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視点の自由研究No.131「視点_会社とは」

昨年、新たなメンバーを加えた弊社。ようやく一年が過ぎたあたりで、そのメンバーが新天地へ旅立つことになりました。ご家族の関係ということもあり円満な送り出しになりましたが、一年を通して様々なことが起き、そしていろいろな学びがありました。一番大きく考えたことは会社としての動き方でした。今回は、新たなメンバーが加わったことから得た経験を書いてみようと思います。
雇う側と働く側の想いのお話しです。

「経営視点」

フリーランスに近い会社経営である我が社。最初に行ったことは経営のマインドを持ってもらうことからでした。雇う側から見た時に他の会社とは違い、フリーランスとしての売り上げの作り方を意識してもらう必要がある、そんな話をした覚えがあります。
ここに大きな食い違いがすでに生まれていたことに後になって気づきます。
小さくとも会社経営をしているのを客観的に見れば、そこには普通の賃金体系があると思うのは当然です。ですが、経営している側から見ていると会社の運営自体が苦労の連続です。よほどの業績が維持できない限り、成長はもとより維持することも厳しいと言えるのが本音です。
しかし、働く側から見れば、その領域を意識するということがなかなかに厳しい。起業するくらいの気持ちでお願いしたつもりが、単なる転職の一つという感覚があるのは当然のことでした。この差がお互いの想いのすれ違いを招くことになったと今では思います。

「会社で働く」

ここ三年を振り返っても社会情勢は目まぐるしく変わりました。さらにこれからは人口減少が如実に現実化して行きます。様々な業種で人手不足が深刻な問題になりつつあり、経営はこれからさらに様々な手腕が問われてくるでしょう。

そうした中で会社で働くこと自体が、かつてのような安心かつ安全なことを維持するのが容易ではなくなってきているのかもしれません。多くの会社で副業を認めていたり、リモートワークが認めらる中で働く時間や場所も自由になっていくことは、かつての家族型からジョブ型への加速を起こしました。

そうしたタイミングの起業でしたので、心持ちやマインドがフリーランスとして確立していくのが早かったのでしょう。

「会社とは」

会社を経営していく中で、仲間が加わったこと、そこでの仕事の考え方を再度見つめることができました。

仕事の本質は、利害の異なる者同士のモチベーションを調整し、マネジメントし、最適解を見つけること。

会社もかつての家族的な意味合いではもう成り立たなくなる今、それぞれの想い、モチベーションをいかに同じ方向へ目線を合わせられるか?
会社としての経営を改めて考えるいい機会となった「雇う」という経験でした。
この経験を次に活かすことが今後のカギになります。


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