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無知の恥

私は、今、
知らないということで恥をかいている。

私は今、マレーシアの大学で勉強をしている。

海外で学ぶという経験を得て私は、
日本では教えてもらえない、
日本の歴史に触れている。

『第二次世界大戦』
日本は、被害者だろうか?加害者だろうか?

私の立場として、
日本は、加害者であると思う。

しかし、日本の歴史教育下では、
そのことを実感することができない。

それは、日本政府が
日本がどこでどのような攻撃をしたかを
隠しているからだ。

私は、マレーシアにきて、初めて、
日本がマレーシアに侵攻したことを知った。

漠然と日本がアジアを植民地として
扱っていたことは知っていた。

しかし、日本がどのように侵略し、
どのような被害をそこに住んでいる人に与え、
どのくらいの期間人々に影響を与えたのか、
私たちは、知らない。

クラスで
『マレーシアに日本が侵攻してきたことについてあなたはどのように知っている?』と聞かれたとき、
私は、『知らない』と答える。

どれだけ恥ずかしいことだろうか。
被害を受けた国で加害国で生まれ育った私は、
『知らない』と答ている。

被害国側では、
明確に日本の侵略について教えるのに、
加害国側の日本は、全てを隠している。

しかし、そのことを日本語で調べようとすると
情報は手に入れることができない…

グローバル化が叫ばれる現代において、
それがいかに恥ずかしいことか…

このままでいいんだろうか?

隠されて、知らないでいることは、
幸せなことかもしれない。

しかし、私は、マレーシアで恥をかいてる。

日本人なのに、私は、
日本がどのように第二次世界大戦時に
海外に被害を与えたのか、知れないでいる。

平和な社会を作るために、
戦争教育をおろそかにしてはならないと私は思う。

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