昨日の輪郭

彼方の曙光が知らせる
月花の眠りに
夜空を溶かす
忘れた調べが
泡になる
波打つ思い
君のピアス
冷たくて 
優しくて
消えかけた
昨日の私を
そっと撫でた
幻をあげたい
美しく繊細な心
脆く儚げなその瞳に酔う
足りない何かに
惑わされて
そっとため息をつく

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