無償で高校の野球部やサッカー部に出向き、栄養サポートを行っていました。

在職中に、公認スポーツ栄養士の資格を取得。合格率約3割といわれる狭き門を突破し、晴れてスポーツ栄養士の資格を得ることができました。

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それをきっかけに、心は一気にスポーツ栄養へと傾いていきます。

もっと本格的にアスリート向けの栄養指導をしたい。

そう考えた坂本は、上京をきっかけに、2018年、DNSを展開していた株式会社ドームに転職しました。これが坂本とDNSの出会いです。

結果を出すために何を優先させるか。

その後はプロスポーツチームや大学の運動部、個人の契約アスリートを相手に本格的な栄養サポートに取り組み、今に至ります。

もちろん栄養の知識は大切ですが、連携が重要。私はDNSから派遣されている立場であって、チームが雇用したスタッフとは違います。限られた訪問頻度の中でサポートを行う必要があるので、監督さんやコーチングスタッフ、トレーナーさんとの情報共有や意思疎通は欠かせません。また競技によっては、外国人選手と接することもあります。食習慣が違いますし、言葉の問題もあり、コミュニケーションには気を使いました。

トップクラスのアスリートの場合、食事に対する多くの知識や、自分なりの考え方がある場合も多いもの。決して自分の考えを押しつけず、より良くするため方法を探ることを意識したそう。

坂本は、栄養サポートにおける一般人とアスリートの取り組み方の違いを、このように語ります。

結果を出すために何を優先させるかが異なります。そもそも、食事だけで必要な栄養を摂り切れないアスリートも多い。必要な栄養を摂るには食事量を増やす必要がある中で『大量に食べられない』『たくさん食べたら、その後の動きに影響する』という声をよく聞きます。そこで考えなくてはいけないのが『どの栄養素を優先して摂るか』。要は糖質とたんぱく質ですね。一般の人向けならば『栄養バランスを考えて野菜をたくさん食べましょう』といった指導になることが多いですが、それをそのままアスリートに適用すると、必要な糖質とたんぱく質を十分に摂り切れず、目的を達成できなくなる。そのため、場合によっては糖質とたんぱく質を優先的に摂る食事をさせて、他に必要なビタミンやミネラル類などはサプリメントで補う、というような工夫が必要になります。

スポーツ栄養の指導は、勝つため、パフォーマンスを向上させるために、食事をどうよくするかを考えることが大事。その点が、一般向けの指導とはまったく異なるのです。

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夢見た現場での仕事を経て、感じたことはいろいろとありました。この仕事ならではの面白さについて、彼女はこう語ります。

選手の目標に向けた栄養摂取を計画・実践し、結果が出た時に、選手やスタッフと喜びを共有できること。それがスポーツ栄養士の仕事の魅力です。

アスリートが優れたパフォーマンスを発揮するには、トレーニングのみならず、いい食事と質の高いサプリメントによる身体作りが欠かせません。その大切さを伝えるのが、栄養士の大事な仕事です。

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坂本は、DNSの「人を進化させる」というコンセプトの実現に、決して欠かすことのできない存在といえるでしょう。

次回はDNSの「戦う管理栄養士」兼マーケティング担当・飯澤拓樹の登場です。お楽しみに!





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