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癌治療と乾燥肌の関係。医者に質問する事。

本日は癌治療と乾燥肌について。

“私は、僕は癌じゃないから”って思ってる方も、病気について少しでも理解がある事で患者さんやその患者の家族は心が安心します。

“病気だから可哀想”と思われるよりも
“そんなあなたを誇らしい”とその方の人生をリスペクトしてもらえる方が嬉しいという患者さんも沢山いらっしゃるとおもいます。

今回の記事が少しでも知識を深める役に立てれば嬉しいです😌


日本でも年々癌患者が増えています。
結腸直腸癌、肺がん、胃がん、前立腺癌、乳がんは特に日本では多いです。
2020年時点で癌と診断された患者は100万人を超えています。(日本だけで)です。


オーストラリアも癌患者がかなり多いため、私が働いているHealth store でも
”Hey I am looking for a good moisturizer for my friend who is having chemotherapy." ( 癌治療中のお友達へのスキンケア何がいい?)
こういう質問が良くあります。

お客さんとこのようなお話しする度に、
食べたい物を食べられる事、
自由に外に出られる事が
選択肢が沢山ある事がどれだけ贅沢な事なんだろうと感じさせられますし、だから一生懸命生きようと心を奮い立たされます。

癌治療で乾燥肌になる理由は以下の通りです。

  • 放射線治療によって皮膚の一部も放射線を受ける為、皮膚が乾燥しむけやすくなったり、痒くなる、赤くなる事があります。日焼けをした後のような感じです。まれに、浮腫んだり、痛みを伴う、皮膚がしっとりし過ぎる事もあります(モイスト リアクション)

  • 幹細胞移植はGVHDという病気を起こすことがあり、それが皮膚の問題につながります。(赤くなる、水いぼ、皮膚が厚くなる)

  • 免疫治療は癌患者によく使われる治療法で、体の免疫システムを抑制することによって癌細胞の増殖を抑えます。皮膚は免疫を司る臓器でもあります。薬で免疫を抑えるといいうことはバリアの役割をしている皮膚も弱くなります。広範囲に渡り皮膚が赤くなったり、カサカサになります。

  • ターゲット治療も癌治療で使われる療法の一つです。体の中にある癌を増殖させている特定の物質(プロテイン)にアプローチします。この治療も乾燥肌、爪が弱くなることがあります。

このように癌治療に乾燥肌や皮膚の問題はつきものです。
どんなスキンケア商品が合うかは人それぞれです。

人によってはオーガニック商品でもエッセンシャルオイルを使っていると
皮膚が荒れやすかったりします。

また、アーモンドオイルで炎症を起こすケースもあります。


癌治療前にお医者さんに以下のようなことを聞くのもお勧めです。

  • 治療をすることで皮膚や、爪の変化はあるか?どんなふうに変化するか?

  • もし副作用や症状が出てしまった場合、それを和らげる為にどんな事をお家でできるか?

  • どんなスキンケア商品をつかって良いか?

もし、広範囲に渡り皮膚が赤くなった場合は直ぐにお医者さんに相談数る事をおすすめします。

事前にお医者さんに相談することで、乾燥肌対策もできますし
乾燥肌が副作用として現れるのを知っているのといないのとでは心の持ちようも違うとおもいます。

今日はここまでにします🙌
少しでもこういう情報が役に立てばなぁと思います。



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