【読書レビュー】熱狂することに恐れる貴方にぜひ読んでほしい『死ぬこと以外かすり傷』
『死ぬこと以外かすり傷』、
たったこの10文字の言葉に衝撃を受けた。
そうか、『死ななければ』何回でも挑戦できると。
この本の編集者は、箕輪厚介さんという早稲田大学第一文学部を卒業し双葉社に入社した、とある1人の編集者の『仕事への熱狂』を書き綴った本である。
編集者の箕輪厚介さんは、(以下、彼とする)
「熱狂できること」を探し、「手を動かし」仕事と向き合うことの重要性を訴えている。
この時代に必要な人は3歳児だ!
別によちよち歩きの3歳児が世界を創り出すとか、そういう話ではなく、自分の本能のままに、熱中できることに『狂え!』、『絶望を感じなから信じて走り抜け!』ということらしい。
2021年、世界はコロナウイルス🦠という前代未聞のウイルスによって私たちの生活様式は大きく変わってしまった。
『テレワーク』や『オンライン授業』といった、これまで対面で実施されてきた数多くの事柄が『非対面』で行われ、私たちのこれまでの当たり前は『見直され』ている。
この新しい世界の開幕によって、私たちの『はたらきかた』も疑問視され始めてきた。
誰もが名を知る大企業や公務員など、終身雇用で年功序列の将来安泰と呼ばれていた『スーパーサラリーマン』が『スーパーサラリーマン』と呼べない時代になってしまった。
ベンチャー企業や若手社長など、小さな規模でも大きなイノベーションを起こす人々が生まれ、彼らの輝きながらする『仕事ぶり』に魅力される人も出てきた。
死ぬこと以外かすり傷
とはよく言ったもんだ。
これからの時代は、
熱中できることにどれだけ狂えるか
が最良の仕事を見つける鍵となるだろう。
編集者である彼は、
『才能カクテルが飲み放題』で
自分で『ストーリーを作れる』、
『人の感情に対する嗅覚を磨ける』
そんな強みを持てる『編集者』としての仕事に狂っているようだ。
今後、世界ではロボットが人間の大半の仕事を大替するようになることが予想される。
こんな時に
熱狂にまみれて生きる
ことで、人間が新たに価値を生み出すのではないか。
熱狂したいが背中を押してほしい!
そんな人にはぴったりの一冊だと思う。
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