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海外のミステリーを読んでいます。海外物はよく「いったい誰なんだよ?」と人物名を忘れて分…

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海外のミステリーを読んでいます。海外物はよく「いったい誰なんだよ?」と人物名を忘れて分からなくなるので,相関図を書いています。これで,本を読むスピードが速くなりました。

最近の記事

熊と踊れ/アンデシュ・ルースルンド, ステファン・トゥンベリ

 凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセンの三人の兄弟。独立した彼らは、軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手する。その目的とは、史上例のない銀行強盗計画を決行することだった――。連続する容赦無い襲撃。市警のブロンクス警部は、事件解決に執念を燃やすが……。はたして勝つのは兄弟か、警察か。  緻密かつ大胆な犯行で警察を翻弄し、次々と銀行を襲撃していくレオたち。その暴力の扱い方は少年時代に父から学んだものだった。 かつて彼らに何がおこったのか。そして今、

    • 座席ナンバー7Aの恐怖/セバスチャン・フィツェック

      娘を救いたければ、お前の乗っている旅客機を落とせ! 脅迫される精神科医、誘拐犯を追う女医。犯人は機内にいるのか、それとも……。ショック満載、息もつかせぬドイツ最強のサスペンス! 相関図 【感想】 ドイツ最強のパニック小説だそうで。主人公は飛行機恐怖症,臨月の娘は誘拐,監禁され,飛行機を墜落させるように脅迫される。主人公の元恋人は結婚式前日に巻き込まれ,犯人と娘を捜し。 確かにみんなパニック状態だ(*´ー`) 飛行機内という狭い空間,地上の元恋人とは携帯で連絡するという限定

      • 英国屋敷の二通の遺書/R・V・ラーム

        英国人が建築し、代々の主が非業の死を遂げたグレイブルック荘。数々の事件を解決した元警官のアスレヤは、財産家の主バスカーに請われて屋敷を訪れた。バスカーは何者かに命を狙われ、二通の遺書を書いていた。自分の死が不自然か否かによって、内容の違うどちらかが効力を持つ。それが一族や隣人たちの心をざわめかせるなか、ついに敷地内の礼拝堂で殺人が! だがアスレヤをさらに困惑させる事態が発生し……。 インドの霧深い谷に建つ呪われた屋敷。 命を狙われた財産家が用意した二通の遺書。 パーティの夜

        • ローズ・コード/ケイト・クイン

          第二次世界大戦下、社交界の令嬢オスラは国に召喚され、ブレッチリー・パークに辿り着く。 そこには秘密裏にドイツの暗号解読に挑む政府暗号学校があった。 オスラは下町育ちのマブ、パズルの名手ベスと知り合い友情を育むが、ある事件から3人に悲劇が訪れ―― 7年後、オスラは差出人不明の暗号文を受け取る。 それはかつて自分を裏切った友人が助けを求める手紙で……。 陰謀渦巻く歴史ミステリー! 相関図 【感想】 分厚い,だがこれは面白い!二次大戦中,暗号解読に従事した女性3人。王女,あばず

        熊と踊れ/アンデシュ・ルースルンド, ステファン・トゥンベリ

          オシリスの眼/オースティン・フリーマン

          エジプト学者ベリンガムが不可解な状況で忽然と姿を消してから二年が経った。生死不明の失踪者をめぐって相続問題が持ち上がった折も折、各地でバラバラになった人間の骨が発見される。はたして殺害されたベリンガムの死体なのか?複雑怪奇なミステリに、法医学者探偵ジョン・ソーンダイク博士は証拠を集め、緻密な論証を積み重ねて事件の真相に迫っていく。英国探偵小説の古典名作。 相関図 【感想】 ソーンダイク博士のシリーズ長編。エジプト学者の失踪,死亡。死亡の仕方,遺体の安置場所まで決めた風変わ

          オシリスの眼/オースティン・フリーマン

          最上階の殺人/アントニイ・バークリー

          閑静な住宅街、四階建てフラットの最上階で女性の絞殺死体が発見された。現場の状況から警察は物盗りの犯行と断定し、容疑者を絞り込んでいく。一方、捜査に同行していた小説家ロジャー・シェリンガムは、事件をフラットの住人の誰かによる巧妙な計画殺人と推理し、被害者の姪を秘書に雇うと調査に乗り出す! 心躍る謎解きの先に予測不能の結末が待ち受けるシリーズ屈指の傑作。 エッセイ=真田啓介/解説=阿津川辰海 相関図 【感想】 1931年発行だから探偵小説時代の全盛期。小説家:探偵シュリンガム

          最上階の殺人/アントニイ・バークリー

          厳寒之棺/孫沁文

          華文ミステリ界の“密室の王“第一長篇 上海郊外の湖畔に建つ陸家の館で殺人事件が起こる。現場は大雨で水没した地下室で完全な密室だった!  天才漫画家探偵・安?(あんしん)登場 相関図 この本は非常に親切で,巻頭に登場人物表が図にしてあるし,年齢まで書いてあります。また,館の見取り図も載っていてわかりやすい。 【感想】 中国のミステリ。場所は上海。館,密室殺人,怪奇と来れば本格ものが好きな人は惹かれるだろう。ヒロインは声優,被害者はオタク,探偵役は漫画家と今風だ。密室殺人→平

