赤ちゃんの心の声に耳を傾ける
1歳前くらいには乳前歯が萌出し
前歯部でのかみ合わせができてきます。
手づかみ食べが盛んになり前歯部のかみ合わせ部分で
食べ物をかじり取ることを覚えていきます。
まだまだ手と口の協調運動発達が未熟なため
手づかみ食べを始めた頃には大きな食べ物でも前歯を使わずに
手のひら全体で口の奥へ押し込んでしまったり
指で口の中に入れ込んでしまったりすることもあります。
この動きを繰り返しながら徐々に前歯を使って
自分の口に合った適量の食べ物をかじり取ること(咬断)を
覚えていきます。
前歯でかじり取ることで前歯の歯根の周りにある
神経線維(歯根膜)から食べ物の物性を感知し、
それに応じて噛む力を調節することを覚えていきます。
口の中へ詰め込みすぎたり食べこぼしをしながら、
自分の一口量を覚えて手づかみが上手になるとともに、
食具(スプーンやフォーク)を使って食べる動きを覚えていきます。
本日の「赤ちゃんの心の声に耳を傾ける」は以上です。
ありがとうございました。
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