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本棚に魚本

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魚をはじめとする水棲生物、食材としての魚介類を扱った書籍について語ります。書評とか読書感想文とかそんなんではなく、本に関する雑談だと思って読んで下さい。
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#ととけん

[本棚に魚本] 美しい貝殻 (図鑑)

[本棚に魚本] 美しい貝殻 (図鑑)

『美しい貝殻』 奥谷喬司監修 (学研教育出版)

A5サイズで130ページ弱のお手軽な貝殻図鑑。
数多くの世界の貝殻が掲載されており、嬉しいことにオールカラーで本体価格560円!お値段もお手軽ゆえ、本屋さんで見つけてパラパラとめくって即購入に至った一冊。

最初に貝の基礎知識が写真や図と共に分かりやすく説明されており、貝初心者にはとても有り難い。貝に関する用語集まで付いている!

そして、その後は

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[本棚に魚本] 旬の魚を食べ歩く (ノンフィクション)

[本棚に魚本] 旬の魚を食べ歩く (ノンフィクション)

『旬の魚を食べ歩く』 斎藤潤著 (光文社新書)

著者が全国各地でその時が旬の魚介を使った郷土料理を食べる、という本。
各季節ごとに4〜5種類の魚介が取り上げられているが、タイ、アジ、サケ、カキなど全て日本人にはお馴染みの魚介なので、著者が食べた郷土料理の味の想像がつきやすい分、読み進めながら何度も「食べたい〜!」と心の中で叫んでしまった。
中には知らない郷土料理もたくさんあったが、それらについて

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[本棚に魚本] 都会の里海 東京湾 (ノンフィクション)

[本棚に魚本] 都会の里海 東京湾 (ノンフィクション)

『都会の里海 東京湾 人・文化・生き物』 木村尚著 (中公新書ラクレ)

福岡生まれ、福岡育ちの私には縁もゆかりも無い東京湾。
しかし、日本テレビの『鉄腕DASH』の影響で、行ったことも無いのにどこか親しみを感じる東京湾。
そして、そんな『鉄腕DASH』でお馴染みの木村尚さんの著書がコチラ!

タイトルの通り、主役は東京湾ではあるものの、帯の写真にいきなりゴブリンシャーク、魚好きが食いつかないわ

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[本棚に魚本] アンコウの顔はなぜデカい (ノンフィクション)

[本棚に魚本] アンコウの顔はなぜデカい (ノンフィクション)

『アンコウの顔はなぜデカい』 鈴木克美・文、小林安雅・写真 (山と渓谷社)

この本は妹からクリスマスプレゼントに貰ったもの。
何年前だったかな?
まさに、いつかのメリークリスマス。

表紙の色使いやタイトルのフォント、「なんでも食べちゃうゾ」というふきだし。
子供向けかな?と思いきや、子供には難しい単語がたくさん出てきて、恐らく大人向け。しかし、漢字には小まめにふり仮名がふってあるので、もしかし

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[本棚に魚本] 魚の文化史 (ノンフィクション)

[本棚に魚本] 魚の文化史 (ノンフィクション)

『魚の文化史』矢野憲一 著 (講談社学術文庫)

この本との出会いは博物館だった。
福岡市博物館で「釣り道楽の世界」という展示会をやっていた時に、この特別展のグッズや関連商品を売っている売店に置いてあったのだ。
他にも釣りや魚に関する書籍は多数あったが、何故かこの本だけ輝いて見えたため、購入。

タイトル、装丁に加え、著者が「伊勢神宮に奉職」というプロフィールから、小難しい本かなと少し身構えたが、

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