          厳寒之棺/孫沁文

          死刑執行のノート/ダニヤ・クカフカ

          アンセル・パッカーの死刑執行まで残り12時間。 「完全な善人も、完全な悪人もいない、だれもが生きるチャンスを与えられてしかるべきだ」彼はそう信じている。 獄中で密かに温めた逃亡計画もある――。 母ラヴェンダー、元妻の双子の妹ヘイゼル、ニューヨーク州警察捜査官サフィ、3人の女性の心の軌跡が〈連続殺人犯〉の虚像と実像を浮き彫りにする。 エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)最優秀長篇賞 受賞作 相関図 【感想】 ミステリーというより3人の女性+殺人犯の心理を書く文学作品だろう

          死刑執行のノート/ダニヤ・クカフカ

          処刑台広場の女/マーティン・エドワーズ

          1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。彼女は、自分が突きとめた殺人者を死に追いやっている――。レイチェルの秘密を暴こうとする新聞記者ジェイコブは、密室での奇妙な自殺や、ショー上演中の焼死といった不可解な事件に巻き込まれる。一連の事件の真犯人はレイチェルなのか?真実は全て“処刑台広場”に。 英国推理小説界の巨匠による極上の謎解きミステリ。 相関図 ネタバレするので一部書いてないところがあります。

          処刑台広場の女/マーティン・エドワーズ

          天使の遊戯/アンドリュー・テイラー

          晩秋のロンドンで、四歳の少女ルーシーが何者かにさらわれた。誘拐犯からの接触がないまま、翌日、切断された手だけが発見され、警察を嘲笑うかのように、その後も凶行は連続する。だが、犯人の真の狙いは、想像を絶するものだった!最後に明かされる衝撃の事実が事件を一変させる、戦慄のサスペンス。 相関図

          天使の遊戯/アンドリュー・テイラー

          裏切り/シャルロッテ・リンク

          スコットランド・ヤードの女性刑事ケイト・リンヴィルが休暇を取り、生家のあるヨークシャーに戻ってきたのは、父親でヨークシャー警察元警部・リチャードが惨殺されたためだった。名警部だった彼は、刑務所送りにした人間の復讐の手にかかったのだろうというのが地元警察の読みだった。激しい暴行を受け自宅で殺されていた父。いったい誰が、なぜ……? 本国で160万部超の大ベストセラーとなったドイツミステリの女帝による傑作。 相関図

          裏切り/シャルロッテ・リンク

          カラス殺人事件/サラ・ヤーウッド・ラヴェット

          ネル・ワード博士の専門は生態学。断じて殺人ではない。しかし英国の田舎町の荘園領主ソフィ・クロウズが殺され、事態は一変。現場で動植物の調査をしていたネルは第一容疑者になる。ジェームズ刑事からの疑いを晴らすために、同僚のアダムとともに生き物の専門知識を駆使して真犯人に迫るが…。これは何年も前から仕組まれてきた罠なのか? サスペンスフルでキュートで知的。先が見えない超絶コージーミステリ。 相関図 若干ネタバレっぽいので注意 カラス殺人事件だがカラスは出てこない。被害者の名前がクロ

          カラス殺人事件/サラ・ヤーウッド・ラヴェット

          ファイアフォックス/クレイグ・トーマス

          最高速度マッハ5以上、レーダーを無力化し、ミサイルを脳波で操るミグ31ファイアフォックス。ソ連が開発したこの最新鋭戦闘機は、西側に計り知れぬ脅威を与えた。 かくてCIAとSISは、機の秘密を奪うべく大胆不敵な作戦を立案する。厳重な警戒網を突破して、ファイアフォックスを盗み出そうというのだ。任務に赴くのは、傑出した操縦技術を持つ米空軍のパイロット、ミッチェル・ガント。輸出業者に変装した彼は、単身モスクワへ潜入するが……!  驚異の戦闘機をめぐって展開する白熱の攻防戦——サスペン

          ファイアフォックス/クレイグ・トーマス

          高い砦/デズモンド・バグリイ

          ハイジャックされた飛行機が降り立つ先は、峻険な峰が連なるアンデス山中だった。機体はひどく損傷し、犯人らは死亡。かろうじて生き残ったオハラたち九名は、高山病に苦しみながらも救助を求め山を下り始めた。そんな一行を、突如銃撃が襲う。 絶体絶命の危地に立たされた彼らは,手先の材料から石弓と投石機を作り上げ,ライフルと機関銃に,果敢にも立ち向かっていった。 東西ミステリーベスト100第21位 相関図

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          弁護士アイゼンベルク 突破口/アンドレアス・フェーア

          凄腕の女性弁護士アイゼンベルクは、映画プロデューサーのユーディットから弁護を依頼される。ログハウスにプラスチック爆弾を仕掛け、滞在していた恋人を遠隔操作で爆殺した容疑で逮捕されたというのだ。無実を主張するユーディットの弁護を引き受けるが、彼女の自宅からは爆弾と起爆装置が発見され、さらに何かを隠しているようで……。鋭い洞察力と行動力を武器に奔走する敏腕弁護士の活躍を描く、一気読み必至のエンターテインメント! 相関図

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          針の眼/ケン・フォレット

          上陸地点はカレーかノルマンディか。英国内で活動していたドイツの情報将校ヘンリーは、連合軍のヨーロッパ進攻に関する重大機密を入手、直接アドルフ・ヒトラーに報告するため祖国を目指す。英国陸軍情報部の追跡を振り切り、U=ボートの待つ嵐の海へ船を出したが…。第二次大戦下、史上最大の上陸作戦を成功に導いた、知られざる「英雄」の物語。 MWA最優秀長編賞受賞作。 相関図

          針の眼/ケン・フォレット