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【自己責任を自虐として捉えない】

今日は

『自己責任を自虐として捉えない』

について考察していきます。


昔会社の上司から
自己責任の心構えを
脊髄に染み込むまで
叩き込まれました。


印象的な格言が

「雨や雪が降っても自分の責任」

「郵便ポストが朱色である事も自分の責任」

「インドでおばあちゃんが転倒しても自分の責任」

etc

どんな状況下でも
自分が覚悟を決めて
責任を取る姿勢です。


言葉だけ聞くと
カッコいい表現です。

頭では理解していても
いざ実際に自分が責任を背負う
となれば躊躇するものです。


上記の事例では

「天候」

「社会の仕組み」

「国外で無関係の出来事」

全て自分の力だけでは
コントロール出来ない事です。


※HAARPによる地球物理学兵器で
 人工的に気象を操作する等を行えば
 コントロール出来るかもしれませんが
 ここでは割愛させて頂きます。


私も当初は

「なぜ天候等の外部要因が
 自分の責任になるのか
 全く理解出来ず腹立たしい(笑)」


「郵便ポストが朱色であろうとなかろうと
 他者や周囲の事は自分には関係ない
 勝手にしたら良いのでは」


「インドのおばあちゃんは正直
 どうしようもないでしょう(笑)」

etc

グギギっとなって
摩擦と葛藤を抱えていました。


中には

「分かりました、雨や雪も全て自分の責任です
 自分が笑顔で振る舞っていれば外の天気も
 晴れ晴れしていた事に違いないです
 お天道様は全てお見通しです」


「自分の不甲斐なさがみっともない
 社会の仕組みを変えられる要素が
 ありながら非力な自分が悔しいです」


「自分が未熟者かつ不束者ゆえに
 エネルギーや波動が世界に届かず
 好循環でない現状に責任を感じます」

etc

自分を強く責めています。


一見自己責任のように思えますが
実は自虐状態になっています。


自虐に陥りやすいのは

「元々自己責任の意識が強い」

「否定される事が怖い」

場合です。


元々自己責任の意識が強いと
全てに対して責任を背負う氣概が
働いて罪悪感に苛まれます。

否定される事が怖いと
身構えてしまって
自己バリアを作ります。


ここまでは自己責任の範囲が
まだ近い状況です。

しかし
自己責任の範囲を遠くし過ぎると
被害者意識が表れてきます。

最悪自虐ルーティンを繰り返し
自己防衛を発動するようになります。


極端な例ですが

「はいはい、分かりました
 全部自己責任で対応しますね」

「全部自分に非があるんです
 責任を取れば良いのですね」

「どうせ何をしても変わらないから
 とりあえず自分の責任にしておこう」

etc

不貞腐れた態度を
取るようになります。


こうなるともはや
自己責任ではありません。

最終的に責任転嫁に走り
他者責任に変貌します。

自己責任が自虐や他者責任へと
陥らない為にも見極めが必要です。


自己責任を適切に扱う
アプローチは下記の3つです。

1.自分の言行には自己責任で挑む

2.自己責任の範囲を近くに留める

3.感謝に置き換えて敬意を表す


1.自分の言行には自己責任で挑む

   極々初歩的な事ですが
   自分の思考&感情&発言&行動を
   一致させるようにします。

   他者や周囲の事を氣にする前に
   自分自身の事を深く知る事です。
  
   いわゆるセルフリーディングです。

   相手や社会をどうこう言う前に
   自分に対して約束を守ります。

2.自己責任の範囲を近くに留める

   自己コントロール出来ない事は
   範囲が遠すぎてどうにもなりません。

   まずは自分が責任を取れる範囲で
   対処していくように努めます。

   自分とその周囲辺りから始めると
   ストレスを抱える事も少ないです。

   いきなり社会や世界に対して
   コミットメントしても
   大きな影響は与えられません。

   地道な土台を重ねていきながら
   自己責任の範囲を少しずつ広げて
   認知してもらうようにします。

   日々1ミリずつ進化向上です。

3.感謝に置き換えて敬意を表す

   特に相手に対して責任転嫁
   しそうになった時が有効です。

   怒りや憎しみの感情が湧くと
   お互いにとって良い事は
   何一つありません。
   
   自己責任で対処出来ないと
   感じた場合に感謝の氣持ちを
   表すと心が落ち着きます。

   目の前の人のおかげて
   事が上手く進んでいるので
   本当に有難い事だと捉えたら
   視点が変わります。

   ニュートラルな状態で
   達観して認識出来ます。


現実的なアクションは
自分と他者に感謝の氣持ちで
向き合うようにする事です。

面と向かって言葉にして
伝える事で深みが増します。

口頭で抵抗がある場合は
1日の振り返りとして
ノートに書き留めて
声に出す事でも良いです。


自己責任は無理して
大きく考え過ぎる必要は
全くありません。

自分の出来る範囲から始めて
氣楽に楽しむ事で十分です。


自虐ではなく感謝で
敬意を表していきましょう。

最後までお読み頂き
ありがとうございます。


追伸
あなたにとって「自己責任」を
どう捉えているか教えてください。

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