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脳ー腸軸🧠オーストラリアでは知ってて当たり前🇦🇺

みなさん、脳-腸軸って知ってますか?
英語ではThe brain- gut axisと言います。

インスタにもこの内容を載せています。

脳と消化器官をつなぐ迷走神経という神経があります。

Vagus (迷走神経)は脳神経の中で最も長い神経で脳から心臓、肺、胃、胆嚢、脾臓、膵臓、腸、直腸、腎臓、膀胱、生殖器まで伸びています🙌

この神経がメインで脳と腸は常にコミュニケーションを取ってます。この脳ー腸軸は自律神経に左右されています。
例えば、ストレスがかかると
脳は戦いモードになります

交感神経(緊張状態)
脳はライオンに追われている状態と錯覚します。


もちろんライオンに追われてる時に
“お腹すいた” “トイレ行きたい” なんて考えられるわけないですよね?

脳から迷走神経に指令が行き
排泄、排尿、消化、吸収をストップさせます。

テストや試合など短期間のストレスはそこまで健康への支障はありません。
むしろ、大切だったりします。

しかし、長期間のストレスは脳ー腸軸のバランスを壊します。
🟰
脳と腸が上手くコミュニケーションを取れなくなります。

そうすると、
消化吸収が上手くできなくなったり
便秘、下痢が長く続いて腸内環境が悪化したり
免疫が下がったり
不安、鬱
睡眠不足
のリスクが高くなります。

腸内環境とメンタルヘルスは強くリンクしています。
なぜかと言うと、
腸で約95%のセロトニンが作られるからです。
セロトニンは精神安定ホルモン
と言われており、精神的健康を保つ上で欠かせないものです。
抗生物質を服用しすぎたり、慢性便秘or 下痢などで有用な腸内細菌が枯渇したり、
慢性ストレスによって腸でこのホルモンを充分に作られなくなります。

近年では精神疾患はライフスタイルと食事がかなり関係しているという研究が多く
実際、
数年前からオーストラリア&ニュージーランドの精神科医の初期治療ステップが
“食事とライフスタイルの改善”になりました。

なぜかと言うと食事改善で症状の改善が多く見られたからです。

これはオーストラリアの大学が研究に参加して得られたデータです。
食事習慣を改善するほど鬱の症状が改善しました。
この原因の一つに脳ー腸軸が改善した背景もあるでしょう。

オーストラリアは脳ー腸軸の研究がかなり盛んです。
だからか、一般人でも脳ー腸軸を知っています。

職場でも
お客さん:
抗生物質後なんだけど。
ピロリ菌でトリプルセラピー後なんだけど。
どんな株の細菌が必要?
多分脳-腸軸に異常があるのか感情が上手くコントロールできない。

という質問が後を絶えません。

腸と免疫の関係や腸と肺の関係もかなり面白いですが、今日はここまでにします😌

臨床栄養カウンセリングに興味がある方は
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