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「出会い、生まれる、じてんしゃ旅」 世界36カ国90000km を旅してきた自転車冒険家が、今回目指すのは生き 方の冒険。 財布を持たず、見通しを持たず、持つのはコーヒー… もっと読む
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2018年9月の記事一覧

子どもの失敗の見まもりかた。

子どもの失敗の見まもりかた。

冬に札幌に講演で呼んでもらったときに、東京の仲間の紹介で、講演を聞きに来てくださったサムズバイクの奈美さん。そのときは、まだお店はOPENしていなく改装中だった。

名前のとおりサムズバイクのオーナーは奈美さんの旦那さんであったサムさんだった。そして創業25年のこのバイクショップは北海道だけでなく、全国でも名の知られた名物ショップだったのだ。

彼が若くして突然亡くなり、奈美さんがお店を改装して新

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コーヒーだけに落としちゃったね・・・。

コーヒーだけに落としちゃったね・・・。

あぁ。。。

自転車のうしろに積んでいるバッグのフラップを開けてため息が漏れた。
カフェのための装備と荷物が入っているそのバッグ。小樽で買ったはずのSATO BLEND BIEN CAFEのコーヒー豆が袋ごと無くなっていた。

札幌、大通り公園までの60kmを走り終えて、ホット一息つこうかと、後ろを振り返ったときに嫌な予感がしたのだ。いつも締まっているはずの、バックルが外れてストラップが垂れ下がっ

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高倉健とこだわりの崩壊

高倉健とこだわりの崩壊

「高倉健の話を聞いてくるといいですよ!」

こんな紹介の仕方があるだろうか。それもお店のコーヒーの味とか、焙煎へのこだわりとかではなく、高倉健のお話とは。こういう変化球を投げてくる人はしぃーらない!と言えるくらいの男を目指すなんてつもりはサラサラなく、絶対行きます!と伝えSATO BLEND bien cafeに自転車を走らせた。

住宅街のまんなか。それも自宅建物の地下。看板なんてものはなく、ガ

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場所で人は変わる。種類も心も変わる。

場所で人は変わる。種類も心も変わる。

*dailylife観光地編翌日また小樽運河沿いに向かった。青空から太陽の光が落ちる運河と古い倉庫街は、昨日とはうってかわって明るさが目に飛び込んでくる。遊覧船も観光客を乗せて流れていた。

友だちに教えてもらったのだが、この小樽運河はアーティストに向けて開かれた場所だそうで、現地に到着すると昨日は誰も居なかった運河沿いにさまざまな露天が並んでいた。ポストカード、インスピレーション習字、小さな手作

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自分に負けたときがスタート。

自分に負けたときがスタート。

完全に負けた。自分に負けた。
恥ずかしくなってしまって、人目が気になってしまって、結局FacebookのLIVE放送で誰も来ないですー!というネタにするという逃げに走った。情けないったらありゃしない。店を閉まって、しょうがないわと裏道から商店街をあとにした。

(↓小樽に入ったときから)

小樽に到着してそのまま人通りが多い商店街へ自転車を走らせた。駅前も商店街も閑散としていて、ちょっとコーヒーを

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躊躇なくあげられるオトナたち。

躊躇なくあげられるオトナたち。

*SPROUT今回の旅は、どこかメッセンジャー(メッセージの配達人)のようだ。
ちょうどニセコに近づいていくタイミングで、友だちのゆうこちゃんから「私が行ったすんごく素敵なカフェがあるので行ってほしいです!」
とメッセージが届き、こういうのは時代の便利さだなFacebookページからそのお店に、こうこうこういうことしてます!うかがいます!とメッセージを出すと、丁寧なメッセージの最後に、楽しみにお待

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タマゴを割るように、踏み出せばいい。

タマゴを割るように、踏み出せばいい。

(前回はニセコのめぐちゃんの家にお世話になることになったとこから)

起きたー!久しぶりの屋根!久しぶりの布団!そしてあったかいお風呂!なんて気持ちがよいのだ!旅人として生きるとこんな当たり前が幸せになるのだ。(日常生活に戻るとあっという間に忘れて当たり前のことになってしまうのは秘密だ。秘密にしとかないとみんな旅してくれないかも!)

おいしい朝ごはん(これはもうブレックファーストやな!おしゃれや

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