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僕が半年間、ほぼ毎日保育園の送り迎えをしてよかったと思うこと

息子が今年4月に保育園に入園して以来、僕はほぼ毎日送り迎えをしています。その中で感じた「よかったこと」について書いてみます。

送迎は一般的にママが担うことが多いです。実際、息子が通う保育園でもママが圧倒的多数なので、ほぼ毎日送迎をする僕はちょと珍しいかもしれません。周りに女性ばかりいる環境に初めは気まずさを感じましたが、今はもう慣れて余裕です。


行き帰りは、子どもとのコミュニケーションタイムだ!

自宅から園まではベビーカーで徒歩5分ほど。短い時間ですが、この5分が息子との大切なひとときなのです。

室内でも息子とはよく遊ぶけど、外の風を浴びるのは気持ちがいいもの。日の光、風の香り、草花の美しい色合い、時に雨が降ったりと外にはいろんな刺激があります。

ベビーカーを押す間、僕は黙っていません。歌を歌うし、「大きなトラックが走ってくるね」など、目に写ったものを言葉にして息子に語りかけます。

「空に浮かぶ雲の形がかわいいね」「風が気持ちいいね」「雨が降りそうだね」など、まだ言葉を理解できない息子に向かって、僕はとにかく話しかける。僕が言葉を発すると、息子はニコッとして「アー、アー」と何かを僕に伝えようとしてくるんです。

春の入園後は梅雨、夏、そして秋と季節の変化も楽しみました。梅雨にはレインコートを着て、ベビーカーには雨カバーをかぶせて出かけます。雨粒がカバーのビニールに当たるときに発するポツ、ポツという音がなんとも言えず好き。息子も雨の調べを味わってくれると嬉しいな。

ほんのちょっとの時間だけど、その限られた時間を息子のために使う。その5分は、息子とふたりっきりのコミュニケーションタイムなんです。

余談ですが、ベビーカーの操作が上達します。狭いところをさっと通れるようになるし、雨の日もおてのもの。

最初は操作が苦手すぎて少しの段差で突っかかっていたけど、ここは「習うより慣れろ」の精神が大切。毎日毎日やっていたら、誰でも上手くなると思う。

子どもの「いつもの状態」を意識するようになった

保育園に預けた後、息子のお世話をしてくれるのは保育士さんです。「お願いします」と言って息子を渡すとき、保育士さんには息子の様子を連絡帳と口頭で伝えるんです。

内容は、食欲はあるか、発熱していないか、便のかたさはどうかなど。保育士さんはその報告をふまえて、食べるものや園での過ごし方に注意するといった判断ができる。なので、この「体調報告」はかなり重要なことだと僕は思います。

同様に、お迎えの時には保育士さんから息子の様子の報告を受けます。便がゆるかったとか、食欲がイマイチだったとか、熱が37.4度と際どい感じだったとか、この食べ物をパクパク食べていた、などです。

驚いたのが、息子がゆかりごはんが好きなこと。妻も僕もゆかりが苦手で食卓に出したことがないのに、なぜ息子が好んでいるのか不思議でした。意外な発見!

息子の様子をめぐる保育士さんとのやりとりを通じて、僕は息子の体調や気持ちの変化を見ようとする意識が高まったんです。大切なのが、「いつもの状態」を知ること。病気の時にはだいたい「いつもと違うな」と感じて気がつくものなので。

それに、息子の様子を伝え合う過程で生まれる保育士さんとの何気ない会話も必要だと感じます。お互いに感情を持つ人間だからね。意思疎通をしっかりして、信頼関係を築いていくんです。

自宅では見られない子どもの一面を知れる

息子は保育園で集団生活を送ります。家ではお気に入りのおもちゃをひとりじめできても、園ではそうはいかない。時に喧嘩になりそうになったり、泣いたりする。パパとママしかいない家ではそんな姿を見ることができません。だからこそ、とっても新鮮なんです。

息子はひとりで黙々と遊ぶタイプだと思っていたんですが、あるときお迎えに行くと、息子がほかの園児と並んでおもちゃで遊んでいたんですね。これは意外でした。

僕が一番驚いたのが、息子が眠くて布団に横になったときに、同じクラスの女の子が息子の体をトントンして寝かしつけようとするのを見たときです。まだ1歳なのに、仲間意識があるのか!って。それにしても息子よ、そんなに小さいうちから女の子にモテるのか。

奥さんから「今日はこうだったんだよ」と報告を受けるのもいいのですが、自分の目で見る方が感動します!

半年間のほぼ毎日の送迎を通じて、生活にメリハリが出たし、息子との絆も深まりました。これからも送迎をしながら働くパパであろう。


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