真夏の影と入道雲と。

画像1 影さえ焦げてしまうような真夏の午後。誰もいない公園。小さな笑顔が待ち遠しくなる。
画像2 光を閉じ込めたような、こんな小さな木漏れ日は、あの夏を思い出す。大きな帽子をかぶって、鳴く蝉を追いかけていたあの頃。いつも僕の網をするりとかわしたあの蝉たちは、どんな夏を過ごしたのだろう。
画像3 追いかけて、いつしかあきらめて、かき氷を食べていた頃。あの頃と今も変わらないものは、もうあの入道雲だけかもしれない。
画像4 それでも夏はやって来る。そして今日がまた、想い出に変わる。それでも変わらないものは、この気持ちも同じかもしれない。そして、こんな気持ちが、いつか、輝くものに変わってゆく。

最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一