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京都で食べたもの(2023〜2024)

最近浅い眠りで見る夢に友達や同僚だった人が不思議な組み合わせ(実際には重なり合わないところの人達がごちゃ混ぜで)たくさん出てくる。別れを脳が整理しているんだろうか。


2020年以降、私は都内では外食しなくなったけど(元々食い道楽で時間さえあれば食べに出ていた)、京都でリスクが低い環境が作れる場合には慎重に美味しいものを楽しんできた。この3月にも店内一人の貸し切り状態でね。

京料理のきちんとしたお店は、味覚嗅覚をやられるとまずいって職人さんがちゃんとわかっているからしっかりマスクをしている。自分の身体も感覚も技術も商売道具なんだよ。その価値がわかる人はしっかり感染対策している。だから信頼できる。味も含めてね。私はそういうお店を選んで訪問している。
基本的には馴染みのお店に繰り返し通う形なんだけど、新しいお店を選ぶ時のポイントは、観光客団体客が使わない、アクセスが悪いとか奥まったところにあるとか、知ってる人馴染みの個人客を中心に「会食というより味、食べるため」に自費で一人でも通うような落ち着いたところを選ぶこと(価格帯も安すぎるところも高すぎるところも避ける。料亭は会食接待利用が多いから)。そして昼(夜だと周りに酒込みで大声で話す客が来るリスクがある)、12時から13時半位のピーク時間帯をずらすとだいぶ良い。
一番よく通ったお店は店内にCO2モニターを置いていて、「希望があればいつでもドアを開けて換気します」等店内にメッセージも貼ってあった。消毒剤も置いてあるしトイレもいつもきれいで良かった。
京都は行政が出している空気感染対策マニュアルもかなりしっかりしている。きちんとしたお店は参照しているし対応しているよ。https://www.pref.kyoto.jp/shisetsucluster/clustersample_iryoukikan.html

笑顔で愛情たっぷりの飛沫をふんだんにかけていただいたウイルスや菌まみれのものは、私は絶対、食べたくない。


私は基本的には一人で行ってカウンター席(前にはマスクをした職人さんしか来ない)、食べるものが来て食べている時以外はずっとマスクの状態。馴染みの店は私が感染リスクを気にしていること知っているし、他の客が入っている時は距離をあけてくださる(混む時間には行かないし)。新規のお店に行く時も、予約時に通気のよい会話をする客とは離れたところにしてほしいと伝えている(あとは生ものを変えてほしいということも)。
きちんとニーズを伝えて、対話して互いにメリットのある状態を目指すほうが生産的じゃない?
私は食い道楽で美味しいものにはそれなりにお金も出すけど、リスクの高い環境には死んでも行きたくないしそんなところで絶対お金は使わない。でも、安全を脅かされないところなら行くし、払うし、定期的に通うようになる。
生ものだって、当日に出てきて食べられないって無駄にするより、予め伝えて食べられるものに変えていただくほうがお店にとっても(生ごみを出さずに済むし)いいじゃない?私、わりと板さんとかマスター達にかわいがられることが多いんだけど、それは食いっぷりがいいからだと思う。自分が作ったものを喜んできれいに平らげられると、作り手は嬉しいんだよ。食べられなくて残すより、食べられるものに変えたほうがいい。ちゃんと事前に伝えてね。

一人じゃない時は先生か先輩、信頼できる人とだけ。やっぱり場所も選ぶし、食べる時以外はすぐマスクをしている(し来たものはすぐ食べる)。2020年以降、先生とは紅茶のお店でよく会っていた。基本的に観光客が京都に来て紅茶のお店行こうってなることは少ないし、紅茶専門店に通う層は基本的に落ち着いている(河原町のミスリムは混んでいるからパンデミック以降行っていない)。


●年始
この頃はこんなことになるとは思っていなかったな。5類化の話もノーマスクごり押しもまだ出ていなかった気がする。

1/7 七草粥。先生と屋外で。西院春日神社。
1/9 先生と。紅茶のお店で。

●3月
2月に5類化方向が出てマスクも個人の自由とするという「ことになった」頃。管理職に授業で生徒にマスクを求めることを禁止され、翌年の授業を行えなくなった。組織の敵を追い出すための受けないことがわかっている時間割で追い出しもかけられ、人権委員会へ相談に行った。そして手続きの後逃げ出して先生に会った。

3/5 先生と。パティスリーで。
カウンター。店内一人の貸し切り状態で。先日訪問したのと同じ店。
3/7 

●5月
人権委員会は機能せず、パワハラの存在は見向きもされず不合理な時間割も説明も無しに不合理ではないとされた挙句、法人は離職理由にパワハラを利用した。絶望し終わりを決め、最後に(授業期間なのでなかなかタイミングが合わず三大祭で唯一見られていなかった)葵祭を見ておこうと上洛。

5/16 馴染みの店のカウンター。
お造りを変えてもらった。
5/17 先輩と。個室にしてもらった。

先生ともお茶しているはずなんだけど写真を忘れたようで辿れない。

●7月
5月に聞いた先生の個展に合わせて上洛。

7/9 カレー友達のお店で。開業祝いを渡しに行った。
7/12 先輩と。カウンター。
7/14 いつもの馴染みのお店で。カウンター。
お造りを変えてもらった。

先生は個展でお忙しかったし、会場はカフェでノーマスクだらけだったから絵を見て挨拶してプレゼントを渡して即逃げ出した。

●1月
年末に終えられず、2日に耳がおかしくなり逃げ出した。法人とのやり取り(人権委員会から逸された監査)も11月末に不毛なまま終わり、道が変わることは無くなったのでもう誰にも合わない。

2024 1/4 カウンター。
蒸しちらし寿司


追記
新宿御苑のcurry 草枕さんが、店主の嗅覚障害を理由に廃業するそうだ。
4月中は既存客のみの予約営業とのことで、昔のラッシー券があればなと探しかけたんだけど、そもそもイートインもだし、ノーマスクに囲まれながらあの細くて狭い階段で待つことを考えるだけで背筋が凍り、とてもとても無理だった。
桜の時期は特に混んでいたよな。

私はスパイス、カレー好きで、(かつての)都内の外食はカレー率が非常に高かった。
草枕さんはインドカレーとは違う系統のスパイスカレーで、米もバスマティライスじゃないんだけど、北海道から粘度の低いものを取り寄せて使っていて、独自の世界観があって良かった。付近に定期的に通っていたこともあって、よく行ったな。
もう全て過去のことだけど。

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