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私大病院4〜医療保護入院・患者編〜

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薬で意識を朦朧とさせながら、というか意識なんてほぼない状態で、泣いて、喚いて、取り押さえられて、閉鎖病棟に入れられた(らしい)。

第一志望の、どうしても行きたかった学校を受験できなくなること、そもそも心身が重くてだるくて辛くて勉強なんてまるでできていなかったけど、受験が中途半端に終わること、それによって自己効力感がまた手に入らないまま生きること、それら全てが本当につらかった。


靴紐も、パジャマのウエストの紐も、紐という紐全て、何もかもが禁止だった。
2週間くらい経って、「落ち着いた」と判断されたあと、イヤホンはかろうじて、日中だけ許可された。

携帯電話ももちろん禁止で、数日経ったら本は許可されたけど、読書するほどの集中力なんてなかった。
やることなんて一つもなかった。

そんな病棟にいた、何人かの他の患者さんのお話。


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